JUON NETWORK イベント報告

各地で行っているイベント・ボランティア活動を
紹介いたします。

つばきの里 森林の楽校2015

2015-11-14 | つばきの里 森林の楽校
11月14日(土)~15日(日)に
長崎県長崎市で行われた
「つばきの里 森林の楽校」の報告です。

15名(内地元7名)の参加がありました。


参加者の声


・里山散策
ノマドの方々に誘導をしていただき、いこいの里の散策を行いました。ひのき林やクヌギ林などの長崎の自然に触れながら、自分たちの生活との繋がりについて教えていただいたり、とぐろ松や棚田、五十川さんたちが作っている炭窯を見せていただいたりしました。参加者からは「森林の見えない部分が知れた」「日本の(森林の)現状を知れて、間伐が必要なことが分かった」などの感想がありました。参加者は、普段の生活における見えなかった自然の支えや日本の森林がどのようなものか、これからどのように向き合っていくべきかを学ぶことができました。

・楽習会
【JUON NETWORK 鹿住さんのお話】
前半は里山散策の感想交流をして、その後JUON NETWORKの鹿住さんからお話をしていただきました。感想交流では「日常ではできない体験ができた」「自然をいかに利用するかを考えていかなくてはならない」などの意見がでました。鹿住さんからは、具体的な日本の森林の現状やJUON NETWORKが設立された経緯をお話しいただきました。参加者はJUON NETWORKや大学生協と環境との密接な関わりを学ぶことができました。
【ノマドの方々との交流】
後半はノマドの五十川さん、田平さん、林業女子会@長崎の森永さんにお越しいただき、ノマドや林業女子会の行っている活動とその目的ややりがい、学生に求めていることをお話しいただきました。「議論だけでなく、いろいろな行動を起こしてほしい」という五十川さんのお話を受け、参加者はこれから社会に出ていく一人として環境について考えていく意識を新たにしていました。

・森づくり体験
ノマドの方々のご指導のもと、森づくり体験をしました。のこぎりやなた、チェーンソーなどを利用して枝打ちや間伐を行ったほか、ロープを利用した立木の伐採を行いました。参加者は森づくり体験を通して、森づくりの大変さを学ぶことができました。「私一人だけではなく、もっと多くの人に体験をしてほしいことだらけだった」などの感想がありました。

・手作り体験
ノマドの方々のご指導のもと、間伐材を利用して、ヒノキのチャームを作成しました。やすりや電動糸のこぎりを利用してヒノキの加工を行う中で、間伐材の加工の楽しさや難しさを実感することができました。加えて、間伐材を利用していく必要性や大切さを学ぶことができました。


総括
普段の大学生活の中ですることのできない体験を通して、参加者の学びをより良いものとするセミナーとなりました。さらに体験だけでなく、楽習会などを通して得たことを交流することで、参加者同士で学びあいを行う場面も見ることができました。
大学生協が行っている活動とは別に地域の方々やJUON NETWORKが行っている環境活動を学んだり、なぜ環境活動を行うのか考えたりすることで、会員に帰ってからの活動のきっかけを見つけることにも繋がりました。特に森づくり体験は参加者の心に深く残ったようで、もっと多くの人に体験をしてほしいという声を多く聞くことができました。ここで学んだことや経験を会員の活動へとぜひ活かしていってほしいです。
昨年に引き続き参加が少ない状況ではありましたが、実感することができた今回のセミナーの魅力を発信し続けることで、多くの会員から参加があるように広報・参加促進を行っていきます。







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