はー、悲しい。やりきれない。
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聖火リレーは「偽りの復興」、五輪に複雑な思い抱く双葉町民
<time class="Header__informationDate" style="box-sizing: inherit; display: inline;">3/4(水) 14:18</time>
Yahoo!ニュース
</header><article data-version="1.0" class="Article" style="letter-spacing: normal; -webkit-tap-highlight-color: rgba(26, 26, 26, 0.301961); -webkit-text-size-adjust: auto; box-sizing: inherit; margin-top: 16px; margin-bottom: 16px;">
福島県双葉町では3月下旬に行なわれる聖火リレーに向けて、沿道の整備が続いている。
だが地元の人々は、うわべだけ飾り立てても復興には程遠いと話す。双葉町に立地する福島第1原発では依然廃炉作業が続いている。
大沼勇治さんは原発事故で避難した。 大沼さんは、町が政府による「偽りの復興PR」に利用されていると感じている。
「五輪のためだけに避難指示を解除したり、道がボロボロのところを整備しているだけ。 町民目線では全然復興していない、言葉だけの復興だ。逆に沿岸部の方は(除染廃棄物の入った)フレコンバッグや、家屋を解体したごみが積まれているので、逆じゃないかな、と。そんなところに避難指示解除して帰還させようとするのがちょっと疑問です。」
新型コロナウイルスの感染が世界に拡大し、東京五輪の開催を危ぶむ声も出ている。日本政府は、大会に影響はないという立場を崩していない。
だが大沼さんにとって問題は、長引く放射能汚染だ。
「枝道に入ると、昨日も来たんですけれど(毎時)15マイクロシーベルト以上あったので、その復興している、見せかけの部分はそうですけれど、実際はまだ全然9年近く時が止まったままの場所が多いので、『偽りの復興PR』だと思います。」
聖火ランナーは双葉町の整備されたコースを走り、うずたかく積み上げられたがれきのそばを通ることはないだろう。
建物は崩れ落ち、7000人を超える町民たちは急いで避難せざる得なかった。安倍首相は事態は制御下にあると繰り返し、この大会を「復興五輪」にすると述べた。
だがその五輪が、地域の復興の妨げになっていると憤る住民もいる。五輪施設や競技場建設のために人材が奪われ、復興事業に遅れが出ているのだ。
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