■14の変奏曲に託した妻や友人たちへの想い
「エニグマ変奏曲」は1899年に発表されたエルガーの出世作で、
同時に「チェロ協奏曲」や「威風堂々」などと並ぶ彼の代表作です。
下積みの長かったエルガーですが、41歳にして
この変奏曲と共にようやく、作曲家としての地位を固めたのでした。
正式なタイトルは「創作主題による変奏曲」ですが、
彼自身が語った言葉「この変奏曲には作品中に現われない
謎(エニグマ)の主題も使われている」・・により、
この通称で呼ばれるようになりました。
14の変奏曲はそれぞれエルガーの親しかった友人たちを描いていて、
曲には彼らのイニシャルや愛称が記されています。
第9変奏の"Nimrod"(ニムロッド)とは、出版社の営業だった
アウグスト・イェーガーにエルガーがつけた愛称です。
変奏曲全体の中でも特に人気が高く、単独の演奏機会も多い曲で、
まず第9変奏から入ったという人も多いようです。
友人への感謝に満ちた感動的で美しい作品です。
(クラシック名曲サウンドライブラリーより)
●この曲,小さな音から始まって次第に盛り上がり,最後に静かに終わる
ところが好きだ。
チェロ協奏曲は,心がゆさぶられる旋律から盛り上がるので大好きだ。
映画「奇跡のシンフォニー」でも登場している。
このチェロ協奏曲は,若くして亡くなったジャクリーヌ・デュプレの1965年の
録音の演奏が,切なく雄大で素晴らしい。
この動画は,ご主人のダニエル・バレンボイム(ピアニスト・指揮者)との共演
である。
https://www.youtube.com/watch?v=G5J4eTWj0a0
※38分くらいからチェロ協奏曲が始まる
●今日の小石川植物園は,暑さのためなのか売店が休みのためなのか,ぼくが
いた時間帯にはほとんど人と出会わなかった。背中から短パンまで汗がびっしょり
になったので帰りの電車は立っていた。
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