ヒゲ社長の徒然日記

(有)西工務店ヒゲ社長の、華麗で無謀なチャレンジ物語

引き込む壁の大切さ   No177

2014年03月07日 | 住まい

昨日のうっすらと屋根を白くした雪には驚きましたが、今朝はそれ以上でしたね。

朝起きてふと窓を開けると、何と外は真っ白の雪で覆われていました。

昨日に引き続きの、さらに輪をかけた出来事でしたので、さすがに驚いたヒゲ専務ですが、皆さんの朝は、どんな驚きがありましたか?

低気圧の通過に伴って、北日本はかなり荒れた天気になっているようですが、ここを乗り切れば、春は近し!

すぐそこまで来ているのは、なんとなく感じているからこそ、この風雪にも耐えられるのでしょうね。

と言いつつも、筋肉の低下に伴う、体内熱エネルギー欠如におびえるヒゲ専務に、誰か救いの手を差し伸べて下さいね。

さてさて、前回は、開きのドアと比較した時、引き戸の最大の利点は、安全性だとお話をしましたね。

今回は、安全優先のその引き戸を、プランニングに取り入れる際の、重要なポイントをお話しします。

以前も書いた通り、引き戸はその建具幅以上の引き込む壁が無ければ、引き戸そのものが成立しません。

小さな間取りとなる、洗面所やトイレ、それに勝手口などは、特にその壁を意識しながらプランニングする必要があります。

間口の小さなトイレは、正面から入るのではなく、横入りのプランニングが必要になります。

脱衣や勝手口などの大きさで有れば、動線に配慮しながら、どちらか片方に寄せた入り口位置の設定が重要になります。

それ以外のある程度大きな空間の部屋で有れば、極力廊下の突き当たりが、入り口にはならないようにすることが大切です。

廊下と平行に部屋を配置しておけば、引き込む壁はどこかで確保でき、引き戸を設置するのに悩むこともないでしょう。

以上のことを踏まえたうえで、全体の平面プランを練っていけば、建具から発生する危険を、少しでも回避できるはずですので、皆さんも試してみて下さいね。

それでは次回は、引き戸の部材選びのポイントを、お話しします。

たかが一枚の引き戸でも、使用する箇所によっては、建具金物を含めると10ケ位の部品で構成されています。

それらを把握することも大切なポイントとなります。

お楽しみに!!