最近の事で、ふと思った事を書きます。
少し、思い上がった事かもしれないと思いつつ、自重しながら書かせて頂きます。
先日、ふと私が仕事をしている関連の他社の施設に見学に行きました。
要は、同業他社の施設です。競合相手の施設です。
私は、競合の会社が、どんな施設を提供しているのか、どんな接客や営業をしているのか、実際に見に行くことは、とても大事な事だと思っています。
そして、この部分は、営業マンの方だったら、私に賛同する人は、かなり少くなってくると思いますが、
お客様のご要望や状況を勘案して、私のご紹介している施設、すなわち、私が扱っている商品よりも、他社の施設、他社の商品が優れている部分があると感じた場合は、
私は堂々と他社の商品の素晴らしさもご紹介します。
私にとって、一番大事な事は、お客様が私が扱っている商品を通じて、お客様のニーズが実現するかどうかだけです。
もし、他社の商品でも、お客様のニーズに叶う部分があると思ったら、その他社の商品の付加価値も堂々とお話しします。
そして、「よかったら、そちらも見に行ってみてください。私は、お客様が、最善の選択をして頂ければ嬉しいです。何かご不明な点がございましたらいつでも、お問合せください。この商品のプロとして、お客様の立場からお答えします。」とお伝えします。
お客様から見たら、私の扱っている商品は、一生に一回の高い買い物です。
それを営業マンのエゴだけで自社の商品だけを勧めたり、
自社の商品を売らんがために、他社の商品の素晴らしさを隠して、けなしたりする気持ちには、私はなれません。
実際に、私が接客した際には、お客様が、他社の施設も含めて、比較検討されていることを、私に言ってくださる方と、言ってくださらない方がいますので、統計はとれませんが、
お客様が「他社の施設も、見ています。」「これから見に行きます。」と正直に仰ってくれたお客様のうち、私のこのやり方で、結果的に、私の会社の商品を契約された方の確率は70%ぐらいです。
恐らくそんなに悪くはない確率で、お客様が他社を見に行っても、戻ってきてくださいます。
私が思うに、私が100%、無条件で、お客様を応援する姿勢を打ち出すことで、
営業マンとお客様の枠を超えて、私も本音で、お客様も本音で話ができ、
私とお客様が心から信頼しあえる関係になれていることが、大きい気がしています。
また、明らかに他社の商品の方が優れていると思ったら、
まず私は、私という営業マンの存在価値を足して、自社の商品価値をあげようと努力します。
それでも他社の商品価値には、はるかに及ばないのなら、足元にも及ばないのなら、私はその会社を辞めます。
私の会社の商品は、他社に比べてこれだけの価値があると確信しているからこそ、
私はこの会社の営業マンとして存在するのだと考えています。
その事を事実として確信するために、他社の施設も時間があれば、見学に行くようにしています。
そして、最近感じ始めている事。
私の接客をしてくれるのは、もちろん、他社の営業マンなのですが、
私がお客様になりきると、他社の営業マンがどんどん素晴らしい営業マンに、サンタの営業マンになっていくことを感じるのです。
初めは、少し不愛想な営業マンが、どんどん親切な営業マンに変わっていくのです。
次回にそれを書きたいと思います。
ありがとうございました。