今日は朝から曇り空で、湿度も90%と高く、いかにも「山陰の梅雨」らしい天気ですね~~!
と、冒頭の挨拶をしてみたものの、よくよく考えてみると、湿度90%越えとはいったい何たることでしょう。
まるで、水の中で喘いでいる魚みたいではないですか!
日本一の肌美人県と言われても、全然うれしくないヒゲ専務ですが、皆さんはうれしいですか?
確かに、このじめじめとした天気では、紫外線に晒されることもなく、乾燥空気にいじめられることもないので、うるおい肌を保つのでしょう。
それはなんとなく解るのですが、そんなごまかしで、山陰と山陽のあからさまな「天気差別」を受け入れほど、島根県人は甘くないぞ~!
と、叫んでも、な~んも変わらないので、さっそく本題に入ってみましょう。
さてさて前回までは、室内に必要不可欠な、木製建具のデザインを中心にお伝えしてきました。
今回は番外編として、建具に開ける窓部分に取り付ける、窓ガラスに付いてお伝えしますね。
最近では、建具の窓にはガラスよりも、アクリルパネルやポリカーボネートパネルを多く使用するようになりました。
そのほうが軽くて、コマや蝶番に負担がかからなく、金物の痛みが少ないからです。
逆に、ガラスと言えば重たくて割れやすく、割れた時には危険がいっぱいな、扱いにくい部品であるイメージが強いのです。
それでは、そんな扱いにくいガラスの利点て、どこかにあるのでしょうか?
一つには「強さ」ということが言えるでしょうね。
強い衝撃には破壊され、粉々になるモロさを持ってはいますが、樹脂系のパネルでは決して出せない表面強度を、ガラスは持っています。
拭き掃除などをしたときに、硬めの雑巾などでこすると、樹脂系パネルは小さな擦り傷が付いてしまいます。
一方ガラスは、よほど固い金属などで引っかかない限り、ほとんど傷つくことはないのです。
更に、ガラスを通してみた向こう側の風景が、まったくゆがむことの無い平滑さも、ガラスの利点と言って良いでしょう。
そしてもう一つ、最大の魅力は何と言っても、経年劣化が小さいということ。
要するに、何年たっても強度が落ちずに「その魅力」を保ち続けるということなのです。
さてそれでは「その魅力」とは、いったいなんだと思いますか?
長くなりそうなので、次回に続けます。
お楽しみに!!