相変わらず寒い朝を迎え、震えながら起き出す日々が続いていますね。
昨日に続き、今朝もうっすらと雪化粧の斐川町でした。
風は相変わらず冷たいとはいえ、昼になると晴れ間ものぞき、すぐに雪は消えてしまうのです。
「だったら降らなけりゃいいのに~」ナンテ思っている今日のヒゲ専務ですが、皆さんいかがお過ごしですか?
それでも昨日は、大社町で屋根の谷樋を取り替えしました。
斐川町と大社町は、20キロ余りしか離れていないのに、海が近いからか、はたまた出雲大社のおかげなのか、こちらに雪があっても、大社町にはほとんど雪は降らないと言われています。
大社町の民たちに言わせると「大社さんのおかげだわね~」と、すべて神のおぼし召しのごとくに言うのです。
出雲大社の神々は、地元町民の独占物ではありませんから~っと、なぜか反論したくなるのは、ヒゲ専務の悪い癖!
それはそうと、谷樋の取り替えって解りますか?
向きの違う屋根同士ががぶつかり合うとき、そこには斜めに谷間が出来、そこに瓦の隙間が出来ます。
その瓦の隙間に落ちてくる雨を受けるため、瓦を取り付ける前に敷き込む鉄板の事を谷樋と言うのです。
20年前に建てられたそのお家は、平屋(1階建て)の建物なのですが、中庭を囲むようにロの字に建っています。
そのため、谷樋がやたらと多く、合計8カ所を取り替えしました。
ではなぜ、取り替えをしないといけなかったのでしょうか?
それは、雨を受けるための樋に穴が開いてしまったからです。
瓦と瓦の隙間に鉄板を入れると書きましたが、実はそこに銅の板を敷き込んでいたからです。
このお家は、弊社の施工ではないのですが、私たちも以前はそこに銅製の谷樋を設置していました。
銅は昔から、さびである緑青(ろくしょう)が本体を覆い、さびで腐食を防ぐとされ、外部には最適ということで、多用されて来ました。
でも最近では、酸性雨の影響か、それ以外なのか定かではないのですが、雨の「しずく」が叩くところは確実に銅が浸食され、やがて穴が開いてしまうのです。
銅板の代わりに、私たちはカラーステンレスの谷板を、最近では使用しています。
これであれば、後々のメンテナンスははいらなくなりますからね。
このお家は、たまたま谷の瓦が一カケラ落ちてきたので見てほしいという調査依頼から発覚した出来事。
雨漏りになる直前に修理完了した、いわゆるラッキーなケースと言えます。
皆さんも、一度点検してみください。
外部に出ている、屋根の軒裏部分に黒っぽいシミを見つけたら、要注意ですよ!
なんか今日のヒゲ専務って、ん~~専門的!!
では又っ。