会社で若干、人事異動があり、私も担当が変わったりすることになった。
一番仲の良かったI藤さんも、御徒町方面へ異動することになった。
昨日は担当の有志と会社の食堂で飲んだ。異動ってえのは、なんとも嫌なもんだ。
今日はその延長で、気分が晴れないので、花見スポットでも探しに行くことにした。
品川には江戸時代から花見名所だったという「権現山(ごんげんやま)」がある。
会社を出て、インターシティをまっ直ぐ抜け、旧東海道の品川宿へ。

ここは江戸時代の面影を残す町並みだが。最近は尚更それを意識した建物も増えて
すっかり東海道品川宿らしくなっている。

ちょっと露地を入ると、「天ぷら船宿 三浦屋」といういかにも品川らしい店が
あった。私は一人では飲まない主義なので、外から覗くだけ。なかなか良さ気だ。
ここの他にも、下町らしい店が山ほどあって、嬉しい街だ。血が騒ぐ。
さて、この旧街道から逸れて、品川女子中学高校のあたりで第一京浜を渡って
郵政の社宅を抜けて、権現山に向う。ここら辺は中学2年の2学期まで住んでいた
ので、思いっきり土地勘がある。

権現山公園という本当に小さな公園がある。このあたりは、郵政、電電、日立、
東電、横浜ゴムなど様々な会社の社宅があったところ。今は郵政と横浜ゴムの社宅
だけが残っている。それ以外は皆マンションになってしまった。隔世の感。
権現山は江戸時代に桜の名所だったのだろうが、その時代の桜が今も残っている訳
ではなく、今の桜は40~50年前に植えたものの筈だ。すでに巨木である。
しかし若い木だから、樹勢がある筈です。きっといい花を咲かせるだろう。
まだ一分咲きにも行ってませんでしたが。
この公園で花見をしたら、周りのマンションの住人達はさぞかし迷惑だろうな。
権現山を城南中学方向へ下って、品川神社前に向かう。この神社は東京十社の
一つに数えられる。歴史は江戸幕府より前に遡るのだ。
ここの例大祭は毎年六月に行われるが、江戸時代の大神輿も出る勇壮な祭りだ。
子供のころは、私も子供神輿を友達と担いだものだ。
品川の神輿には、鼓(つづみ)が括りつけられていて、長いバチでこれを叩く。
神輿を上げるとき、下ろす時、練り歩く時、など太鼓の叩き方が違う。
「てんつく、てんつく、てん、ててつくてん…」などと祭りが近づくとみな学校で
物差しをバチに、ランドセルを叩いて、太鼓の練習をしたものだ。
当時お祭りの時は、学校が半日でお休みになったので、いやがうえにも盛り上がる。

品川神社の前で第一京浜を渡って、目の前の商店街はかつての「北馬場商店街」。
子供のころ通った理髪店「ラウンドバーバー」。手焼きせんべい「王将」。
昔のまま残っている店、新しくなった店がマダラになってパッチワークのようだ。
「王将」せんべいを買って家への土産にする。何のことはない、自分が食べたい
だけなのだが…。
いろいろ頭を悩ませていたことが、少し抜けて行った気がする春の宵。
一番仲の良かったI藤さんも、御徒町方面へ異動することになった。
昨日は担当の有志と会社の食堂で飲んだ。異動ってえのは、なんとも嫌なもんだ。
今日はその延長で、気分が晴れないので、花見スポットでも探しに行くことにした。
品川には江戸時代から花見名所だったという「権現山(ごんげんやま)」がある。
会社を出て、インターシティをまっ直ぐ抜け、旧東海道の品川宿へ。



ここは江戸時代の面影を残す町並みだが。最近は尚更それを意識した建物も増えて
すっかり東海道品川宿らしくなっている。



ちょっと露地を入ると、「天ぷら船宿 三浦屋」といういかにも品川らしい店が
あった。私は一人では飲まない主義なので、外から覗くだけ。なかなか良さ気だ。
ここの他にも、下町らしい店が山ほどあって、嬉しい街だ。血が騒ぐ。
さて、この旧街道から逸れて、品川女子中学高校のあたりで第一京浜を渡って
郵政の社宅を抜けて、権現山に向う。ここら辺は中学2年の2学期まで住んでいた
ので、思いっきり土地勘がある。



権現山公園という本当に小さな公園がある。このあたりは、郵政、電電、日立、
東電、横浜ゴムなど様々な会社の社宅があったところ。今は郵政と横浜ゴムの社宅
だけが残っている。それ以外は皆マンションになってしまった。隔世の感。
権現山は江戸時代に桜の名所だったのだろうが、その時代の桜が今も残っている訳
ではなく、今の桜は40~50年前に植えたものの筈だ。すでに巨木である。
しかし若い木だから、樹勢がある筈です。きっといい花を咲かせるだろう。
まだ一分咲きにも行ってませんでしたが。
この公園で花見をしたら、周りのマンションの住人達はさぞかし迷惑だろうな。
権現山を城南中学方向へ下って、品川神社前に向かう。この神社は東京十社の
一つに数えられる。歴史は江戸幕府より前に遡るのだ。
ここの例大祭は毎年六月に行われるが、江戸時代の大神輿も出る勇壮な祭りだ。
子供のころは、私も子供神輿を友達と担いだものだ。
品川の神輿には、鼓(つづみ)が括りつけられていて、長いバチでこれを叩く。
神輿を上げるとき、下ろす時、練り歩く時、など太鼓の叩き方が違う。
「てんつく、てんつく、てん、ててつくてん…」などと祭りが近づくとみな学校で
物差しをバチに、ランドセルを叩いて、太鼓の練習をしたものだ。
当時お祭りの時は、学校が半日でお休みになったので、いやがうえにも盛り上がる。



品川神社の前で第一京浜を渡って、目の前の商店街はかつての「北馬場商店街」。
子供のころ通った理髪店「ラウンドバーバー」。手焼きせんべい「王将」。
昔のまま残っている店、新しくなった店がマダラになってパッチワークのようだ。
「王将」せんべいを買って家への土産にする。何のことはない、自分が食べたい
だけなのだが…。
いろいろ頭を悩ませていたことが、少し抜けて行った気がする春の宵。