この一週間くらいで急に冷え込んだここ斐川町。
冷たい雨と冷たい風と時折降る雪に、身も心も凍えそうなヒゲ専務ですが、皆様いかがお過ごしですか?
きのうのはそんな寒い中ではありましたが、本日お引き渡しの終わったF様邸の完成撮影会を行っていましたよ。
3日前に、検査機関であるハウスプラスさんの完了検査も無事終わり、最後の調整をし、一昨日はハウスクリーニングをかけて、昨日の完成撮影会となりました。
ミゾレが降り続き、寒風の吹き荒れるとっても寒い一日だったおかげで、床暖房の体験会も兼ねた撮影会となってしまいました。
詳しくは弊社のスタッフブログ、岩田君担当で報告しています。
ぜひぜひ覗いてみてくださいね。
今回の工事は、キッチン含めた水廻り全般のリフォーム相談から発展した、主屋部分の建て替え工事。
当初は、私達の得意な「水廻りリフォーム」を勧めていく予定でした。
確かに、北側に突きだしたその部分は、若干の増築でもすれば、十分リフォームに耐えうる面積を有していたのです。
しかし、東側に車庫兼物置があり、その2階には息子さんの部屋が、西側には増築された2階建ての部分があり、ご夫婦とお嬢さんの部屋が有ったのです。
そして中央の主屋部分には、玄関含めた客間と老人室が配置されていました。
現地調査を終え解ったのは、50年以上前に建てられた台所を含めた主屋部分は、全体の建物自体が低く抑えて造られていたことと、生活動線の長~いこと。
そして基礎構造が飛び石工法であり、もちろん耐震性など皆無であること。
また、斐川町に点在する田舎の家にありがちな、老人室は客間の北にあり、北風にはさらされるのに、風が通ら無い間取りであったこと。
更に軒先が低くいため、自然光が部屋の奥まで届かない構造となっていること。
それらの条件をクリアし、皆さんに喜んで頂けるリフォームが果たして出来るだろうかと、何度も思案しました。
しかし検討の結果、水廻りリフォームと同時に、年老いた両親の部屋を快適にしてやって欲しいというお客様の要望を達成するには、かなりの無理があると感じたのです。
リフォームは、難しいから楽しいんだと私は良く話をします。
しかし、それはプランニングをする私達の自己満足ではいけないと、常々感じてもいるのです。
見た目の奇抜さや派手さを追求してしまいがちな「感激のリフォームドラマ」も良いかも知れませんが、家は長く住み続けるもの。
それを前提にして考えないと大切なご予算を、建築屋の自己満足リフォームで浪費してしまいかねないのです。
だからこそ時には、建て替えという大胆な提案もしないといけない時も有ると言うこと。
決して、リフォーム屋が楽をするために、建て替えの方向に走った結果では無い事を、ご理解頂ければと思います。
結果、お客様には大満足して頂き、ご老人達にも好評であったことが、何より嬉しく感じます。
では又っっ!
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