20130311-20110311

2013年03月11日 00時00分00秒 | 巻二 起居注
あれから2年。

この間(かん)、この国の何が変わったのか何が変わらないのか
変わるべきか変わらざるべきか
少なくとも故郷を失った人々が数多くいることだけは事実として変わらない。

尖閣の「島」も竹「島」も北方の「島」も大事だけどさ、
そんな「島々」よりよっぽど身近でたくさんの同胞が住んでいる(住んでいた)福「島」の方が
たぶんよっぽどたいせつだ。
…的なことを書いていたのは池澤夏樹さんだっけか?

賛否あるのを承知で言うと、
完全な除染など恐らく絵空事に近いものであって、
そこに何億というお金をつぎ込むなら、
一定の範囲の土地を封鎖し、
住民の新たな生活を手厚くバックアップする方が
 いいんじゃないかな、と思ってしまう。

土地を追われた人々の感情は簡単なものではないだろうけど、
万人が「あの日」の前に100%満足な形で戻れるわけではないからなあ。

あと、震災瓦礫の広域処理の話で、
西日本の人間が「わざわざ危険なものを持ってくるな」というのも
感情論として(もしくは一定の理屈として)わかるんだけれども、
その瓦礫は原発周辺のものではなくて、
宮城の石巻とか岩手とか、
つまり原発から70キロの俺んちより遠いところで発生したものなんだよね。

控え目に言って正直滅茶苦茶複雑だわ。

汚物を持ち込むな。
その汚物のそばで毎日暮らしてる人がいるのには目をつぶり。
そもそもそれはほんとに汚物なのか?

俺はもともと「市民運動」的なものに共感を抱く方だったが、
この件でかなり疑問符が湧いたわ。

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一周年の去年も毒づいたったっけな。

まあとにかく、
生きてるうちに生きることを楽しもう。
震災は、そんな俺の主義を一層強めてくれた。

たくさん酒を飲む。
愛すべき人を全力で応援しコールを送る。
金銭欲物欲名誉欲性欲に全力投球(ただし周囲に気取られない程度に)
負けぬように。

黙祷。

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