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中野笑理子のブログ

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ててかむいわし

2013年06月11日 | 日記
今日は入梅。
今年は梅雨入り発表がかなり早かったですが、本来はこの時期に梅雨入りすることが多いですね。
この時期の鰯は、入梅鰯(にゅうばいわし)と呼ばれ、一番脂が乗って美味しいのだそうです。
鰯といえば、節分だと思っていたのですが、この時期が一番とは知りませんでした。
だいたい魚は、冬が一番美味しいと思っていたのです。
この時期の湿気の多いじめじめした暑さの中では、活きが良くないのでは?と思っていましたが、美味しいと聞くと、やっぱり食べたくなってしまいます。
ててかむいわし、活きの良い鰯は、やはりお造りが一番!
生の鰯を味噌、葱、生姜などと一緒に叩いた、なめろうなんかも良いですね。
茗荷や大葉も入れて、キリッと冷やした樽酒なんかと一緒に飲ったら、蒸し暑い夜も、ちっとは涼しくなるかもしれません。
他にも塩焼き、煮付け、目刺し、丸干し、寒い夜ならつみれ汁も美味しそう。
あと入梅鰯ではないですが、鰯で好きなのが、たたみいわしです。
軽く炙って、ぬる燗で一杯……堪えられませんな(味の招待席by米朝師匠)。
たたみいわしは、片口鰯の稚魚を目の細かい網で漉いて天日干ししたものですが、あの薄い板状の中に、いったい何十匹、ひょっとしたら何百匹?の鰯がいるのか、数えることができないほど、小さな小さな稚魚の詰まった一片を、パリッと前歯で齧る時、自分が鬼になったような気になります。
お正月のお節料理に必ず入っている、ごまめも片口鰯ですね。
ごまめの歯軋りなんて言葉も、最近はあまり聞きませんが、なんか好きな言葉です。
たたみいわしの鰯達が一斉に歯軋りしたら、ちょっとこわいけど。

片口鰯ではないけれどBGM♪デューク・エイセス うるめいわしの歌♪


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