おしっさまの里 森林の楽校２０２１秋

11月27日(土)〜28日(日)に福井県越前市で行われた「おしっさまの里　森林の楽校」の報告です。
9名(内地元4名)の参加がありました。

参加者の声

　まず、今回の活動を企画、準備して頂きました関係者の皆様に心よりお礼を申し上げたいです。
閉会式では竹林を伐採しとてもきれいになって気持ちの良いという簡単な感想でしたので、もう少し述べたいと思います。

　活動の主な内容は竹林の整備ということでしてが、ただ竹を安全に伐採するだけでなく、周りの山を見学しながらこの地域で行われている林業の施業方法を学ぶことができました。
ここの杉の木は赤玉の部分が多いので、それを取るためにその場に放置して周りの白い部分が腐らしてから搬出するのは初めて知りました。
土地に応じた木の特性、消費者のニーズに合わせて仕事をされていることがよくわかりました。

　また、湧き水の出る場所を案内して頂きました。
以前そこに神社があったことや今でも周りの環境を整えるために清掃活動を行っているなどの話を聞き、現地の人が自然、文化を大切に守りながら生活していることがわかり、とても感激しました。周りには立派な木が育っていることが印象的でした。

　宿泊した「山ふところ工房」では、薪ストーブ、いろりがある手入れの行き届いた立派な建物に泊めて頂きました。
夜は手間暇かけた料理を出して頂き、お酒を飲みながら時間を忘れて楽しく過ごすことができました。

　朝はもち米を蒸す時に薪ストーブに木片を入れる仕事をしましたが、みるみるうちに木が燃えてなくなり、薪を本当にたくさん使うことを実感しました。
日々の生活をするのにどれだけの薪が必要か考えさせられました。
搗き立ての餅はとても美味しかったです。

　以上、おっしゃまの里で１泊２日の活動を通じて、丸ごと山村体験をすることができました。
便利な生活が当り前な我々の現代人にとっては、先人たちの歩んできた生活を振り返ることはとても大事だなと感じました。

　最後にもう一度関係者の皆様に厚くお礼申し上げます。