昨日より急に蒸し暑くなり、春から初夏へとひとっ飛び~っていう感じのここ斐川町。
それに加え、朝から強風強雨が続いていますが、皆さんいかがお過ごしですか?
そういえば昨夜の退社時に、ずいぶんと蛙の声が騒がしく、雨の近さを教えてくれていましたね。
気がつけば弊社の廻りの田んぼは、田起こしを終えて水が張られ、一面湖の様にも見えます。
そこには、季節をしっかりと感じ取り、冬の眠りから覚めた蛙たちが、大合唱をしていたのです。
さすがに今日の強風の中では、彼らもなりを潜めているようですけどね。
そんな強風強雨の中、現在弊社にて改修中である町内の小学校プール横に建つ、30坪ほどの更衣室の上棟日。
よりによってこんな日に・・・と嘆きながら、職人達は出かけていきました。
平屋建てなので危険性は若干少ないとはいえ、強風にあおられて怪我などのないよう、事務所の窓から現場方向を眺め、祈っていましたよ。
でも、この大荒れの天気は全国的みたいで、当然ながら東北地方にも影響をおよぼしているようですね。
少しでも早く復興を進めたいところなので、ちょっとの邪魔もしてほしくないのが本音なんですけどね。
今朝の地元新聞「山陰中央新報」の記事には、島根県社会福祉協議会の募集で集まった東北への災害ボランティアの記事が載っていましたね。
昨日、21名の第一陣が石巻市に出発した記事なのですが、弊社の設計担当・純平さんが写真の中央付近にしっかりと写っていましたよ。
震災後、社長に直談判し、すぐにボランティアセンターに登録していたようです。
皆さんご存じと思いますが、連休の間被災地にはボランティアが大挙押し寄せ、現地では対応しきれなくて、困惑していたようですね。
一転、連休が終わると、蜘蛛の子を散らすがごとくにみんな帰ってしまい、人手不足が顕著に表れ始め、悲鳴に近い声が聞こえていると、今朝のその新聞にも書いてありましたよ。
それを見越して、こんな時だからこそ必要という判断で、連休前から招集がかかっていたみたいです。
今朝掃除をしていると、設計室の机の隅にFAXで送ったボランティア登録の控えが転がっているのを見つけました。
志望動機の欄には、こう書かれていました。
①親戚も被災し、災害をより身近に感じ、少しでも役に立ちたいと思った。
②被災地での経験を積むことで、住んでいる町が被災した時への心構えを、少しでも得られたらと思う。
③建築に携わる者として、建物の被災状況を見て、何か学べることがあるかも知れない。
立派な設計士になってくれる事でしょう。