幸せは どんなときも 私の中に・・・
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毎週日曜日は、実家で過ごすことが多い。
父は、高齢で運転の自信がなくなり、9年ほど前、74歳で車を手放した。
母は、視覚障害で、商品の表示などが見えづらくなった。
それで、日曜日に、私の車で買い物に行くようになった。
買い物後、『NHKのど自慢』などを見ながら、三人でお昼ごはんを食べる。
私が帰るときには、父手作りのヨーグルトを 必ず持たせてくれる。
もう仕事もなく、介護が必要だった義父母も他界し、平日でも行けるのだけれど、
「一緒に買い物に行くのは日曜日」という期間が長かったので、
平日に行くと曜日の感覚が狂ってしまうみたい。
というわけで、今日も実家で過ごしてきた。
今 実家の庭には、ハスカップが色づき始めている。
3年くらい前までは、
三人で厚真のハスカップ農園に摘みに行っていたなぁ・・・
今は母は見えなくてムリだし、父も何時間もは腰痛でムリ。
でもその代わり、庭の木が育って、母がジャムを作るくらいには採れるようになった。
今日は父と二人で、今年初の摘み取り
苦味と酸味と甘みのギュッと凝縮した 薬効たっぷりのハスカップの実。
何日分か冷凍で保存して、母がジャムにします。
父の作るヨーグルトに母の作るジャムをかけてお昼にいただく・・・二人の手作りコラボです
・・・今日父は、「ちょっと来てくれ」と言って、ある場所へ。
そこには生命保険や年金や銀行関係の記録が。、
「ここに全部あるから覚えといてくれな・・・お母さんはもう無理だ(見えないし記憶も怪しい)から」と・・・。
すでに義父母や夫を見送った私は、
「何言ってるのぉ~?!やめてよ!」なんて言わずに、
「わかったよ」と。
でも「三人を見送ってから何年もたっていないんだから、もうしばらく・・・十年くらいは、勘弁してよね~」とは・・・。
繰り返し過ごす大切な人との時間・・・
「そのことに 慣れてはいけない」と 強く思う。
慣れて何も思わなくなって
失くしてから ああ、もっと・・・と思うのは絶対に嫌。
だから 「これはとっても貴重な時間なのだ」と・・・いつもいつも思っていたい。
貴重と言えば~
ずっと大事に取っておいた日本酒を、ついに空けてしまった~
辞めた職場の 大切な友(一回りも下だけど、私は大切な友達だと思ってる・・・)からの、小豆島旅のお土産。
「うとうと」という可愛い名前の純米酒・・・
清らかで旨み豊かな とても美味しいお酒でした
もうない~
こんなふうに、どんなに大事でも、この世は「諸行無常」~
・・・って自分で飲んじゃったのだけど~
彼女に、ありがとう・・・美味しくって幸せよ・・・っていう気持ちだけは、
いつまでも心の奥に・・・