ネットでとある本について調べていたら探している本自体は見つからなかったのだけれど、ヒットした中に思わぬサイトを見つけた。
わかぎゑふさんのエッセイが第1話から最終回の第50話まで掲載されていて、読み始めたら止まらない。
学生時代、故中島らもさんの劇団リリパットアーミーを今はなき扇町ミュージアムスクエアへ観に通い、終演後の恒例行事であるちくわ投げでゲットしたちくわを齧りながら帰途についたことを懐かしく思い出しながら読みに読んで、現在第39話目。
2013年というから今から7年前に書かれたエッセイで、7年前に自分は何をしていただろうと振り返ってみると、ちょうど義父を見送った翌年で今はなき自分の両親もまだ元気な頃だった。
考えてみるとこの期間は、両親の家の引っ越しから介護、そして義弟、義母、両親、愛猫を見送った怒涛の7年間で、会社でも色んなことがあったのであまりにも早く過ぎて感覚的には3年位のようなつい最近だと思っていた。
ゑふさんのエッセイを読んでいると、懐かしい出来事や俳優さんの名前も出てきて、昭和はもとより平成までもが遠くなっていく気がする。
そんなことを考えながら読んでいるゑふさんの「おば讃歌」というタイトルのエッセイ。
読みながら激しく共感するのは、私もおばさんの一員となった証拠なのだろう。