和楽家草紙 (わがやぞうし)

宮崎県都城市のエヴァホーム社長のブログ。
日々の出来事から趣味の話まで色々なことを書き綴っています。

長期優良住宅プランニングセミナー

2012年11月20日 | 案内と情報

エヴァホームの浅井です。

昨日は、熊本市内で朝から夕方までの研修会でした。


朝、まだ霧の漂うのえびの、京町付近の高速道路です。

熊本市内、水前寺の近くにある「熊本テルサ」が会場。

1階のロビーには、古民家再生の展示がありました。



研修の内容は、長期優良住宅の申請方法と

プランニングをするときに、「耐震等級2」を確保できる構造とするための研修会。


最近は、CADで図面を書けば、構造まで判断してくれるようになりましたが・・


お客様と初めての打ち合わせをするときから、

「耐震等級2」をクリアーできる提案にするための、構造の研修会です。


1,2カ月かけてお客様とプランを考えていって、

最後に計算してみたら、長期優良住宅に必要な「耐震等級2」が達成できてない!!


こんなことになったら、また時間をかけての打合せが必要になります。


弊社の住宅は全て、「耐震等級2」にするように考えていますので

とても参考になった講習でした。


しかし、慣れない構造の研修で、肩が凝りました。

       長期優良住宅の取り組みと現状について

現在、長期優良住宅は全ての戸建てに対して全国平均で、22%余り。

宮崎県では17%くらいを、占めています。


なんとトップの山口県では戸建の40%以上が長期優良住宅になっています。


実際、地方の工務店の戸建住宅で、長期優良住宅の施工割合は、多分1割以下でしょう。

しかし、大手ハウスメーカーなどがこの数値を引きあげているのが現実です。


国からの補助金を貰えない大手ハウスメーカーが、

なぜ、長期優良住宅をお客さんに勧めているのでしょうか。


それは、間違いなくお客様に金銭的なメリットがあるからです。


そこで不思議なのは、

大手ハウスメーカーがチラシなどで

長期優良住宅の宣伝をしているのをほとんど見ない事。


だから、家造りを検討している人に

長期優良住宅のメリットが十分伝わっていない!

と、私などは考えてしまいます。


その宣伝しない理由は、簡単です。


長期優良住宅であるなら、

小さな工務店が造ろうと、大手ハウスメーカーでも、

国の評価する上でも、優遇税制上も、ローン金利引き下げの面でも、

造り手を選ばない、と云うこと。


両者を全く同じ土俵に上げてしまうのが、この長期優良住宅なんです。


しかし、工務店が面倒臭がって、

長期優良住宅になかなか取り組まない、今。


ハウスメーカーは、あえて宣伝することなく

長期優良住宅のメリットを、お客様にお伝えしている・・

と、うがった見方をしてしまいます。




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