観劇三昧:ゲキバカ『ローヤの休日』
2018/3/29
窃盗団の一人が、一緒に捕まった仲間達と刑務所から脱獄しようとする話。
オープニングから激しいダンス。
物語の前提となる事件、ダイヤを盗む過程を誰にでもわかるように抽象的に描く。
そういう見せ方自体はよくあるんだけど、体のキレ具合や情報の練りこみ方が抜群。
妙に自由度の高い囚人たちや、窃盗からの死刑、単純すぎる脱獄方法といった、ザワザワする前フリが終盤部で回収される。
オープニングのダンスを繰り返すことで物語として統一感が出る。こういう部分の構成の仕方がうまい。
主人公の苦悩部分と死刑の是非論みたいな部分は、どうつなげていいのかよく分からず。
ちょっと性格がアレな上司が、ハリウッド映画のラスボスみたい。イメージは『レオン』に出てくるあいつ。
お菓子の使い方が、警察の二人の性格を象徴的に表現していてよくできている。
※「エンタメ賞」に投票しました。
作品情報(観劇三昧HP)
劇団名 ゲキバカ
公演時期 2011/03/26
上演時間 01:44:43
地域:関東
出演者:
西川康太郎/伊藤今人/石黒圭一郎/鈴木ハルニ/渡辺 毅/中山貴裕(以上、ゲキバカ)/加藤靖久(AND ENDLESS)
スタッフ :
作・演出:柿ノ木タケヲ
照明:兼子慎平(LaSens)/音響:佐藤春平/角張正雄、竹田 雄/舞台監督:中西隆雄<東京>/宣伝美術:細田美装/写真:飯野高拓、和知明/衣裳:車 杏里/演出助手:海野デカ、とまべちゆうこ/記録・映像:KASSHAKA/制作:浅倉良徳、吉田千尋、宮崎正輝/企画・製作:ゲキバカ
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