エヴァホームの浅井です。
昨日は、熊本市内で朝から夕方までの研修会でした。
朝、まだ霧の漂うのえびの、京町付近の高速道路です。
熊本市内、水前寺の近くにある「熊本テルサ」が会場。
1階のロビーには、古民家再生の展示がありました。
研修の内容は、長期優良住宅の申請方法と
プランニングをするときに、「耐震等級2」を確保できる構造とするための研修会。
最近は、CADで図面を書けば、構造まで判断してくれるようになりましたが・・
お客様と初めての打ち合わせをするときから、
「耐震等級2」をクリアーできる提案にするための、構造の研修会です。
1,2カ月かけてお客様とプランを考えていって、
最後に計算してみたら、長期優良住宅に必要な「耐震等級2」が達成できてない!!
こんなことになったら、また時間をかけての打合せが必要になります。
弊社の住宅は全て、「耐震等級2」にするように考えていますので
とても参考になった講習でした。
しかし、慣れない構造の研修で、肩が凝りました。
長期優良住宅の取り組みと現状について
現在、長期優良住宅は全ての戸建てに対して全国平均で、22%余り。
宮崎県では17%くらいを、占めています。
なんとトップの山口県では戸建の40%以上が長期優良住宅になっています。
実際、地方の工務店の戸建住宅で、長期優良住宅の施工割合は、多分1割以下でしょう。
しかし、大手ハウスメーカーなどがこの数値を引きあげているのが現実です。
国からの補助金を貰えない大手ハウスメーカーが、
なぜ、長期優良住宅をお客さんに勧めているのでしょうか。
それは、間違いなくお客様に金銭的なメリットがあるからです。
そこで不思議なのは、
大手ハウスメーカーがチラシなどで
長期優良住宅の宣伝をしているのをほとんど見ない事。
だから、家造りを検討している人に
長期優良住宅のメリットが十分伝わっていない!
と、私などは考えてしまいます。
その宣伝しない理由は、簡単です。
長期優良住宅であるなら、
小さな工務店が造ろうと、大手ハウスメーカーでも、
国の評価する上でも、優遇税制上も、ローン金利引き下げの面でも、
造り手を選ばない、と云うこと。
両者を全く同じ土俵に上げてしまうのが、この長期優良住宅なんです。
しかし、工務店が面倒臭がって、
長期優良住宅になかなか取り組まない、今。
ハウスメーカーは、あえて宣伝することなく
長期優良住宅のメリットを、お客様にお伝えしている・・
と、うがった見方をしてしまいます。