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中野笑理子のブログ

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空に溶けたい!

2013年06月12日 | 日記
台風が近づいているというのに、このお天気の良さは何だ!
こんなに風が強く吹いて、良い天気だと、一気に勤労意欲が失せる。
チマチマ説明会なんかに出てらんねーよ!
な~んて思っちゃいます。
それでも、会社の制服を着て、なに食わぬ顔で会場へ向かう小心者の私。
でも本当は、戦闘服(会社の制服)なんか脱ぎ捨てて、今すぐどこかへ走って行きたい。
万博公園の芝生の上で、ゴロゴロ心ゆくまで転がって、大の字に寝そべって昼寝がしたい。その後、日本庭園のお茶室で心静かにお薄などいただきたい。
時空を越えることが叶うなら、今すぐ大峰山までピューッと飛んで行って、洞川温泉にゆったり浸かって、名水ごろごろ水をゴクゴク喉を鳴らして飲み干したい。
鹿児島の天空の森で、頂上の椎の木に吊り下げられたブランコを、ハイジのように山を越えて漕いでみたい。
ニューヨークのセントラルパーク動物園でアシカショーを見たい。
サンフランシスコのフィッシャーマンズワーフで茹でたてのダンジネスクラブにかぶりつきたい。
文化文政時代の商家の若旦那になって、吉原に居続けをしたい。
要するにこんな日は、会社なんかにいたくないよーッ!
パソコンのモニター画面を見つめて、キーボードなんか叩いてんじゃないよッ、私。
なんだか考える事は、学生時代とちぃとも変わりばえしないねぇ。
流れてきた懐かしいナンバーを聴いたら、堪らなくなってしまいました。

懐かしのBGM♪RCサクセション トランジスタ・ラジオ♪
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ててかむいわし

2013年06月11日 | 日記
今日は入梅。
今年は梅雨入り発表がかなり早かったですが、本来はこの時期に梅雨入りすることが多いですね。
この時期の鰯は、入梅鰯(にゅうばいわし)と呼ばれ、一番脂が乗って美味しいのだそうです。
鰯といえば、節分だと思っていたのですが、この時期が一番とは知りませんでした。
だいたい魚は、冬が一番美味しいと思っていたのです。
この時期の湿気の多いじめじめした暑さの中では、活きが良くないのでは?と思っていましたが、美味しいと聞くと、やっぱり食べたくなってしまいます。
ててかむいわし、活きの良い鰯は、やはりお造りが一番!
生の鰯を味噌、葱、生姜などと一緒に叩いた、なめろうなんかも良いですね。
茗荷や大葉も入れて、キリッと冷やした樽酒なんかと一緒に飲ったら、蒸し暑い夜も、ちっとは涼しくなるかもしれません。
他にも塩焼き、煮付け、目刺し、丸干し、寒い夜ならつみれ汁も美味しそう。
あと入梅鰯ではないですが、鰯で好きなのが、たたみいわしです。
軽く炙って、ぬる燗で一杯……堪えられませんな(味の招待席by米朝師匠)。
たたみいわしは、片口鰯の稚魚を目の細かい網で漉いて天日干ししたものですが、あの薄い板状の中に、いったい何十匹、ひょっとしたら何百匹?の鰯がいるのか、数えることができないほど、小さな小さな稚魚の詰まった一片を、パリッと前歯で齧る時、自分が鬼になったような気になります。
お正月のお節料理に必ず入っている、ごまめも片口鰯ですね。
ごまめの歯軋りなんて言葉も、最近はあまり聞きませんが、なんか好きな言葉です。
たたみいわしの鰯達が一斉に歯軋りしたら、ちょっとこわいけど。

片口鰯ではないけれどBGM♪デューク・エイセス うるめいわしの歌♪


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おんなが恋におちるとき

2013年06月09日 | 日記
皆さま、恋してはりますか~?
今は昔、『愛し合ってるか~い?!』と叫ぶスターに、負けじと『イエ~ッ!』絶叫していたあの頃……。
恋愛、恋だの愛だの、と恋も愛も、同じように使われていますが、どっちかと言われれば、恋の方が、楽しい気がするんですよね。
責任を伴わない楽しさというか、ただただ好き好きだけで、何とかなるというか、只今この瞬間が全てというか。
後先考えずに突っ走れるというか、恋の方が楽しそう。
相手も、決して人間だけ、とは限りません。
道端で出会ってしまった捨て猫の仔猫であったり、偶然見つけた昔の写真集や浮世絵のレプリカであったり、新発売のスナック菓子であったり、はたまた服や靴やアクセサリーなんかには、女は殆ど毎日恋におちているような気がします。
恋って、年も立場も、既婚未婚も関係ないと、思うんです。
愛は、年や立場や、既婚未婚によっては、犯罪に繋がったりしてしまいそうですが。
それを見るだけで、いや、考えるだけで、ホワワワワァ~ンと幸せな気持ちになってしまう。
やっぱり、恋って、良いですよね~!
相手を人間の男性に限定した場合、何がきっかけで恋におちてしまうのか?
訊いてみたところ、意外性という言葉が浮かんできました。
日頃ガミガミ言われている上司に、思いがけず優しい言葉をかけてもらってフラッとなった、とか、頼りない後輩社員が、突然取引先にビシッと言った一言にフラッときたり。
俺について来い!な俺様タイプの男性が見せた弱い部分や、頼りなさげな異性として、意識もしていないような子の強い一言など。
そして、一度恋におちてしまったら最後、醒めるまでは回りが何を言おうが、どうしようが、アバタもエクボどころか、味噌も糞も一緒です。
もう私には、貴方しか見えない、聞こえない。
中島らもさんの小説には、『この世で一番美しい病気』と書かれていたように思います。
今も忘れる事の出来ない、私が恋におちた一言は、『犬、ワンワン、ワンワン言うて、話、全然聞いてくれへんねん!』です。
サラ金で働いていた時、行方不明の債務者の所へ集金に出かけた同期の男の子、居留守なのか本当に留守なのか応答がない、という彼に『犬に何時頃帰ってくるか訊いてみたら?』と言った私の言葉に対して返ってきた返事です。
この一言で私は、完全に恋におちて、翌日の帰り道に告白して玉砕しました。ま、年上のナースの彼女がいたら、太刀打ちできませんわな。
そんな恋もあった、あんな恋もあったな~と、もし今、これを読んで思っている方がいたら、その方に申し上げます。
この夏、恋をしましょうよ!
ねッ?

恋におちた瞬間のBGM♪ねこマジ スリーピースの男♪
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おけいこ

2013年06月06日 | 日記
本日、6月6日は古来より、稽古始めに縁起の良い日とされているようです。
おけいこ事といっても様々ですが、特に茶の湯や生け花、お琴や踊りなどの芸事は、数えで6歳の6月6日から始めると上達が早い、という言い伝えだそうです。
私は、茶の湯も生け花もお琴も踊りも習っていませんが、小さい頃はお習字と編み物教室に通っていました。
落ち着きのない子供でしたので、親は、上達よりも、落ち着きを身につけさせたかった、と後に言っていましたが、果たして身についたのかどうか……。
今の子供たちは、どんなおけいこ事をしているのでしょうか。
知っているお子さんの中には、数えで6歳どころか、2つか3つの頃から英会話教室へ通っていたり、幼稚園に入る前から、水泳教室やお絵かきなど、小さいながらも、忙しい毎日を過ごしているようです。
小学生ともなると、ほとんど毎日、おけいこや塾に通っている、なんて子もいたりして、「学校が休みの日も、塾あるねん」という子もいました。
「えーっ、うそ~?」と言うと「まぁ常識やね」(ちょっとドヤ顔)
常識なのでしょうか?
本人の希望で楽しく通っているなら、問題ありませんが、そうでない場合は、ちょっと気の毒な気がします。
おけいこで嬉しかった思い出は、小学校1年生の夏休みに通った、水泳学校です。
顔を水で濡らすことも、怖くて出来なかった私は、夏休み限定の水泳学校に入れられ、こともあろうか初日しょっぱな、発泡スチロールの浮きを腰に巻かれた状態で、いきなりザブーンとプールに投げ込まれたのです。
必死でもがいていると、「おーい、ここまで自分で泳いで来いよ~!」と言ってあとは知らんぷり。
死ぬかと思いました。
そのスパルタ方式が良かったのかどうかわかりませんが、入った当初は一番下の「まんぼうクラス」だったのが、なんと一番上の「かじきクラス」で卒業することができたのです。
出来なかったことが、出来るようになる喜びを知った夏でした。

大人になったプールのBGM♪ピチカート・ファイヴ 水泳♪





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タワー!タワー!タワー!はだかさんが大阪にやってくる!!

2013年06月02日 | 日記
うなるクチ三味線、炸裂する真空ギター、歌うスタンダップコミックでお馴染みの寒空はだかさんが、ちょうど1ヶ月後の7月1日から一週間、天満天神繁昌亭の昼席にやって来ます! ワーイ♪
大阪では、なかなか見ることの出来ない、はだかさん。
私がはだかさんを知ったのは、3年前。
京都キエフで、毎年行われている『姉様キングスディナーショー』で初めて見たのですが、感想は「いやぁ~、いいもん見せてもらいました」の一言でした。
家族で見に行ったのですが、帰りの河原町から梅田までの小一時間、電車の中で何故はだかさんの芸にこれ程魅了されたのか、について話し合った結果、「あんな芸は大阪では見ることが出来ない」という結論に達しました。
どこが、どうちがうのか?
それは実際に見た人が、それぞれ感じる事だと思いますが、はだかさんの笑いは、決して爆笑ドカンドカンではないのです。
関西で生まれ育った私にとって、笑いは日常というか、小さい頃から漫才や新喜劇を見て育ち、笑いといえば爆笑だと思っていましたが、爆笑でない笑いの愉しさを教えてくれたのが、江戸落語とはだかさんなのです。
爆笑ドカンドカンの芸が、脳味噌ドバー、はらわたデロ~ンのスプラッターホラーだとしたら、はだかさんの笑いは、小泉八雲の怪談なのです。
八雲の怪談は、血糊も過激な描写も出てきませんが、後から背中がゾクリとします。自身で、勝手に怖い想像をしてしまうのです。
スタンダップコミックとスタンダップコメディの違いについて、演出家の高平哲郎さんは、言っています。
面白く扉を開ける、面白い仕草で扉を開けるのが、スタンダップコメディ。面白い扉を開けるのが、スタンダップコミック。
はだかさんは、スタンダップコミックです。
はだかさんの開ける面白い扉の向こうに何があるのか、覗きに行ってみて下さい。


もちろんのBGM♪寒空はだか 東京タワーの歌♪
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