ふと気が付けば今年も残すところ一週間となりました。
今更ながら、加齢とともに月日の駆け抜ける早さを感じてしまい、ちょっと焦り気味のヒゲ専務ですが、皆さん焦っていませんか?
いつものことではありますが、年賀状は書けてないし、家の片づけは出来てないし・・・
まっ、マイペースと言うことで、最後の二日間に勝負を掛けようともくろんでいますが、成功した試しが無いのは事実ですけどね。
そう言えば先日、年末恒例になった仙台のリンゴが届きました。
一週間前妹が、実姉である妻に「今年はどうしよう」とメールを送って来たのです。
もちろんそれは、福島の事故による放射能汚染を心配してのことでした。
私は迷わず「こんな時だからこそ、絶対送ってもらえよ」と妻に言っておきました。
一年間、一生懸命育てたリンゴを、風評被害で廃棄さざるを得なくなっては、リンゴ農家がかわいそうですものね。
届いたリンゴ箱の中には、「安全宣言」と書いた、検査済みの紙切れが一枚のせてありましたよ。
リンゴは甘くておいしかったよ~~!
負けるな東北!ガンバッ!!
さてさて、今回のテーマは「屋根上の雪対策!」で行きましょ。
ここ斐川町もご多分に漏れず、温暖化の影響で雪が積もることが少なくなってきました。
でも、記憶に新しい、昨年末の大雪による国道9号線の大渋滞と言った事も有りましたね。
そんな大雪でなくても、一面真っ白になるくらいの雪は、この地域では一冬に何度かあります。
その雪で困るのは、屋根につもった雪の、雪ズリ被害。
特に最近、住宅団地の中に立つお家は、コストの削減からか総2階の形が多いように見受けられます。
屋根に用いられている材料は、なんと言っても瓦が多いのは以前も書いたとおりです。
様々な形状の瓦には、それぞれ形は違えど、なんらかの雪止めがつけられています。
しかし、その雪止めで完全に雪ズリが止まるかと言えば、結構難しかったりするんですよね。
高い2階の屋根から、雪止めの隙間をすり抜けて落ちてくる雪に、困惑された方もあると思いますが、いかがですか?
そんな時に重宝するのが、瓦の先端に取り付ける雪止板です。
これであれば、雪の大小にかかわらず、ズリ落ちるのを完ぺきに止めてくれますので安心です。
ぐぐっと伸びる2連ハシゴを延ばして屋根に上がり、軒先の瓦とその上の瓦の2枚をめくります。
屋根板を支えている5センチ四方のタルキの位置を探し出し、そこにL型の金物を、瓦の先端より板厚分だけ出した位置に打ち付けます。
そして、瓦を元に戻し、瓦とL型金具の隙間に木製の雪止板を差し込み、ビスで止めていくのです。
この時の板は私の経験上、風雨にさらされても傷みにくく、なおかつほどほどに軽く作業性の良い、米ヒバ材がベストではないかと思っています。
しかし、この作業はとても危険を伴いますので、毎日の作業が常に屋根の上であるという、必ず専門の瓦屋さんにお願いしましょう。
よい子と良い大人は決してまねしないで下さいね。
でも、危険性を伴わなかったり迷惑でない雪であれば、さっさと落としてやった方が、屋根のためには良いんですけどね。
おっと、気が付けば外は雪・・・
では又っ・・・っじゃ無く、メリークリスマス!!
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