この頃、中国の寺院の和尚が、僧衣のまま、集団で殴る蹴るのケンカをする動画がSNSに拡散され、物議を醸している。(SNS投稿動画よりスクリーンショット)
現代は「末法(まっぽう)の世」だという。冒頭からその書き出しにしてしまったことで、筆の重さを禁じ得ず、正直とまどっている。
現代中国の風景の一つとして、中国の仏寺の僧侶について伝えるのが本記事の趣旨である。ただ、その導入として、まずは日本の仏教について少しだけ前置きしておきたい。
- 「末法の世」に存在する仏僧
日本でいう宗教の「仏教」とは、実は明治の初めころに、西洋のキリスト教が新設の学校などとともに大々的に入って来てからの新しい名称である。
江戸期までは、これを「仏法」や「仏道」と呼んでいた。法や道といった旧来の名称のままのほうが、不純物が混じりにくいという意味で、あるいは日本人にとって良かったのかもしれない。
- 「党のためにある」寺院の惨状
- 中国仏教界のトップも「破戒」三昧
- 閉ざされた「天国への道」
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