間もなく「地球一周四万km」が5,000kmに到達する。
昨年の12月5日からカウント開始したので、丸一年になる。
この調子でいけば、あと7年で達成できる。脚力の衰えを考えると自信はない。
できるところまではやるつもりでいる。
明日は、常陸太田ウオーキングクラブ主催例会に参加する。
那珂市は1度歩いているようだが、あまり記憶にない。集合の常陸鴻巣駅も初めて。
寒くなると、1人で黙々と歩くのは少々辛いが、明日は団体歩行なのでありがたい。
天候は穏やかで、次第に暖かくなりそうな予報なので良かった。
昨日の遊水地は、風の中ほとんど人のいない場所だったので、妙に疲れた。
今日のコースは、数十回歩いているので、昨日とほぼ同じ距離だが苦もなく歩ける。
街中なのも良いのかもしれない。
ラーメン屋の新聞はわが家と同じ朝日新聞。家では読まなかったところを読んだ。
医学上の倫理を扱ったインタビュー記事。
「人体実験」という、医学上必要なものだが、近い過去にも、ひどい事例があった。
戦前だけではなく、戦争という特殊な環境でなくても、医学という、特殊な業界では、
本人の同意を得ない、ひどい人体実験が、行なわれてしまう危険が隣り合わせである。
ナチスが、人種差別に基づいて、下位においた集団を取り扱うさまは、おぞましいが、
ナチスや日本の731部隊だけが異常ではない。
アメリカでは、戦前から戦後にかけて、梅毒に罹患した黒人を放っておいた場合、
どうなるかという実験をしていた。このアメリカが、ナチスの人体実験を裁いていた。
そのアメリカ人でも、自分たちが下位と位置づけた集団には、非道なことができる。
医学の臨床研究では、医師という上位グループが、患者という下位グループに対し、
本人の同意を得なかったり、データを改ざんしたりした。
群馬大病院では、難易度の高い手術が、野放図に行なわれ、死亡事例が相次ぎ、
「おかしい」という声が、なかなかでないまま、多くの手術が野放しで行なわれてしまった。
ここでも、医者は上位者で、患者(偉い人でない限り)は、下位者であることが明白である。
何をもって偉い人というか、わかりきったことだ。偉い人が、このような目に遭えば、
黙っていないし、放っておかれないということで、その違いは表せるとでも言えばよいか。
省みて、自分たちも、自分の差別心を放っておいたら、何をするかわからないという、
人間の恐ろしさを他人ごととせず、心の片隅に考えられる余裕を持っていたいと思う。