今年も行ってきました、吉野山!!
吉野山に行こう!って思うと、前日の夜から身体がエネルギーを充電しているのが分かります。
むんむんむんむん~~~!!
いっぱい歩きますからね~~。
吉野駅から満員バスに揺られ、さらに奥千本へと上がるべく乗り継ぎで50分、ひたすら待ち……。
一列に並んでひたすら立ち続ける間、見られるものといえば土くらいで。
すると、小さな命を見つけることができました。
生まれたての葉っぱは、透明感があって柔らかそう。
スミレちゃんがあちこちでお顔を見せてくれていました。
足元の小さなものに、自然と目を向けさせてくれる。
見なさいよ、ってことなのかなって感じました。
やっと乗り場近くへ。
見上げると、見事な枝垂れ桜!
さらに、屋根の上には春の色の競演
春の山の色、ほんとうに美しいです。
バスが来ました。
急カーブが続く山道を、耳元で大声でしゃべりまくるおばちゃんパワーに気圧されつつ上っていきます。
奥千本口に到着です。
金峯神社へと登る急坂の途中、素晴らしい眺めの場所があります。
植樹されて間もない細い桜を見ながら、この道を歩いていくと……?
バ~~~ン!! この眺めが見られます。
山の上へ登ってきたなぁ……って実感します。
西行庵への道はあいかわらず崖で。
秋に来なかったからかな、またちょっと足が震えちゃいました。
滑らないよう、慎重に足を進めます。
奥千本は4月14日現在まだ2分咲きほどで、ちょっと残念でした。
けれど、私が憧れてやまない道は、ちゃんとそこにありました。
ここに来る時はいつも、雲ひとつない青空。
晴れ女パワー炸裂です。
右側の景色を見たくなって、ちらっ。
崖のはるか下まで転がっていきそう……クラクラ……
ううう~~~、見ちゃいけん、見ちゃいけん!!
震える足をだましだまし、登っていきます。
上の広場に到着しました~~~。
ひょろりと背の高いシロヤマザクラが一本、また来たねと迎えてくれました。
下に写っている人の大きさを見れば、桜の木の高さが分かっていただけると思います。
美しい、愛おしい山の桜。
やってきたおじさんが、「この桜と一緒に写真を撮ろう思たら、木ぃによじ登らせんといかんな~」って笑わせてくれて、広場はとても和やかな雰囲気に満ちていました。
さあそれでは、さきほど目が回りそうだった谷と山並みを眺めながら、お昼ご飯にしましょう!
この景色をかぶりつきで見られる場所で、足を投げ出して座ります。
この景色を見たいがため、ここまで時間をかけてやってきたのです。
はぁ~~~、いつ見ても美しい……
この下はずっと崖下まで木が伐採されています。
またおじさんが、
「ここはぁ~、みんな桜を植樹するんやろうなぁ~。
その木が大きく育つ頃には……、わしらもうとっくにあっちいっとるわ」
わははは!!とまた、笑いが起こっていました。
ここらへんがみんな桜になると、西行庵の前の広場から見事な景色が見られることでしょう。
私がおばあちゃんになるころには、見られるかしら(笑)。
見たいなぁ。
桜が大好きな西行さんも、大喜びしそう!!
景色を堪能して、さて、戻っていきましょう。
木々の隙間から差し込む光。
エネルギーに満ちているように感じます。
山に包まれるような感覚になる、大好きな道。
前はここに細い木が倒れていて、その下をくぐった気がするなぁ。
石碑がかっこよくて、つい撮っちゃう。
お地蔵様に手を合わせ。
金峯神社に戻ってきました。
見事な枝垂れ桜とシルエットになった幹が青空に映えますね。
坂を下り始めると、とたんに痛めていたヒザ痛が復活!!
登りは大丈夫なんですが、下りに差し掛かると痛むんですよね……。
富山旅行で痛めて以来、これがネックになって長距離を歩けなくなっているのです。
バレーボールでさんざん身体を酷使してきたから、どこが痛くなっても仕方がないのですが、せめてもうちょっと歳をとってからにしてほしかった……。
ビッコビッコして歩いていましたが、この状態で長距離下っていくのは無理と判断し、急遽中千本までバスで下りることにしました。
中千本から駅までは、頑張って歩きますよ~~。
痛くなってくると、足を曲げたり伸ばしたり。
痛くない角度などを探しつつ、歩いて下りていきます。
お天気だったので、桜がキラキラ輝いて目を奪われます。
あら、ワンちゃんがいいところでお昼寝中。
前までは、奥千本からずっと歩いて下りてきていたので、この辺りはゆっくりと見ることなくスタスタと通り過ぎていました。
これもまた、ゆっくり見てみなさいってことだろうと思いました。
だいぶ下りてきた頃、食事処があったので入りました。
食事処『静亭』。
奥のテラス席に通していただき、そこからはなんとこの絶景が一望できます。
絶景のテラス席!!やったぁ!!!
吉野山は、葛を使ったお料理がたくさんあります。
葛うどんとコーヒーを注文しました。
お出汁は薄味で、ツルツル~ッと麺をいただくとショウガの香りがすう~っと鼻を通り抜けていきます。
葛のとろみで、食感がとても優しいです。
おいしい~~!!!
また、たくさん入っている山菜は別に味付けがされていて、シャクシャクとした噛みごたえと塩味がアクセントになってすごく美味しいです。
お出汁が薄味だからこそ、この繊細な味が楽しめるんだなぁと、すごく幸せ気分になりました。
底が見えるまですっかり飲み干してふぅと一息つくと、コーヒーをお持ちしましょうか?と店員さんが声をかけてくださいました。
おうどんに集中していましたが、またお外の景色に目を移します。
最高の席だなぁ……
桜も山もすっごく綺麗だ~~。
早くほかのお客さんにこの席を譲ってあげなくちゃと思いつつも、おしりに根が生えちゃって(笑)。
のんびりしちゃってすみません
帰り際、きな粉と蜜がたっぷりの葛餅もいただいちゃって、ご機嫌でお店を後にしました。
ゴロンとたくさん入っていて、食べ応えありますよ~~。
手が手前に写っているからなんだか小さく見えていますが、けっこう入ってます
さてお次は、静亭から歩いてすぐの葛菓子とカフェのお店『TSUJIMURA』です。
吉野の木をふんだんに使った、とってもかっこいいお店です。
ここで可愛い葛菓子を買います。
あ、このビンの入れ物、めっちゃ可愛い!!
お星様とお月さまとお日様の形をしたものもありますよ。
いつ見ても可愛いなぁ。
素朴な色の葛菓子は、使っている甘味によって少しずつ色が違います。
古希、琥珀、亜麻など、甘味の説明書きがちゃんと入っています。
最初口に入れたときはそっと密やかに、そして口の中に広がっていくととっても豊かな味が出てくる。
不思議でドキドキする、お菓子でした。
内装に使われている木の柔らかい色と素朴な葛菓子の色……、見ているだけで癒される空間です。
そして何より、シンプルでスタイリッシュなデザインに心惹かれます。
他にも、私の好みにどストライクな器や、川上村の木工作家、山本直美さんの作品も展示販売されていました。
全部買って、みんなおうちに並べたい……。
素敵な時間でした。
次回はこの続きで、西日からだんだんと暮れていく吉野山の色をアップしたいと思います。
私の好みに偏った写真たちになりそうですが、よかったら読んで下さいね。
それでは、ネコタイムですね~~。
今日は夫婦でラブラブ!写真といきましょう~~。
それでは、猫たち~、よろしく~~!!!
我が家のラブラブカップルは、毎晩しろちゅがせまっていくスタイル(笑)。
狭いなぁと思いつつも、いつもしろちゅを優しく受け止める、イブちょさんです。
お庭のラブラブカップルは、ひろみちゃんがど~んと頭突き、ポンちゃんが優しくペロペロして見守っています。
ひろみちゃんのこと、とても大切に思っているポンちゃんです。
仲良くしている姿を見ると、なんだかほこほこしますね。
それでは、また次回です~~~