2022年11月28日、北京市民が手に白い紙を掲げて、中国政府のゼロコロナ政策に抗議した。この抗議運動は「白紙運動」「白紙革命」と呼ばれている。 (Michael Zhang/AFP via Getty Images)
白紙運動に身を投じた元技術専門家、黄国安氏は数か月後に警察に逮捕された。その後、亡命したものの、携帯電話に中国派出所からの召喚状が届き、資産を凍結された。
- 1か月外出制限で食料が不足
2022年10月、黄国安氏の健康コードは赤になった。ゼロコロナ政策が続いた当時、健康コードが赤の場合、公共の場所には出入りできず、病院に入院するか自宅隔離されるしかない。黄国安氏の住居はコミュニティによって直接電子ロックをかけられ、内側からは開けられず、防疫スタッフがPCR検査を行いに来るまで待つしかなかった。黄氏は丸一か月間外出できなかった。
家に閉じ込められた時、黄氏の家にあった食べ物は「3日か5日の量の肉と野菜」と「半袋の米」だけだった。米の量も1か月持たなかったため、毎日、粥を炊くしかなかった。最後には何日も空腹だった。幸いにもその電子ロックが解除されて、やっと外に出られた。
昨年11月末から12月にかけて、中国全土の大学がロックダウンに抗議し始めたとき、黄氏も白紙革命に積極的に参加した。ロックダウン時に飢餓に苦しんだ経験が直接の原因だった。
- 白紙革命参加者ら 拷問を受け
- 海外亡命後 貯金を凍結
- 出頭要請
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