JUON NETWORK イベント報告

各地で行っているイベント・ボランティア活動を
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ぶどうの丘 田畑の楽校2020F

2020-09-26 | ぶどうの丘 田畑の楽校
9月26日(土)に山梨県山梨市で行われた「ぶどうの丘 田畑の楽校(はたけのがっこう)」の報告です。
15名の参加がありました。

参加者の声

 普段の生活では消毒・滅菌・無菌操作等、凡そ農業とは無縁です。
どういった団体が主催するボランティア活動か調べもせず、誘われるがまま軽い気持ちで今回の参加を決めました。

 塩山駅前の武田信玄公像前にて世話人さんをはじめ、ベテラン参加者さんが温かく迎えてくださり、簡単な自己紹介を交えながら“ほったらかしハウス”へ移動。
作業準備が整ったら畑へ向かい、農園主のお父さんからご挨拶と今年の天候不順による不作状況や本日の作業内容を聞き、開講式が行われました。

 今回の作業内容は、1)保護袋の取り外し、2)晩腐病の実を除去、3)雨除け傘の取り付け。
四人一班、計3組に分かれ、それぞれの班にベテランボランティアさんが指導と作業確認係として加わり、各々の作業をこなします。

 畑に中腰で立つと、多くの葡萄が袋に包まれ枝から垂れています。
湿った土の匂い、柔らかくて不安定な足元、枝葉には蜘蛛や蠅やら名も知らない虫。
私にとって非日常です。

 葡萄表面のブルームと云う蝋状物質が取れないように、でも次の作業を担当する班の人が待っているからある程度のスピード感で保護袋を取り外す作業。
午前中は無言でとにかく作業をこなすことしかできませんでした。

 午後は少し手慣れてきて、ベテランさんから晩腐病が何たるかの説明や、密集した葡萄の実から病気の実だけを取り除くコツ等を聞きながら、慣れない斜面移動かつ畑特有の柔らかい土に足を取られながらの作業はあっという間に時間が過ぎます。
気が付けば全身汗びっしょり。

 途中から、酸味の強い香りと蠅が集る房には晩腐病の実が多くあること、実の育ちの良し悪しが色の濃淡差で判ってきました。
そういった事に気付くと作業はより一層楽しくなります。
途中休憩をとりながら夕方まで作業し、朝見た時は保護袋だけだった畑が葡萄房の見える畑へと変わりました。

 ボランティアとしてお役に立てかは判りませんが、私個人としては葡萄生産の一端を体感する事ができたのは大きな収穫となりました。
天候に左右される一次産業の不安定さを目の当たりにした事で消費者としての目線が変わる体験でした。

 澤登農園さん、JUONさん、そして参加された方々に御礼申し上げます。


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