術前の検査一式をする為に、予約時間に間に合うように、朝7時に家を出た。
目指す病院は、位置的には、「直角三角形」の直角の角と角に位置する。
なので、車で行けば20分位?で行ける筈、しかし、この「直角三角形の短手」への交通機関が、大阪は、ヒッジョーに薄い。
南北の便はいいのに、東西は「一時間に一本来るか来ないかのバス」か「タクシー」に頼るしかない。
タクシーなんぞ乗る訳もなく(でもさ~金払ってでも時間を買え!て言うけどさ~惜しいよね)電車で長手のJRで北上し、近鉄に乗り換えて南下、合計一時間半かけて行くのである。
到着したら、すぐ血液検査、そこで紙貰って、次のブースで尿検査、そこで紙貰って、レントゲン、それが終わったら、又紙貰って、長い廊下をぺたこら歩いて別の部屋で肺活量の検査、後なんだっけ?そうそう、入院申込み部屋に行き、入院の説明は又別室に行って、結局緊急ではないので、「来月お越し下さい」やて・・・・
くどいけど、私「外反母趾の手術」する為に来てるの。で、こんなに歩かされるの?次第に足がジンジンしてきて、途中で椅子に座ってみたり、立ってみたり・・・・
まあ、これをクリアすれば次回はいよいよ手術じゃ!とそろそろと歩いていたら、看護師さんだか誰だか分からない人に呼び止められ、物凄い愛想笑いで「お部屋はどうされますか?」と。
私はお産以外に入院した記憶が無く、最初のお産は、府立病院の体育館みたいなでっかい産室で、40名位の妊婦さんやら、プレ妊婦さんがごっちゃごちゃに放り込まれ、ついでに真冬なのに、暖房も無いというスパルタ産院だった。
お産が終わって、歩くのもままならない人が、陣痛で蹲っているプレママさんの背中をさすったりと、思えば原始的な、もう「痛くて当たり前」「声出すなんてみっともない」時代だったのだ。
そこから次々産まれたんだけど、全部大部屋だった。それはそれでお産が終わった後、まだまだこれからと言う知らない妊婦さんから祝福を受けたりして、結構楽しかった(ような気がする)
だがしかし、亡夫が入院した時、彼は「個室」を選んだ。そこは、我々「鶏小屋みたいな病室」ではなくて、病室の中にトイレがあって、テレビ見放題、洗面所も使い放題、心なしか看護婦さんの態度も違う?ような気がして、「もし次入院する事があれば、絶対個室ぢゃ!と心秘かに誓ったのだった。
かと言って、政治家のように、都合が悪くなったら、入院なんて優雅な事も出来ず、今回ようやく念願の「個室でゆったりライフ」を選べる事になったのだ。
その看護婦さんだか事務員さんが仰る「個室もお値段で色々ございまして・・・・」
「あ、一番安いのでお願いします」
「分かりました。で、mioさんは隣町ですね?」
「は?はい、そうですが??」
「申し訳ございませんが、ここの市民を優先しておりますので、お隣でしたら、2000円アップになります」
(な、何ですて!同じ大阪府民やのに!世界は一家人類は皆兄弟ちゃいますのん!!??)と声を上げそうになったけれど、そういうシステムならしゃーない。私争い事は嫌いなので、こくこくと頷いた。
「で、一番お安い個室でしたら、ウオシュレットが付いておりませんけど、宜しいでしょうか?」
「ひゃ~~いやんいやんですぅ。私ウオシュレットの無い生活なんて、クリープの無いコーヒーみたいなものですぅ」←知ってる?知らない??
「それではワンランク上げて頂かないと」
そこで、沈思思考するワタクシ。
いいや、もう入院する事あるめえって、ヤケクソじゃ!
「では、次のランクでお願いします」で、いっちゃん安いお部屋の2倍のお値段で3週間(オヨヨ
帰宅して、赫赫云々と話していると、それを聞いていたフクがヤケに私にすり寄って来る。
お母ちゃん、ボクチンを置いてどっか行く相談してたでしょ?
ボクチンも行くからね!絶対行くからね!と私の側から離れない。
ええい、いいよ~、どうせ個室だもの、スーツケースにでも入れてもろて、来~~い!!
目指す病院は、位置的には、「直角三角形」の直角の角と角に位置する。
なので、車で行けば20分位?で行ける筈、しかし、この「直角三角形の短手」への交通機関が、大阪は、ヒッジョーに薄い。
南北の便はいいのに、東西は「一時間に一本来るか来ないかのバス」か「タクシー」に頼るしかない。
タクシーなんぞ乗る訳もなく(でもさ~金払ってでも時間を買え!て言うけどさ~惜しいよね)電車で長手のJRで北上し、近鉄に乗り換えて南下、合計一時間半かけて行くのである。
到着したら、すぐ血液検査、そこで紙貰って、次のブースで尿検査、そこで紙貰って、レントゲン、それが終わったら、又紙貰って、長い廊下をぺたこら歩いて別の部屋で肺活量の検査、後なんだっけ?そうそう、入院申込み部屋に行き、入院の説明は又別室に行って、結局緊急ではないので、「来月お越し下さい」やて・・・・
くどいけど、私「外反母趾の手術」する為に来てるの。で、こんなに歩かされるの?次第に足がジンジンしてきて、途中で椅子に座ってみたり、立ってみたり・・・・
まあ、これをクリアすれば次回はいよいよ手術じゃ!とそろそろと歩いていたら、看護師さんだか誰だか分からない人に呼び止められ、物凄い愛想笑いで「お部屋はどうされますか?」と。
私はお産以外に入院した記憶が無く、最初のお産は、府立病院の体育館みたいなでっかい産室で、40名位の妊婦さんやら、プレ妊婦さんがごっちゃごちゃに放り込まれ、ついでに真冬なのに、暖房も無いというスパルタ産院だった。
お産が終わって、歩くのもままならない人が、陣痛で蹲っているプレママさんの背中をさすったりと、思えば原始的な、もう「痛くて当たり前」「声出すなんてみっともない」時代だったのだ。
そこから次々産まれたんだけど、全部大部屋だった。それはそれでお産が終わった後、まだまだこれからと言う知らない妊婦さんから祝福を受けたりして、結構楽しかった(ような気がする)
だがしかし、亡夫が入院した時、彼は「個室」を選んだ。そこは、我々「鶏小屋みたいな病室」ではなくて、病室の中にトイレがあって、テレビ見放題、洗面所も使い放題、心なしか看護婦さんの態度も違う?ような気がして、「もし次入院する事があれば、絶対個室ぢゃ!と心秘かに誓ったのだった。
かと言って、政治家のように、都合が悪くなったら、入院なんて優雅な事も出来ず、今回ようやく念願の「個室でゆったりライフ」を選べる事になったのだ。
その看護婦さんだか事務員さんが仰る「個室もお値段で色々ございまして・・・・」
「あ、一番安いのでお願いします」
「分かりました。で、mioさんは隣町ですね?」
「は?はい、そうですが??」
「申し訳ございませんが、ここの市民を優先しておりますので、お隣でしたら、2000円アップになります」
(な、何ですて!同じ大阪府民やのに!世界は一家人類は皆兄弟ちゃいますのん!!??)と声を上げそうになったけれど、そういうシステムならしゃーない。私争い事は嫌いなので、こくこくと頷いた。
「で、一番お安い個室でしたら、ウオシュレットが付いておりませんけど、宜しいでしょうか?」
「ひゃ~~いやんいやんですぅ。私ウオシュレットの無い生活なんて、クリープの無いコーヒーみたいなものですぅ」←知ってる?知らない??
「それではワンランク上げて頂かないと」
そこで、沈思思考するワタクシ。
いいや、もう入院する事あるめえって、ヤケクソじゃ!
「では、次のランクでお願いします」で、いっちゃん安いお部屋の2倍のお値段で3週間(オヨヨ
帰宅して、赫赫云々と話していると、それを聞いていたフクがヤケに私にすり寄って来る。
お母ちゃん、ボクチンを置いてどっか行く相談してたでしょ?
ボクチンも行くからね!絶対行くからね!と私の側から離れない。
ええい、いいよ~、どうせ個室だもの、スーツケースにでも入れてもろて、来~~い!!