ロマン派🥀 今日を生きられない

現実と非現実を行き来する憂鬱な日記

5月のそよ風

2018-05-10 | みんなの花図鑑

5月は、過ごしやすい良い季節ですね。暑くもなく寒くもなく、って昔から思っていました。.. でも今年の5月は強風が吹いたり、昨日(5/8)まで3日連続 雨降りだったり、また変に寒かったりして天候不順ですね。

普通の5月にしてくれ、残り20日くらいは!
と、お天道様に大声で頼んでますけどどうでしょうか。



ハクチョウソウ(白蝶草)、ガウラとも。

雨にたたられて3日撮れなかったのですが、今日は撮影が出来ました。

白蝶草と紛らわしい名前の花はこれ、



ハクチョウゲ。白丁花と書きます。(みん花ジャンルの読者さんの、、間違わない、当たり前のことをいちいち書くなという声が聞こえる) これは5/4 に撮りました。これ以外は全て今日(5/9)撮った写真を載せて行きます。


白蝶草は花期が始まったばかりのようで、茎がまだじゅうぶん伸びてませんでした。

民家の花壇の花を道路ぎわから写しています。



オルレヤ。 オルラヤって表記もあるんですけどどっちが普通なんでしょ?





なでしこ、ダイアンサス。  母の日によく贈られるカーネーションはナデシコ科ナデシコ属なので、仲間なのかな。・・ま、なでしこは自生してる河原撫子ぐらいしか興味ないからどっちでもいいです。




昼間だというのにユウゲショウが堂々と咲いていました。野生化した花だから、勝手に咲いてるのだと思います。
そしてこれも、花壇に侵入して勝手に生えてる・・




昼咲き月見草。今、道端でもどこでも旺盛に咲いてるのを見ます。もとは観賞用だったのがすっかり野生化してしまいました。

さて、花壇の花に少々飽きてきて、私の中の「木の花を撮りたい症候群」がうずき始めました。
花の公園がすぐ近くなので、車で行くことにしました。




公園に着いてまず撮ったのがこれですが、判りますでしょうか。・・クスノキ。大木なのに小さな小さな花が満開です。そして結構いい匂いが漂ってくるんです。木の全景も撮るつもりでしたが忘れた.....



バイカウツギ。これも芳香のある花木ですが、あんまり好みでは・・




ここで、、知らない人には興味深いかもですが、知ってる人にはどうでもいい話をします。

5月のことを「皐月」と言います。皐月とは旧暦の5月のことです。すると、厳密には今月は皐月ではありません。  旧暦(太陰太陽暦と言って良いと思います)は、新暦(私たちがカレンダーで見る こよみ のこと)より1〜2ヶ月、後ろへずれます。(前にずれる、という話は聞いたことがない)
太陰暦は月の運行(満ち欠けの周期)をもとにした暦で、それだと ひと月が29日か30日、1年が354日になります。そのまま年月が経つと こよみと季節がずれて行き、農耕などに支障を来たします。そこで我が国では太陰暦をもとにしつつ太陽の運行( 誤解を招く、、、太陽の周りを回る地球の周期)も考慮に入れて、「太陰太陽暦」(数年に一度、閏月が入り、1年が13月になる)を取り入れました。今から千年以上前の話です。 暦法は何度も改定されながら、明治5年に太陽暦に切り替えられるまで、「旧暦」が続いたわけです。
要約下手な私が暦法のことを書くと、とんでもなく長く、かつ間違いを一杯やらかすことになるのでこの辺でやめます。言いたかったのは、、「皐月」は現代の こよみ に当てはめると、大体6月ぐらいの時期だということです。(年によって幅があります) ・・Wiki によると2018年の皐月は、6月14日から7月12日となるようです。まさに梅雨の時期、五月晴れ(さつきばれ)とは梅雨の晴れ間のこと、五月雨(さみだれ)とは梅雨、または梅雨らしい雨、が本来の意味となります。


さてと、花写真に戻ろう....



イロハカエデの翼果が色づいてました。



これは始め、タニウツギ(Weigela hortensis)としていましたが、写真の花は色が暗紅色で、タニウツギのようではない...  ヤブウツギ(Weigela floribunda)に近いと思い修正しておきます。






しだれ桜に早くも実が。



敢えて逆光で撮り、よく分からない花姿になったエニシダ。

↓これは順光です



「木の花を撮りたい症候群」も収まりました。

今年の5月、一番いい季節は、清々しい日々に 〜 そよ風が優しく微笑んでくれるような〜 なって欲しいなぁ。


久しぶりに音楽を載せます。
メンデルスゾーンのピアノ曲、「5月のそよ風」。2分ほどの爽やかな曲です。