・イミノ糖Iminosugar いみのとう
イミノ糖は植物に含まれ、天然物から初めて単離されたイミノ糖は、クワに含まれる1-デオキシノジリ マイシン(1-DNJ:1-Deoxynojirimycin )で、1976年に報告している。環中の酸素原子が窒素原子に置き換わった構造を持つ糖の アナログで 生化学活性の面では、DNJや、初期に発見されたイミノ糖の1,4-ジデオキシ-1,4-イミノ-D-アラビニトール(DAB:1,4-dideoxy-1,4-imino-d-arabinitol )は、α-グルコシダーゼ阻害剤として作用する。
イミノ糖は植物に含まれ、天然物から初めて単離されたイミノ糖は、クワに含まれる1-デオキシノジリ マイシン(1-DNJ:1-Deoxynojirimycin )で、1976年に報告している。環中の酸素原子が窒素原子に置き換わった構造を持つ糖の アナログで 生化学活性の面では、DNJや、初期に発見されたイミノ糖の1,4-ジデオキシ-1,4-イミノ-D-アラビニトール(DAB:1,4-dideoxy-1,4-imino-d-arabinitol )は、α-グルコシダーゼ阻害剤として作用する。
1980年代には、マンノースアナログのスワインソニンやグルコースアナログのカスタノスペルミンで、抗癌活性や抗ウイルス活性を発見している。
現在、植物や微生物中から200種類以上の報告がある。イミノ糖は環中のO(酸素原子)がN(窒素原子)に置き換わったものでイミノ糖の環の窒素原子はヘミアミナールHemiaminal結合を持ち、通常の配糖体のヘミアセタールHemiacetalのように不安定。
イミノ糖の1-デオキシアナログはC-グリコシドであり、窒素原子はアミン結合の一部となる。これらのピペリジン、ピロリジンや似たような環は安定している。
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