オラモの「フィンランディア」

2007年11月20日 22時55分00秒 | 巻十 クラシック音楽・吹奏楽
前も書きましたが、
シベリウスは冬が似合う、と
個人的に思います。

いっぽう、シベリウスの代表作の「フィンランディア」、
実のところ私には「夏の音楽」であったりします。

学生時代に属していたオーケストラの夏季合宿で
この曲を演った思い出が
そんな気分にさせてくれるのです。

鳴子(の奥のほうの)温泉。
鳴子峡(今は立ち入り禁止だけど)。
エンドレス飲み会をしているその隣で、
朝まで楽器を弾く者。
なんとも支離滅裂で不思議な世界でした。

まあだから、
「のだめカンタービレ」におけるオケ業界の内実世界?も
インサイダー的になんとなく共感できる訳ですが。

要は、
文化会だろうが体育会だろうが
ノリは似たよーなものなんですね。
知らんけど。

---------- キリトリ -----------

サカリ=オラモ指揮
バーミンガム市響
シベリウス交響曲全集からの1曲。

序奏は、きわめてゴツい。
音の輪郭がくっきりです。

一方、曲想が変わると
音のゴツさはそのままに
結構速目のテンポで流れていきます。

カラヤンの1984年の録音が9分23秒。
このオラモは8分5秒。
速っ!
そんなに違うかなあ。
ひょっとするとカラヤンの方が好きかなあ。

自分の想いとしては、
中間部の「フィンランディア賛歌」が
ちょっと速く流れすぎじゃないかという
そんな気がしないでもないです。
あと、終曲も結構あっさりというか、
粘らない感じですね。

その分、
ある種の切迫感は感じられます。

---------- キリトリ -----------

さむいふゆにはシベリウス。

たとえば寒空の下、
露天風呂に浸かりながらフィンランディアを口ずさむ。
なんて幸せなんでしょうか。
したことないけどねー♪

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