JUON NETWORK イベント報告

各地で行っているイベント・ボランティア活動を
紹介いたします。

トキ色の島 森林の楽校2009夏

2009-10-27 | トキの島 森林の楽校
8月26日(水)~28日(金)
「トキ色の島 森林の楽校」(新潟県佐渡市)
の報告です。
参加者は、16名(内地元5名)。
トキの野生復帰に向けた里山保全活動を行っています。


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今回は、昨年放鳥したトキを
見ることができました!!
1日目は、本間先生の講義と
ナタ研ぎのレクチャーを行いました。

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2日目は、キセン城にて
トキがより棲みやすい環境するための
えさ場づくり作業です。
その他にも、炭焼き窯の修復作業も行いました。

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夜は、毎年恒例の
バーベキューで交流会。
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3日目は、早朝に
トキのモニタリング調査。
そこで、昨年放鳥したトキを見ることができました!!
そして、今回は9月29日(火)に放鳥されたトキのケージを
見に行くこともできました。

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すでに試験的にトキ
(このときは、放鳥したときではなく別の種類のトキ)
をケージの中にいれているため、
少し離れたところからカメラを通して観察。



参加者の声

 私が今回「トキの島 森林の楽校」に参加したのは、
大学時代に富士山において不法投棄のごみを清掃する活
動を行っていた事もあり、環境に強い関心を持っていた
からです。
 この活動に参加し、もっとも印象に残った事は、佐渡
の人たちにとって森林は「トキを野生に戻す環境」であ
ると共に、人々の「生活する場所」である、ということ
でした。
 富士山での活動では、掘った穴は小さな生物に影響を
もたらすため、必ず元に戻し、伐採も最低限に抑える事
が当たり前です。ですから、はじめは人間の都合で伐採
を進めているような気がして、里山保全での作業にとて
も抵抗を感じました。
 しかし、私の考えを変えるきっかけとなったのは、長
年炭焼き釜の手入れをしていらっしゃる石川さんの姿で
した。
 石川さんは周辺の樹の成長に影響をもたらす樹を伐採
し、それを利用して炭に利用しており、伐採も森林の成
長を考えて進められていると感じました。
 この経験を通して、今までは「森林に人間がお邪魔す
る」という考えだったのが、人間が森林に手を加えるこ
とで、双方にメリットがある「森林と人間が共生する」
という考えができるようになり、新たな価値観で考えら
れるようになったと感じました。
 今回私たちが保全活動を行った場所が、いつの日か人
間と森林、そしてトキが共存できる場所になることを望
みます。また機会があれば、参加させていただきたいと
思います。
 貴重な体験をさせていただき、本当にありがとうござ
いました。
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