遠藤雷太のうろうろブログ

何かを観たら、とにかく400字または1000字以内で感想を書きつづるブログ。

告知:札幌オーギリング 三月興行'17『ファニーアズヘル』

2017-03-20 19:00:00 | 告知

 


2017/3/14

今月は告知が多いです。

次は3/20(月・祝)、札幌オーギリングに参戦します。

オーギリングはストーリーのある対戦型大喜利イベント。

毎度のことですが、こういう企画がこの頻度・質で行われるのは、とても稀なことです。

たくさんの人に楽しんでいただけるイベントだと思いますので、ぜひぜひお越しください。

 

私はというと、ヘルプのつもりで参戦しているうちに、フライヤーに顔写真が掲載されるようになり、いよいよ逃げ場がなくなってきた感じです。

遠藤は、明らかに表に出るタイプではないし、手持ちのカードが少ない人間ですが、自分がオーギリングのために何ができるか、脳みそしぼって行動したいと思います。

どうぞよろしくお願いいたします。


チケット予約はこちらからどうぞ→札幌オーギリング「ファニーアズヘル」

遠藤目当ての人はあまりいないと思いますが、気になる出演者に選んでいただけるととてもうれしいです。

二部構成なので通しがオススメですが、お試し一部または二部だけでも楽しんでもらえると思います。

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オパンポン創造社『最後の晩餐』

2017-03-20 01:25:10 | 観劇三昧:大大阪舞台博覧会 vol.2

観劇三昧:オパンポン創造社『最後の晩餐』(無料)

2017/3/19

地球最後の日を迎えて自分のやりたいことをやろうとする妻と、それに戸惑う夫と、豚野郎の三人芝居。

たぶん初めて見る人は、前情報なしでいきなり見たほうが楽しい。

始まって30秒くらいで作品の方向性がわかる。速い。

展開も予想どおり。変に捻られても困る。

絶対的に間違いのないシチュエーションなので、なにをやってもおもしろい。

特に30分のうちの前半15分の全力疾走ぶり。

小難しいことを考えさせないテンポのよさで、

ケラケラ笑いながら見る。

あんまりテーマ性を考えてもしょうがないような気もするけど、一応、最後の晩餐を銘打っているからにはメニューも含めて何かあるのかもしれない。

それよりも、「30分あげるんで、なんか面白いことやってください」というお題に、真摯に向き合って、しかも成功しているところがとても素晴らしいと思う。

================メモ===============

カテゴリー:トラジコメディ
劇団名:オパンポン創造社
公演時期:2016/02/14
地域:関西
『大大阪舞台博覧会 vol.2』参加作品

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baghdad cafe'『生活のリズム』

2017-03-19 20:55:26 | 観劇三昧

観劇三昧:baghdad cafe'『生活のリズム』

2017/3/19

夫婦の生活とトラブルを、ごく単純化した動きと日常の挨拶だけで描いた話。

24分の小品。

会場は狭い。お客さんも30人くらいだと思う。

朝起きて、朝ごはんを食べ、それぞれの仕事をしたら、帰ってきて寝る。

二人の体と二脚の椅子で一通りの暮らしを表現する。

その上にずっと軽快な生演奏が乗っている。おしゃれ。

説明的なマイムはほとんどないので、働いている、家事をしているくらいはわかるものの、具体的に何をやっているか、ちょいちょいわからなくなる。

お風呂の入り方と出方だけなんか生々しい。

衣装が不思議。

テーマは日常賛歌。

もともと仲のいい幸福な夫婦でも当事者になったら、いろいろ大変なこともあるんだろうなと思った。

最後は『HANA-BI』オマージュなのかな。

================メモ================

公演時期:2013/7/6

作・演出:泉寛介

出演:一瀬尚代/川添公二(テノヒラサイズ)

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空宙空地『轟音、つぶやくよう うたう、うたう彼女は』

2017-03-18 22:57:05 | 観劇三昧

観劇三昧:空宙空地『轟音、つぶやくよう うたう、うたう彼女は』

2017/3/18

踏み切りに現れる謎の老婆とその娘の人生をハイスピードで描いた話。

時間がどんどんスキップしていく。

時間は平等とは言うものの、その感じ方は人それぞれで、家族でも時間の流れ方は違う。

父親と母親と子供それぞれの時間感覚の違いを、かなりデフォルメして表現することで、よりリアルになる不思議。

おぐりまさこさんは、『如水』に続き、老婆を演じていた。

二度見てもうまいものはうまい。

終盤、スローモーションで後ろに転ぶところが好き。

あんなに母親と同じ人生を歩むことは実際ないんだろうけど、少しでも親の人生と重なる生き方をしている人は共感できるんだと思う。

作り手側の意図どおりなんだろうけど、おばちゃん二人の会話に本気でイライラする。

作者の関心は、「死」より「老い」のほうが強いんだと思う。

あと、『わが町』は好きだと思う。

================メモ================

公演時期:2016/11/13

作・演出 関戸哲也

団体名は「クウチュウクウチ」と読む。

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パク・チャヌク監督『お嬢さん』

2017-03-18 00:14:31 | 映画を見てきた

2017/3/17

・日本統治下の韓国の豪邸に住む「お嬢さん」の元に、詐欺師集団の女が侍女としてもぐりこみ、友情を育んだり裏切りったりする話。

・三部構成。145分。たっぷり。

・一部と二部で同じ出来事をAとBの目線で語る構造はよくあるけど、三部でのまとめかたが綺麗。

・最初は百合たっぷりで、金属のボタンがカチャカチャしているところまでエロい。

・秀子さんの局部を見て「秀でて美しゅうございます」じゃないだろ。

・コルセットもギャグなんだと思う。

・コミカルなシーンはもっとあるんだろうけど、雰囲気が不穏すぎて、おかしみを感じるのがワンテンポ遅れる。

・韓国映画独特の怖いおかしさ。

・二部は変態で始まる。

・あんな変態読書会の文化、日本にあるのか。それとも、変態に国境はないということなのか。

・あんな巨大な蛸、どこで捕まえてきたんだろう。

・木人形との絡みでやっと笑った。なんだ、あれ。

・日本人の役も、役者さんは韓国の人。

・言葉の意味はわかるし、演技もうまいけど、どうしても日本人に聞こえない。

・なので、誰が日本人で誰が日本語のうまい韓国人なのかよくわからなくなる。

・内容が内容だから日本人の役者使いにくい…ってことはコクソンやってる横で今更ないと思うんだけど。

・シンゴジラで石原さとみの演技を見るアメリカ人はこんな気持ちだったのかなと思ってしまう。

・豪邸が何でもアリでかっこいい。

・書庫の柵とか部屋の中の池とか。

・最後のほう、セックスシーンが騙し絵みたいになっている。どうなっているんだ。

・騙し騙されるサスペンスだけど、それらを乗り越える愛(性愛じゃないほう)の描写もしっかりしている。

・書庫の珠子を見てワンピース思い出した。

・ネットで「怒りのデスロードだった」という感想を見て、そんなわけあるかよと最初思ってたけど、最後まで見たらそうだった。

【映画予告編】R18『お嬢さん(The Handmaiden|아가씨)』劇場予告 監督:#パク・チャヌク/出演:キム・ミニ、キム・テリ、チョ・ジヌン、ハ・ジョンウ #お嬢さん

 

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ミジンコターボ『ダメダメ・サーカス2010Ver』

2017-03-17 10:14:34 | 観劇三昧

観劇三昧:ミジンコターボ『ダメダメ・サーカス2010Ver』

2017/3/17

武器屋の男が、自身にかけられた呪いを解くために、同じように呪われた人たちが集うサーカス団に入る話。

ごく単純な話の筋に、奇妙な登場人物やダンスを詰め込んで2時間19分。

世界観にあわせて演技も装飾も過剰で、見るからにエネルギーが有り余っている。

団員それぞれの呪いの種類と異なる役割で、人間性の幅が広げられる仕掛け。

終盤の悪魔が活躍するシーン。

とても人でなしで絶望感があって楽しい。

ダンサーたちで魔力を表現するのも、禍々しくて悪魔っぽい。

主人公がいわゆる「死の商人」だったりする

社会風刺要素もあるけど、そのへんはふわっとまとめている。

最後は戦争終わったような雰囲気だったけど、特に終わる理由はないはずなので、そう見えただけかもしれない。

================メモ================

公演時期:2010/01/23

作:竜崎だいち
演出:片岡百萬両

配役:
トガル:片岡百萬両
マルクス:永井悠造(隕石少年トースター)
ソロ:中村真利亜(TAKEITEASY!)
サウザー:上原日呂(月曜劇団)
ジャック:加藤智之(France_pan)
アイレーン:山口いずみ
デルタ:川端優紀
カーボン:後藤啓太
シャープ:Sun!!
フラット:丹下真寿美(泰平堂)
ココット:大塚宣幸(大阪バンガー帝国)
メトロ:竜崎だいち(声の出演)

DANCERS
エターナメンテ:弘中恵莉菜
エロイコ:河合美和
ライデンシャフトリヒ:齋藤千秋
クトゥルミクンドゥ:ハルカ(Win☆C/NOJESS)
マリンコーニコ:芝岡美穂
オワオドール:鈴木麻衣子
デリカテッツァ:DOHHY
ドリチェメンテ:あいん


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ミジンコターボ『スーパーソニックジェット赤子 大往生』

2017-03-16 21:45:10 | 観劇三昧

観劇三昧:ミジンコターボ『スーパーソニックジェット赤子 大往生』

2017/3/16

コンビニのバイトをしている赤井赤子が、人語を話す天才犬スパークを拾ってどこまでもお散歩を続ける話。

最初は海を見に行くくらいから、アメリカや宇宙にまで行ってしまう。しれっとキム・ジョンイルまで出てくる。

先手先手で面白いことを言ってくるので不意打ち的に笑ってしまう。

話の展開にあわせてか、各登場人物の動きもデフォルメが効いている。

冷静にひとつずつ観ると、すごく訓練されている人じゃなきゃできない動きをしている。

特に青島青子と愛犬エンジェルの走り方がとてもかわいい。

低いフィクションラインできっちり秩序を作っているので荒唐無稽な展開なのに安定感がある。

展開も速いので小さい画面で見ていてもストレスがない。

主演の二人がとにかくかわいい。

目覚めのいい夢のような作品だった。

================メモ================

公演時期:2011/10/30

脚本・演出:片岡百萬両

配役:
赤井赤子:川端優紀
愛犬スパーク:Sun!!
加穂先輩:竜崎だいち
赤井紅葉:袋小路林檎(劇団PEOPLEPURPLE)
大学生霊媒師イタコ:西分綾香
青島青子:一瀬尚代(baghdadcafe')
愛犬エンジェル:南雲飛鳥(劇団往来)
アメリカ:モリマリコ
ナサ中尉:片山誠子(ソラ豆)
緑マッカーサー:高島奈々(七色夢想)
クワガタ虫聖人:西分綾香
金正日:丹下真寿美

添乗員さん:モリマリコ
おばあさん達:出演者一同
金正日の部下:出演者一同
パイロット:一瀬尚代(baghdadcafe')
映像部隊:竜崎だいち・西村朋恵
転送装置:南雲飛鳥(劇団往来)
ニューヨーク市民:出演者一同
アメリカ空軍:竜崎だいち・西村朋恵
コンビニ強盗:丹下真寿美・西村朋恵・竹田桃子(売込隊ビーム)・南雲飛鳥(劇団往来)

ハチ公:丹下真寿美
パトラッシュ:一瀬尚代(baghdadcafe')
ビリー:袋小路林檎(劇団PEOPLEPURPLE)
ブロンディ:高島奈々(七色夢想)
ツン:片山誠子(ソラ豆)

タロ:西分綾香
ジロ:モリマリコ
猫:竹田桃子(売込隊ビーム)
スパークの母:川端優紀
レポーター:竹田桃子(売込隊ビーム)
カメラマン:一瀬尚代(baghdadcafe')
ディレクター:南雲飛鳥(劇団往来)
マイク係:西分綾香
ヒッチハイクされる運転手:西分綾香

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札幌オーギリング『及川広大、涙の真相』(DVD)

2017-03-16 20:22:47 | 告知

2017/3/15

今は自分も参加している札幌オーギリング。

そのオーギリングの最初期メンバー・及川広大の成長の軌跡を追っている。

オーギリングの登場人物で魅力的なのは、演技のできる人と感情の触れ幅が大きい人。

及川くんは完全に後者のタイプで、基本的に何をやるにしても感情があふれている。

傍から見ると「なんで?」と思うくらいだけど、比較的「巧い演技」を見慣れている自分にとってはその部分こそが楽しい。

そして、本作DVDはその「なんで?」への回答になっている。

ただ感情があふれている人を見るのも楽しいけど、その背景がわかると一層味わいが出る。

初期のオーギリングは今以上に手探りで、及川くんは常にその手探り要素の中心にいた。

プロレス風の演出を履き違えている初期の映像を見ると、はっきり言って痛々しい。

そんな彼がオーギリングとともに成長し、次の興行では実力でメインを勝ち取った。

オーギリングの歴史は及川広大の歴史と言ってもいいのかもしれない。

感情の触れ幅の小さい自分としても、とてもワクワクできる展開になってうれしい。

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川野浩司監督『LIVE FOR TODAY 天龍源一郎ドキュメンタリー』

2017-03-14 01:44:09 | 映画を見てきた

映画「LIVE FOR TODAY 天龍源一郎ドキュメンタリー」特報

2017/3/13

プロレスラー天龍源一郎が、引退を発表してから最後の試合までの舞台裏を見せる。

天龍がとにかくいい。

ごつごつした顔の輪郭もいい、シワの一本一本もいい。体も声も、とてもいい。

何をやっててもいい。ラインの録音しているところもかわいらしい。

体はだいぶん動かないけど、決してぬるくないペースと内容で試合を重ねていく。

最初は水平チョップとグーパンチだけだったのに、だんだん技や表情が豊富になっているように見えるのも面白い。

「対戦相手がうまい~」とか「滑舌が~」とか、下手にメタ視点で見るのはかえってかっこわるい。

天龍を見ているだけ、話を聞いているだけでうっとりしてしまうし、それでいいと思う。

娘の紋奈さんが、所属団体「天龍プロジェクト」の代表を務めている。面構えがいい。

家族愛というよりは、パートナーとしての信頼関係。

まさに二人三脚という感じ。ほほえましい。

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『ヤギづくしvol.3』

2017-03-14 01:09:44 | レポート

2017/3/14

札幌オーギリングのピンクおにぎりでお馴染み、ヤギハツマくんが自身の誕生日ライブをやるというので顔を出してみる。

お客さんは40~50人くらいだと思うけど、それでも、ぎゅうぎゅうになるくらいの会場。

女性が多い。というか、ほとんど。

最初の30分はお客さんからお題を貰っての即興歌。ゆるい雰囲気で始まるも、それぞれしっかりひとひねり入っていて巧み

次の90分は10人のミュージシャンとほぼ1曲ずつ。最後はヤギハツマバンドで持ち曲を唄う。

ひととおりやって2時間30分くらい。

その間、主役のヤギハツマくんは、ずっと会場の雰囲気が冷えないように盛り上げていた。

もともと好きな人が来ていることを差し引いても、現場慣れした安心感がすごい。

そりゃ大喜利の現場くらいで動じることはないだろうな。

あと、カホンが不思議すぎて子供のようにずーっと新鮮な気持ちで観てしまっていた。

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