ウィルコムの販売ランキングは今回、若干のサプライズがあった。
シンプル京ぽん「WX300K」と「W-ZERO3[es]」の2強体制がここ1カ月続き、新端末登場の予定もないことから、その状況はもうすこし長く継続すると思われた。しかしそこに「nico.」(写真)がひょっこりと割って入ったのである。
nico.は新規契約で6800円(ウィルコムストアの場合)となる、通話/メールの機能に特化したシンプルなストレート型端末。やはりウィルコム端末同士の通話料金を無料とする「ウィルコム定額プラン」の存在が大きいようで、安価でポップなデザイン、通話とメール機能のみに特化したシンプルさが好評を得ていると予想できる。
ボク、“もっと”がんばった
nicoが2位に入ったのはサプライズどころか十分に予想できた結果だろう。
今後はWX300Kとnicoの首位争いがしばらく続くと思われる。
nicoは最初から5色をラインナップするなど、ウィルコム初のファッショナブルな端末とも言える。ウィルコムにとってのtalby的な位置づけに成長する可能性を十分に秘めていると思う。nicoが成功すれば、ウィルコムにも今後デザイン端末というジャンルが切り開かれる可能性も持っている。
そんなnicoに対して「ボク、“もっと”がんばった」などとふざけたタイトルつけるなんて、この記者はあまりにnicoをバカにしていると思う。こんな記事しかかけない記者のボクこそ、もっとまともなタイトルをつけて欲しいものだ。
007(W-ZERO3[es])は初代W-ZERO3発売時の爆発的な加熱ぶりはないので、3位ぐらいが妥当ではないかと思う。
nicoが発売になる前はエントリー機としての位置づけはWX300Kしかなかったが、nicoの発売でやっとエントリー機が増えたという段階だ。papipo!もあるのだが、価格的には高くてエントリー機とは呼びにくい。
ラインナップ的にはこれでほぼ揃いつつあるが、次はWX310シリーズクラスのW-SIM対応の音声端末のハイエンド機が欲しいところだ。120から200万画素クラスでもいいのでAF付きの高画質(必ずしも高画素である必要はない)カメラ搭載の端末が1台くらいは欲しい。京セラ、三洋、シャープあたりなら十分にその実力があるので期待したいところだ。
また、nicoやpapipo!は安心だフォンの代わりとしても契約できるが、そろそろ安心だフォンのモデルチェンジがあってもいいような気もする。
ウィルコムはキッズ向けとシルバー向けをひとまとめにして安心だフォンを売り込んでいたが、やはりシルバー向け専用端末もそろそろ用意した方がいいのではなだろうか?液晶サイズや文字サイズ、ボタン類を大きくして操作しやすくした端末の開発が待ち望まれるところだ。できれば敬老の日に間に合わせて発売して欲しかったところだ。
順位 |
先週順位 |
メーカー |
製品名 |
1 |
1 |
京セラ |
WX300K |
---|
2 |
3 |
ネットインデックス |
nico.(WS005IN) |
3 |
2 |
シャープ |
W-ZERO3[es](WS007SH) |
4 |
4 |
三洋電機 |
WX310SA |
5 |
5 |
京セラ |
WX310K |