セツの 日々つれづれ日記

猫たちの様子や感動した景色など、日々のささいな出来事をアップしています。

吉野山の春 暮れていく光の色

2014-04-20 02:33:28 | 吉野山
吉野山のお話を始める前に。



先日、結婚式以来会っていなかった友達と久しぶりに会うことができました。

スーツをスラッと着こなした姿がなんだか眩しかった。


短い時間でしたが、お互いに『変わってないねぇ』と言い合いました。


駅構内の喫茶店にて。




友達はフレンチトーストとバナナスムージーを、私はタマゴサンドとチャイをいただきました。

ぱっと目についたお店に入ったのですが、おしゃれな喫茶店でした。




結婚した友達とは、会う機会が減ってしまうことが多いです。

遠くに住む友達の近況が少しでも分かると、ほんとうに嬉しいものですね。


とっても嬉しい日となりました。







それでは前回に引き続き、吉野山の春の景色をお送りします。


前回の記事はこちらです。


お店を出たあと、いつもよりもゆっくりと駅への道を歩いていきました。

すると、いつもなぜか見過ごしてしまっていた『吉水神社』を、今回やっと見つけることができたのです!!

地図には書いてあるのにいつの間にか通り過ぎている。

駅に帰っていつも、う~~ん?と首をかしげていました。


どんな神社なのかなぁ……と、ドキドキ。

鳥居をくぐり坂を下っていくと、巨大なコブシの木を発見!!




どこまで伸びてるの~~~と、首がグキッと言いそうなほど見上げます。

石垣の上に建っている建物の、上の屋根までありそう……。

花びらもぶっとくて、すごいパワーを持っていそうです。



あ、狛犬さん。

なんて筋肉モリモリなのぉ~!!そして全開の笑顔、素敵!!




思わずスリスリしたくなる、たくましい腕ですね。


神社の入り口横にある、大きなモミジの木。




新緑の黄緑とお花の赤が、傾いてきたお日様の光に透けて、輝いています。

こういう光が、とっても好きなんです



吉水神社に入るとすぐに、『一目千本』の大きな文字が見えました。

一目千本とは?


これです。




こんなにたくさんの桜が、いっぺんに見られるんです!!




ほんとはもっともっと綺麗です!

すごい景色です……、私の腕ではとても撮りきれません。。。


こんな光景を何度も見逃していたなんて……、今までよく『私は吉野山を見てきました』なんて言えたなぁと、大反省だったのでした。

ああ恥ずかしい。。。


皆さんぜひぜひ、吉水神社の一目千本、その本物の美しさを見て下さいね!!

ほんとうに、綺麗だったなぁ……







吉水神社への道の途中、おひさまの光を一心に浴びる一本が目に入りました。




「うわぁ……、なんて……綺麗な……」

通り過ぎる人たちがみんな足を止めて、吸い寄せられるようにこの木の下へ……。



素晴らしい桜の景色を見て、思わずつぶやく「うわぁ……」という声。

馬見丘陵公園でも吉野山でも、桜に感動した人たちが口にするのを聞きました。

この声を聞くのが、私はすごく好きだと気づいたんです。


「綺麗やねぇ……、すごいねぇ……」

夫婦で、友達同士で……。

微笑み合う、嬉しそうな笑顔。

見ている私も、胸が震える思いがしました。


自然が見せてくれる、想像のはるか上を行く感動やパワーを。

感じられるって、ほんとうに幸せなことですね。

たくさんの桜を植えて下さった方々に、深く深く感謝です。






蔵王堂まで戻ってきました。

ピンク色のヤマザクラの向こうに、大きな大きな蔵王堂の屋根。




屋根の下の、精密に重ねられた木組みを見るのが、ゾクゾクするほど好きです。

古びた木の感じがまた、たまりません~





吉野朝宮址へと下りていく階段の上、ここでもたくさんの「うわぁ……」の声。




桜色の光が辺りに満ち満ちていましたよ。



可愛い三重塔と桜を撮ろうと思ったら、お日様がチカッと綺麗な光を添えてくれました。




ありがとう





その脇から行ける、脳天神社への道も、輝いていました。




西日マジックの時間です。


何もかもが金色に輝き、桜はそれにピンク色を足してくれるのです。


最高の、時間です……




ここも、「うわぁ……」が聞けた場所です。

私が撮っても、何を写しているのか分からない写真になってしまいます。

自分の目で見た、感動した美しさを、うまく撮って帰れないのが悔しくなりました。


深い森の地面にまで差し込むキラキラの光……、おひさまの光……、桜の輝き……。

伝えられる腕が欲しいと、切実に思いました。



こちらは、モミジの新緑が放つ黄緑色の輝き……、そして光に透ける桜……




下手な写真ですが、少しでも伝わればいいなと願っています。




ブログを通じて知り合うことのできた方に、暮れかけの光に染まる桜がとても美しいことを教えていただきました。




この一枚は、その方のおかげで撮ることができました。

ありがとうございます。



さまざまな色を見せてくれた、吉野山の春の自然たち。

ほんとうにありがとう。






懐かしい色に染まる町の風景。




こんな色は、子供の頃、日が暮れるまでお外で走り回っていた子供の頃を思い出させてくれます。

ああ、おうちに帰ろう。

そんな光ですね。






いつもは最後、ケーブルカーで下っていくのですが、下千本の桜がまだたくさん咲いていたので、歩いて下りてみることにしました。


桜の木の間を、あいた、あいた!といいながらひょこひょこ下りていく。

「あ……、すみません、先行って下さい」


後ろがつかえないよう、先に行ってもらいつつ。

ぴょっこり、ぴょっこり。



山に当たるこの日最後の光とシロヤマザクラ。

そして下千本では、モミジの新緑も一緒に楽しむことができます。




下千本の美しさを、これまた初めて見ることができました。

雨が降らない日が続いたので、一番最初に咲き始めた下千本の桜がとても長く咲いていてくれたそうです。

とってもラッキーでした




足が痛かったことで、かえって今まで見られなかった景色を新たに見ることができました。

神様に「いいところがまだまだあるんだから、見ておきなさいよ」って言われているような。

そんな大きな意思を感じた一日でした。




生まれたばかりのモミジの葉っぱが風に揺れています。




この子たちがまた秋には真っ赤に山を染め上げてくれるんだと思うと、今はまだ赤ちゃんみたいに柔らかい葉なのに……と胸にくるものがあり。


「今年も頑張ってね、いつもありがとう」と。

言いたくなりました。





これで、2話にわたった吉野山のおはなしは終わりです。

最後まで見ていただき、ありがとうございました







ちなみにこの日は満月の一日前でした。

家に着くとすぐに重い三脚を取りに入り、またお外へ飛び出しました。






新しい望遠レンズで撮った、まんまるお月さま。

あの灰色の砂と岩の表面に、もっともっと近づきたいな……。

触れられそうなほど、近くに……。



月の魔力に、きっと取り憑かれています(笑)。







さあ~て、来週のサザエさんは~~??

いや、違った……、

本日のにゃんこさんは~???



ポンちゃ~~ん!!!


うにゅ~~~~!!!





我が家の裏庭で伸びをするポンちゃん。

会心の一枚です


しっぽ、綺麗でしょう~。

レッサーパンダやラスカルみたいって、よく思います。



東からの光がよく入るこの場所は、彼のお気に入りらしく、晴れた日の朝はしょっちゅうここでくつろいでいます。

ちなみに左に腕だけ見えているのは、もちろんひろみちゃんです。

壁に隠れて見えない。。。




野生を感じさせる、チェックを怠らない瞳。




おめめがとっても綺麗。

そして、ぶっとい腕がぁ~~~!。

たまりませんね~~。

かぷかぷしたい。。。




この季節の朝日は、きっととっても温かくて気持ちいいのでしょうね。

この顔ですよ。




気持ちいいねぇ~~ポンちゃん。



ごろりん、やっは~~~!!!




コロンコロンのおなかが~~~!!!



はぁはぁ、すみません、テンション上がり過ぎ。。。



ほんとうにフォトジェニックな猫ちゃんだねぇ、ポンちゃん。





自然なポーズをいっぱい、ありがとね。



警戒されないよう遠くから撮って、ウフウフとトリミングして眺める。

庭猫たちと私のスタンスは、そんな感じです(笑)。




それでは、また次回です~~~