こんにちは、暑い日が続いていますね。
こちらは何週間も雨が降らず、何度目か分からない渇きを覚えています。
水はいくらでも飲めるのに、庭がカラカラだと心もカラカラになるんですよね。
どうしてだろ。
庭も私の一部になってきたのかな。
溜まりに溜まった写真をなんとか整理してDVD保存しなくちゃと、パソコンの写真をいろいろ見ていたら。
懐かしい写真が出てきました。

しみじみと見て、今の状況にそっくりだなぁと思ったのです。
そうだった、イブちょもしろちゅも、元はみな庭にやってきてくれた猫だったのだと。
懐かしくていろいろ掘り起こしてみると、あんまり可愛かったので、改めて記事にすることにしました。
見たことある方もいらっしゃると思いますが、どうぞお付き合い下さいね。
2009年12月。クリスマス・イブ。
車で家に帰ってくると、門の前にちょこんと白い子猫が座っていました。
ピシッとお座りしてこちらを向き、私が来るのを待っています。
「ど、どうしたん……?どうして待ってくれてたの?」
こわごわ近づいていくと、少し距離を取るそぶりはするものの、ちっとも逃げません。
じいっとこちらを見ています。
ねこまんまをあげたらぱくぱく食べ、おうち入る?ってドアを開けたらてくてく入ってきて。
和室に座ってくつろいでくれました。
ずっと猫を飼いたかったけれど家の中で生き物を飼ったことがない私はずっと躊躇していて。
でも、この出会いが運命的なものに思えて、飼おうかな!と踏ん切りがつきました。
その日に旦那に送ったメールの添付写真。

ちっちゃくて細かった。
この日のことは、こちらの記事に詳しく書いていますので、よろしければご覧下さい。
来てすぐの頃。

今考えてみれば、この時からすでにこのティッシュケースがお気に入りだったようです。
今でもよくこれで、じゃれてケリケリして遊んでいますよ。
阪神柄(笑)。
お気に入りの一枚。

眉間をきゅ、と寄せるクセもこのころからだったんだなぁ。
まだ目や耳がばっちいですね。
家の中で暮らすようになって、徐々に綺麗になっていきました。
クリスマス・イブに我が家に来たから、名前はイブ。
『ちょ』は旦那があとから付けました。
動物が大好きなお隣の奥さんも、イブちょのことを知っていました。
もう一匹、兄弟がいるよ。
もうちょっと茶色くて、鳴き声が低いの。
しかしなかなかその子には会えず、季節は本格的に氷点下の寒さへと突入したのです。
2010年2月。
庭に猫が2匹やってきました。

まだ成猫になりきれていない大きさの2匹。
外は昼でも身を切るような寒さで。
風も強かった。
こんなに寒いのに、ずっとお外で……、夜なんてどうするんだろう。
子猫は体温調節がまだうまくいかないと言うし……(←イブちょを飼いはじめていろいろ勉強した)
茶色いほうはイブちょに姿がそっくりで、この子があのもう一人の兄弟だなってすぐ分かりました。
いつも寄り添っているもう一匹はタヌキのような面白い顔で。
もしもイブちょがこんなところで夜を過ごしたら……と思うといてもたってもいられず、なるべく雨風が当たらない一画に段ボールハウスを作りました。

気に入ってすぐ使ってくれて、ちょっとほっとしました。
いつも2匹一緒。
寄り添って温め合って生きていました。
旦那は2匹を見て、茶色い方をちゃいろちゅ、

白いほうをしろちゅ、

と呼ぶようになりました。
ごはんをあげると、ちゃんと二皿に分けて置いているのに、ちゃいろちゅはオレが食うんだ~~~とがうがうしてしろちゅに食べさせず。
しろちゅはまるで大和撫子のように後ろに控えてじっと待っていました。
イブちょとは兄弟だし、もちろん仲良し。

こんな風にして、この冬が過ぎていきました。
2010年4月。突然。
ちゃいろちゅの姿が見えなくなりました。
大人になり、旅立って行ったのかなぁ……。
しろちゅを残して? うーん……?
その頃家の庭には。
怖い大人の野良猫たちが、毎日のように2匹を襲いにきて、可哀想に蹴散らされていました。
しろちゅはすごい瞬発力なので、一瞬で物陰に隠れていましたが、ちゃいろちゅはどこまでも追いかけていかれて大変そうだったのです。
自分の住処を求めて旅立って行ったのか、それとも人懐っこかったのでどこかで飼われたか。
もう知る術はありませんでした。
一人残ったしろちゅ。

毎日オス猫がうろうろするし、子供ができちゃうかもしれない。
手術をしようと決意しました。
家に入れたらもう、お外に出すなんてできません。
責任を持って、我が家で飼うことに決めました。
初日、イブちょとの隔離のため作った2メートルの段ボールの柵を、ジャンプで一気に飛び越えたしろちゅは。
2階でしばらく潜んでいましたが。
すぐにイブちょには懐いて、ぴっとりと仲良しになりました。

少しずつ背中に色がついてきています。
イブちょと一緒にごはんを食べ。

イブちょと一緒に眠り。

ちゃいろちゅの穴を、イブちょがしっかりと埋めてくれました。
良かったね、しろちゅ。
ようこそ、我が家へ。

こうして我が家の飼い猫は2匹になったのです。
その後しばらくして、ちょくちょくやってくるようになったのは、のらじょでした。

のらじょという名前も、私が『野良』と言っていたら旦那が『じょ』を付けてしまいました。
なんというか、貫禄のある姿に妙な安心感がある子でした。
うちの二匹とご対面~~~。

なぜかしろちゅは、のらじょをあまり怖がりませんでした。

綺麗な毛並みですね~。
色合いと柄を見ると、イブちょとしろちゅを足して2で割って、膨らましたような感じだったので、もしやお母さんかなぁと思ったこともありました。
思い出した頃にひょっこりとやってくる、不思議な雰囲気の猫でした。

イブちょはのらじょが来るといつもデレッデレに腰砕けでしたよ。
大好きでした。
庭の前を時折通り過ぎる野良猫たち。

襲いかかってくるヤツもいました。

コイツはほんとうに怖かったです。
『ヤツ』と呼んで、私が何度も真剣に追い払いました。
顔はけっこう可愛いのに、ジャンプして網戸の真ん中辺りにビタン!!
ものすごい声を出して、網戸越しに乱闘になったイブちょを守ろうと抱き上げたら、手が一瞬で血だらけになりました。
猫のケンカには素手で入っちゃいけないと、そのときやっと分かりました。
庭で見かけるたびに追い払って、だいぶかかってやっと来なくなりました。
可愛そうだけど、ヤツだけは無理でした。
そして今年、夏。
たまに訪れるのらじょが姿を見せなくなって数週間。
久しぶりにイブちょのうなり声が聞こえて慌てて駆けつけると。
のらじょに少し似たスマートな猫がやってきました。

大人しくてとっても可愛いので、ジュニアという名前をつけました。

しかしイブちょには、他のオスを自分のテリトリーに入れる心の広さはなく。
ジュニアが来るたびにものすごいうなり合いがご近所中に響き渡ります。
そのうちもう一匹が低いうなり声とともにやってきました。

我が家の庭で三つ巴。
茶色いほうはライオンぽいので、ライオンキングから取ってシンバと名付けました。
実はしばしば旦那が、茶色いからちゃいろちゅ、と呼びはじめていたのです。
違う~~、ちゃいろちゅはイブちょの兄弟でしょ!
区別してもらうために、名前は必要でした。
シンバにはイブちょ、かなわないと思うのか。
しっぽを足の間に入れて、横向きに倒れておなかを見せています。
オシロイバナにいつもこすこすしています。

昨日の夜の動画です。
リンクはこちらです。
動画『訪問猫シンバ』
近頃は、ジュニアが姿を見せなくなりました。
シンバは、2日に1回程度、夜にやってきます。
今回こうして思い返してみると、イブちょもしろちゅもみいんなうちの庭猫だったんですね。
そして、イブちょが来てくれたから、今まで素通りだった家の庭に猫たちがやってくるようになったのです。
私は家を猫屋敷にしてしまえるほどの余裕はありません。
イブちょとしろちゅを守るので精一杯。
あんまり猫に来られても、可愛いから嬉しいんだけれどちょっと困るときも。
けれど。
一匹も訪れない日は。
ちょっとだけさみしいなと思うようになりました。
猫は家に2匹もいるのに。
不思議ですねぇ。
さてさて、これからいったいどんな猫たちが来てくれるんだろうなぁ……。
楽しみに待ちたいと思います。
それでは、また次回!
こちらは何週間も雨が降らず、何度目か分からない渇きを覚えています。
水はいくらでも飲めるのに、庭がカラカラだと心もカラカラになるんですよね。
どうしてだろ。
庭も私の一部になってきたのかな。
溜まりに溜まった写真をなんとか整理してDVD保存しなくちゃと、パソコンの写真をいろいろ見ていたら。
懐かしい写真が出てきました。

しみじみと見て、今の状況にそっくりだなぁと思ったのです。
そうだった、イブちょもしろちゅも、元はみな庭にやってきてくれた猫だったのだと。
懐かしくていろいろ掘り起こしてみると、あんまり可愛かったので、改めて記事にすることにしました。
見たことある方もいらっしゃると思いますが、どうぞお付き合い下さいね。
2009年12月。クリスマス・イブ。
車で家に帰ってくると、門の前にちょこんと白い子猫が座っていました。
ピシッとお座りしてこちらを向き、私が来るのを待っています。
「ど、どうしたん……?どうして待ってくれてたの?」
こわごわ近づいていくと、少し距離を取るそぶりはするものの、ちっとも逃げません。
じいっとこちらを見ています。
ねこまんまをあげたらぱくぱく食べ、おうち入る?ってドアを開けたらてくてく入ってきて。
和室に座ってくつろいでくれました。
ずっと猫を飼いたかったけれど家の中で生き物を飼ったことがない私はずっと躊躇していて。
でも、この出会いが運命的なものに思えて、飼おうかな!と踏ん切りがつきました。
その日に旦那に送ったメールの添付写真。

ちっちゃくて細かった。
この日のことは、こちらの記事に詳しく書いていますので、よろしければご覧下さい。
来てすぐの頃。

今考えてみれば、この時からすでにこのティッシュケースがお気に入りだったようです。
今でもよくこれで、じゃれてケリケリして遊んでいますよ。
阪神柄(笑)。
お気に入りの一枚。

眉間をきゅ、と寄せるクセもこのころからだったんだなぁ。
まだ目や耳がばっちいですね。
家の中で暮らすようになって、徐々に綺麗になっていきました。
クリスマス・イブに我が家に来たから、名前はイブ。
『ちょ』は旦那があとから付けました。
動物が大好きなお隣の奥さんも、イブちょのことを知っていました。
もう一匹、兄弟がいるよ。
もうちょっと茶色くて、鳴き声が低いの。
しかしなかなかその子には会えず、季節は本格的に氷点下の寒さへと突入したのです。
2010年2月。
庭に猫が2匹やってきました。

まだ成猫になりきれていない大きさの2匹。
外は昼でも身を切るような寒さで。
風も強かった。
こんなに寒いのに、ずっとお外で……、夜なんてどうするんだろう。
子猫は体温調節がまだうまくいかないと言うし……(←イブちょを飼いはじめていろいろ勉強した)
茶色いほうはイブちょに姿がそっくりで、この子があのもう一人の兄弟だなってすぐ分かりました。
いつも寄り添っているもう一匹はタヌキのような面白い顔で。
もしもイブちょがこんなところで夜を過ごしたら……と思うといてもたってもいられず、なるべく雨風が当たらない一画に段ボールハウスを作りました。

気に入ってすぐ使ってくれて、ちょっとほっとしました。
いつも2匹一緒。
寄り添って温め合って生きていました。
旦那は2匹を見て、茶色い方をちゃいろちゅ、

白いほうをしろちゅ、

と呼ぶようになりました。
ごはんをあげると、ちゃんと二皿に分けて置いているのに、ちゃいろちゅはオレが食うんだ~~~とがうがうしてしろちゅに食べさせず。
しろちゅはまるで大和撫子のように後ろに控えてじっと待っていました。
イブちょとは兄弟だし、もちろん仲良し。

こんな風にして、この冬が過ぎていきました。
2010年4月。突然。
ちゃいろちゅの姿が見えなくなりました。
大人になり、旅立って行ったのかなぁ……。
しろちゅを残して? うーん……?
その頃家の庭には。
怖い大人の野良猫たちが、毎日のように2匹を襲いにきて、可哀想に蹴散らされていました。
しろちゅはすごい瞬発力なので、一瞬で物陰に隠れていましたが、ちゃいろちゅはどこまでも追いかけていかれて大変そうだったのです。
自分の住処を求めて旅立って行ったのか、それとも人懐っこかったのでどこかで飼われたか。
もう知る術はありませんでした。
一人残ったしろちゅ。

毎日オス猫がうろうろするし、子供ができちゃうかもしれない。
手術をしようと決意しました。
家に入れたらもう、お外に出すなんてできません。
責任を持って、我が家で飼うことに決めました。
初日、イブちょとの隔離のため作った2メートルの段ボールの柵を、ジャンプで一気に飛び越えたしろちゅは。
2階でしばらく潜んでいましたが。
すぐにイブちょには懐いて、ぴっとりと仲良しになりました。

少しずつ背中に色がついてきています。
イブちょと一緒にごはんを食べ。

イブちょと一緒に眠り。

ちゃいろちゅの穴を、イブちょがしっかりと埋めてくれました。
良かったね、しろちゅ。
ようこそ、我が家へ。

こうして我が家の飼い猫は2匹になったのです。
その後しばらくして、ちょくちょくやってくるようになったのは、のらじょでした。

のらじょという名前も、私が『野良』と言っていたら旦那が『じょ』を付けてしまいました。
なんというか、貫禄のある姿に妙な安心感がある子でした。
うちの二匹とご対面~~~。

なぜかしろちゅは、のらじょをあまり怖がりませんでした。

綺麗な毛並みですね~。
色合いと柄を見ると、イブちょとしろちゅを足して2で割って、膨らましたような感じだったので、もしやお母さんかなぁと思ったこともありました。
思い出した頃にひょっこりとやってくる、不思議な雰囲気の猫でした。

イブちょはのらじょが来るといつもデレッデレに腰砕けでしたよ。
大好きでした。
庭の前を時折通り過ぎる野良猫たち。

襲いかかってくるヤツもいました。

コイツはほんとうに怖かったです。
『ヤツ』と呼んで、私が何度も真剣に追い払いました。
顔はけっこう可愛いのに、ジャンプして網戸の真ん中辺りにビタン!!
ものすごい声を出して、網戸越しに乱闘になったイブちょを守ろうと抱き上げたら、手が一瞬で血だらけになりました。
猫のケンカには素手で入っちゃいけないと、そのときやっと分かりました。
庭で見かけるたびに追い払って、だいぶかかってやっと来なくなりました。
可愛そうだけど、ヤツだけは無理でした。
そして今年、夏。
たまに訪れるのらじょが姿を見せなくなって数週間。
久しぶりにイブちょのうなり声が聞こえて慌てて駆けつけると。
のらじょに少し似たスマートな猫がやってきました。

大人しくてとっても可愛いので、ジュニアという名前をつけました。

しかしイブちょには、他のオスを自分のテリトリーに入れる心の広さはなく。
ジュニアが来るたびにものすごいうなり合いがご近所中に響き渡ります。
そのうちもう一匹が低いうなり声とともにやってきました。

我が家の庭で三つ巴。
茶色いほうはライオンぽいので、ライオンキングから取ってシンバと名付けました。
実はしばしば旦那が、茶色いからちゃいろちゅ、と呼びはじめていたのです。
違う~~、ちゃいろちゅはイブちょの兄弟でしょ!
区別してもらうために、名前は必要でした。
シンバにはイブちょ、かなわないと思うのか。
しっぽを足の間に入れて、横向きに倒れておなかを見せています。
オシロイバナにいつもこすこすしています。

昨日の夜の動画です。
リンクはこちらです。
動画『訪問猫シンバ』
近頃は、ジュニアが姿を見せなくなりました。
シンバは、2日に1回程度、夜にやってきます。
今回こうして思い返してみると、イブちょもしろちゅもみいんなうちの庭猫だったんですね。
そして、イブちょが来てくれたから、今まで素通りだった家の庭に猫たちがやってくるようになったのです。
私は家を猫屋敷にしてしまえるほどの余裕はありません。
イブちょとしろちゅを守るので精一杯。
あんまり猫に来られても、可愛いから嬉しいんだけれどちょっと困るときも。
けれど。
一匹も訪れない日は。
ちょっとだけさみしいなと思うようになりました。
猫は家に2匹もいるのに。
不思議ですねぇ。
さてさて、これからいったいどんな猫たちが来てくれるんだろうなぁ……。
楽しみに待ちたいと思います。
それでは、また次回!
