5月20日(金)~22(日)、7月1日(金)~3日(日)に
和歌山県那智勝浦町で行われた
「熊野の棚田 田畑の楽校」の報告です。
のべ7名の参加がありました。
参加者の声
生まれも育ちも東京、サラリーマン家庭出身の私ですが、ここ数年、私の周りでは地方や農業というキーワードがあふれ、行先を見失ってしまった経済至上主義からのパラダイムシフトの兆しを感じ始めています。
熊野という地は、熊野三山、熊野古道・修験道、日本書紀の神話の故郷であり、数多くの先達たちが開眼し、歴史の転換点を生み出した地でもあります。
JUONの岩下さんから紹介いただいた時に、熊野、色川に将来のヒントがあるのではないか、という思いがありました。
単純に未体験の田植えを楽しもうという動機も相まっての参加となりました。
田畑の楽校では、昼は棚田での“苗取り”と“田植え”、と夜はみなさんと協働炊飯という生活でしたが、JUONの遠藤さんや会の方々が、和やかに丁寧にゆっくりと教えていただけるので、非常に心地よく楽しい時間でした。
“苗取り”の作業では、慣れないせいか、腰がバリバリになり往生しましたが、淡々とゆったりとした時間の経過の中で、作業一つ一つが自然との対話に感じられるようになっていき、なぜか癒されている感覚になりました。
“田植え”では、自然と一本一本「元気に育ってくれよ!」と祈るような気持ちが芽生えてきました。
一番圧倒されたのは、色川の林に埋もれている休耕田や棚田の石組みでした。コツコツと何百年も積み重ねられた遠い先達たちの生きる執念や思いが何かを静かなパワーで語りかけてくるような感覚に襲われました。
その何かは、今回はまだわかりませんでしたが、この続きは熊野・色川でしかわからないと思うので、この活動を続けていこうと思っています。
みごとなまでに自然に折り合い続ける知恵の一端を感じられた2泊3日でした。
和歌山県那智勝浦町で行われた
「熊野の棚田 田畑の楽校」の報告です。
のべ7名の参加がありました。
参加者の声
生まれも育ちも東京、サラリーマン家庭出身の私ですが、ここ数年、私の周りでは地方や農業というキーワードがあふれ、行先を見失ってしまった経済至上主義からのパラダイムシフトの兆しを感じ始めています。
熊野という地は、熊野三山、熊野古道・修験道、日本書紀の神話の故郷であり、数多くの先達たちが開眼し、歴史の転換点を生み出した地でもあります。
JUONの岩下さんから紹介いただいた時に、熊野、色川に将来のヒントがあるのではないか、という思いがありました。
単純に未体験の田植えを楽しもうという動機も相まっての参加となりました。
田畑の楽校では、昼は棚田での“苗取り”と“田植え”、と夜はみなさんと協働炊飯という生活でしたが、JUONの遠藤さんや会の方々が、和やかに丁寧にゆっくりと教えていただけるので、非常に心地よく楽しい時間でした。
“苗取り”の作業では、慣れないせいか、腰がバリバリになり往生しましたが、淡々とゆったりとした時間の経過の中で、作業一つ一つが自然との対話に感じられるようになっていき、なぜか癒されている感覚になりました。
“田植え”では、自然と一本一本「元気に育ってくれよ!」と祈るような気持ちが芽生えてきました。
一番圧倒されたのは、色川の林に埋もれている休耕田や棚田の石組みでした。コツコツと何百年も積み重ねられた遠い先達たちの生きる執念や思いが何かを静かなパワーで語りかけてくるような感覚に襲われました。
その何かは、今回はまだわかりませんでしたが、この続きは熊野・色川でしかわからないと思うので、この活動を続けていこうと思っています。
みごとなまでに自然に折り合い続ける知恵の一端を感じられた2泊3日でした。