モンテッソーリ子どもの家アイアイ

愛知県刈谷市モンテッソーリ教室です。
子どもたちの主体的な活動を大切にしています。
(since 2009)

おうちでモンテッソーリ(1歳10か月)

2021年02月13日 | 日常生活の練習

0歳から6歳までの教室
モンテッソーリ子どもの家アイアイです。

インファントに通ってくださっている方から
「料理ってモンテッソーリ教育のお仕事、
 たくさん入っていてすごいですよね」

「あけうつしとかちぎるとか、布巾を畳む、
ジップロックを開け閉めするなど、
手先を集中して動かす動作がたくさんあるので😄
子どももママのお手伝いしてる!って楽しめるので🥰」

と、おうちの写真をたくさんいただいたので、
一部ご紹介します。



もちろん、同じ日にすべての活動をやっているわけではないし、
この写真のように、成功しているだけではありません。

小さな子どもには初めてのことばかり。
だからこそ、
こぼすのは当たり前と思って想定しておくこと。
ぞうきんや掃除道具を用意しておくこと。
その際大人は慌てず、
「こぼしたら拭こうね」と処理の仕方を伝えること。

嫌がるときもあれば、癇癪を起したりすることもあります。
大人は少し忍耐が必要ですが、必ず成長します。

おもちゃを与えておくだけではもったいない。
生活に参加させてあげましょう

すべて日々の積み重ねですから、
毎日少しずつでも取り入れていけるといいですね。


子どもの家アイアイは、毎日ではなく活動時間が限られますので、

ご家庭のご相談にもアドバイスをさせていただいています。

物的環境、人的環境、お子さんの個性、いろいろ重なり合っていますので、
みるみるよくなるということばかりではありません。
子どもも試行錯誤する時間が大事ですが、大人も試行錯誤ですね。
そうした積み重ねが、信頼しあえる親子関係を築いていくと思います。

そして。
気づいた時が始め時。
故相良敦子先生は、
「親が関わり方を変えれば子どもは変わる」とおっしゃっていました。
相良敦子先生の講演会に行って来ました!


ぜひ、こちらもお読みください。
モンテッソーリ教育を初めて知る方へ
マリア・モンテッソーリ
モンテッソーリに関する書籍


クラスの詳細はこちら。
モンテッソーリ子どもの家アイアイ クラスのご案内


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モンテッソーリ子どもの家アイアイ(@kodomonoie_aiai)

0,1,2歳のお子様向け教材・おもちゃ販売もしています。
Shizu工房

 

 

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手はしっかり洗えているかな?

2020年03月27日 | 日常生活の練習
0歳からの子どもの主体性を育てる
モンテッソーリ子どもの家アイアイです。
※現在、コロナ対策でお休みしております。
 
「手の洗い方」は、報道もされていますが
お子さんが基本の「手の洗い方」ができているか、確認してみましょう。
 
1~2歳は、手を洗うのが好きなお子さんが多いですが、
お水が好き、石鹸の感触が楽しいんです。
大人が洗ってあげてしまうと、自分でやりたがって怒ったり、
繰り返しいつまでも洗いたがるのは「敏感期」ですね
その時期を上手に使って、洗い方を提示しましょう。
生活習慣を身につける絶好のチャンスですよ。
オススメ
田中昌子先生の子育て相談モンテッソーリで考えよう!
「第18回 手を洗う習慣づけは、どのようにしたらよいでしょうか?」
を参考にしてください。
 
他のことに興味が出てくると、
ゃちゃっと洗って「洗った」と言ったりします。
トイレの後、指先しか洗わない子もいます。
洗っているつもりでも、しっかり洗えていないこともあるかもしれません。
殺菌のためには、石鹸をつけて20秒洗うのがいいそうですよ。
 
絵の具でフィンガーペインティングや手形を取ったりした後、
石鹸で洗ってみてください。
落ちていないところがよく分かるので、しっかり洗おうとしますよ~。
大人もやってみてくださいね。
 
手を洗うのが、なかなかやめられないお子さんもいます。
「汚れがなくなったら終わり」「石鹸ぬるぬるが取れたら終わり」と
「終わり」が分かるように伝えてみてくださいね。
石鹸のついた手で蛇口を触ったら、蛇口を流すことも教えてあげてくださいね。
そうすることで、「終わり」が分かりやすくなります。
 
 
こちらの動画は、石鹸ではなく色をつけていますが、
これくらいやらないと隅々まで洗えないということがよくわかります。
指の付け根は、残りやすいのでしっかりと。
14ヶ月のお子さんの動画。
 
 
心穏やかに過ごせる日々が戻りますように。
 
 
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子どもが自分で服を着る工夫

2020年03月06日 | 日常生活の練習

0歳からの子どもの主体性を育てる
モンテッソーリ子どもの家アイアイです。
※現在、コロナ対策でお休みしております。

※2011年11月の記事を加筆修正しました。


先日、息子のお古のパジャマをあげたお子さんが、

「ママ、ズボンに『うしろ』って書いてある!」
と喜んでいたという話を聞いて、
すっかり忘れていたのですが、思い出しました。
忘れないうちに書いておきます。

息子が小さいころ、自分で服が着られるように工夫していました。
写真が残っていないのが残念です。

パジャマのズボンは、ポケットなどがないので、
前後がわかりにくいですね。
ズボンのタグに、「まえ」「うしろ」などと書いていました。

白い下着には、後ろにタグがついていないので、
胸のあたりにマジックで、小さな絵を描いていました。
文字が読めないお子さんには、
刺繍やワッペンなどで目印にしてあげるとよいと思います。

また、手を洗うとき、袖をまくりあげますね。
パジャマの袖にゴムがないタイプだったので、ゴムを通せるように
ひとつ折り曲げて縫い、ゴムを通しました。
これで、自分で腕まくりができました。

靴のかかとが、なかなか入らなくて、自分で靴が履けなかったとき。
かかとについているベロのところに短いヒモを付けました。
ひもの輪に、指を入れて、ひっぱって履けるようになりました。
足の甲にマジックテープのベルトがついているタイプは必要ないのですが、
上靴のようなタイプの靴には、よいと思います。

靴の左右がわからなかったときは、
左右あっていると、りんごの絵が完成するように
中敷きに半分のりんごの絵を描いたりしました。
中敷きに絵がかけなくても、大丈夫です。
左右が向き合ってないと、そっぽを向いているように見えるし、
左右があっていると、靴が向き合っているように見えるので、
「仲良しだよ。」と教えました。

↓こちらにも、服の工夫が少し掲載されています。
月刊クーヨン増刊 モンテッソーリの子育て 2010年 03月号 [雑誌]

↓こちらは、型紙と作り方が掲載されています。
モンテッソーリ教室から学んだ 自立を助ける子ども服
年少~年中:エプロン、スモック、ボタンかけ練習パジャマなど
年中~年長:お弁当袋、ひも結びエプロン、リュック、靴入れなど
モンテッソーリ園園長のお話も参考になります。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

動きを獲得しようとしている幼児期の普段着は、
体に合っているサイズ、動きやすい服がベスト。

ピチピチな小さい服は、自分で脱ぎ着も難しい、
腕まくりもきつくてできません。

大きすぎる服は、ずるずる肩や袖が落ちてきて、
手を動かしたい子にはジャマです。

ぶかぶかすぎるズボンも、
ずるずる踏んで歩くのでは、しっかり歩けません。

ポッチャリ型、ガッチリ型のお子さんは、
身長のサイズで選ぶとキツイことがあります。
大きめサイズの袖や裾にゴムを通すなど、工夫してみてください。

小さな子どもたちにとって、
衣類の着脱は、毎日のりっぱなお仕事。
自立の一歩です。

ぜひ、お子さんが「一人でできる」ような工夫、
いろいろしてみてくださいね。

先日、3歳のお子さんが、
上着を脱いだ後、自分でたたんでかばんのところに置いていました。
ご家庭でも、自分の服をたたんで片づけるそうです。
【参考記事】
洋服をたたむ


自立というと、自分でやらせなきゃと、
「自分でやりなさい」となってしまうことがありますが、
お子さんにとっては難しいところがあって、
困っているのかもしれません。

お子さんが甘えているときもありますが、
甘えてる、やる気がないと一言で終わらせないで、
できないのはどうしてかな?
どこを手伝ったら、何を工夫したら一人でできるかな?
という視点を持って、見てみてください。
実は、やりたいのにうまくできずに困っているということがあります。

着やすいものに変更するだけで一人でできることもたくさんあります。
「できた!」の喜びを共有してほしいです。

「お子さんがどこで困っているのか、ポイントがわからない」
「具体的に知りたい」という方は、聞きに来てくださいね。

 

クラスの詳細はこちら。
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ぜひ、こちらもお読みください。
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箸の持ち方

2015年11月16日 | 日常生活の練習

0歳から6歳までの教室
モンテッソーリ子どもの家アイアイです。

※2010年10月の記事を加筆修正しました。


箸について質問が多いので、

「正しい箸の持ち方」をご紹介します。


箸を使えるようになるためには、
指が自由に使えるようになっていることが必要です。
スプーンやフォーク、ピンセット、洗濯ばさみなど、
たくさん手を使わせてあげてくださいね。

息子は、なかなか箸に興味を持てず、
なんとか年中の秋には使えるようになりました。
それでも、細かいものをうまくつまめないので、
いろいろ考えて、うまく使えない原因を探ってみました。


息子の場合は、薬指に下の箸が当たっていませんでした。

図1→図2の順番だとわかりにくかったようで、
図2の下の箸を親指の付け根と薬指ではさむことを
先にやってみました。
これが意外と力が要るのです。
そこが安定していると、上の箸が動かしやすいです。

それに気づかせるために、
一時的に、こんなこと(↓)までしてみました。

モンテッソーリとは違いますし、
輪ゴムがずれてしまったりするので、おすすめはしませんが、
お子さんが大きくなってしまって、
一時的に持ち方を理解させるときなどにしてください。

小さいお子さんには、丁寧に教えることをおすすめします。
また、手が育っていることも必要ですから、
箸にこだわらず、他のアプローチを考えてみてくださいね。

息子の練習用で、こんなもの(↓)も用意してみました。

空いているところに、時計回りに移動させるというものです。
最後は、豆やお米もやってみました。
息子はできるようになったら、楽しんでいましたよ。
本人が楽しめるものかどうか、が大事です。

食事中に教えていると楽しくなくなってしまうので、
お仕事として用意してあるといいようです。
一度教えてダメなら、また別の機会に・・・と
気長に考えた方がよさそうです。


2015.11追記(研修にて)

手の骨の発達、運動機能面から見ると、
箸を使えるようになるのは、小学校2年生くらいからだそうです。
レントゲン写真を見るとよくわかります。
興味ある方は、検索してみてください。

ただ、2歳くらいから使いたがるお子さんもいらっしゃるので、
使わせてあげればよいということでした。
食卓にスプーン、フォーク、箸を用意しておき、
子どもが自分で選べるようにしておくのがいいと思います。
手が汚れたときのためにお手拭きもあるといいですね。

最初から正しい持ち方ができるお子さんは、ほとんどいません。
食事中はどんな持ち方をしていてもいいので、楽しく食事をし、
箸の練習は、食事とは別のときに用意するのがいいと思います。
箸だけでなく、別のことでも手を使う場面を作ってあげることも必要です。
家事を一緒にするのがおすすめですよ

↓現在、この箸を使っています。
箸匠せいわ 六角知能ばし ポポとミミ 子供箸 (13cm(2才用), グリーン)
六角知能箸 3歳用 (ピンク)
ののじ 子ども用箸 16cm グリーン はじめてのちゃんと箸
ののじ 子ども用箸 16cm レッド はじめてのちゃんと箸



箸の持ち方の動画もありました。
参考にしてください。
https://m.youtube.com/watch?v=fGDlfex268Q
輪ゴムを使った練習方法
https://m.youtube.com/watch?v=HXgJV6Bn6x4



クラスの詳細・空き状況はこちら。
モンテッソーリ子どもの家アイアイ クラスのご案内
モンテッソーリ子どもの家アイアイ ホームページ

ニド(0歳クラス)に参加ご希望の方は、勉強会にご参加ください。
0歳児ママ・マタニティの方対象です。
ママのためのモンテッソーリ教育勉強会ご案内

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0,1,2歳のお子様向け教材・おもちゃ販売もしています。
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アイロンビーズ

2015年01月23日 | 日常生活の練習

最近の園児さんたちは、アイロンビーズがブームです。

アイロンビーズは、家庭でもできるから…と教室には置いていなかったのですが、
「おうちにないからやりたい」というお子さんがいたので、
用意してみたところ、
「アイロンビーズ教室ですか?」というくらい子どもたちが集中しています。

お子さんたちの作品です。


門松は、パーラービーズの下絵
見ながらやっていました。(プレートを上にのせると微妙にずれるため)

この集中をもたらしたものは、↓この箱のようです。


この箱を開けた瞬間。

「わあ!!きれい!!」
「やりたい!!」

おめめがキラキラ
みんながやりたいから、梅鉢パレットにスプーンでとりわけます。
子どもが魅力的と思う環境づくりは大切ですね。

ピンセットでつまんで絵柄を作っていく子もいますが、
ピンセットが難しいからと指でやっている子もいます。
様子を見ていると、ピンセットでつまむことができても、
プレートにのせるときに、指の微妙な調整が必要になるため難しいようです。
でも、指でもピンセットでも、指先を使うし、動きが洗練されますね。

色分けしてあるから、自分の好きな模様を作りやすいようです。
年末用意したときは、色分けしていないまま出してしまったので、
色を探すのが大変で、「もう疲れた~~~」と言っていた子が、
今回は、もくもくと作っていきました。

4つ編みを作って、アイロンビーズで作ったものを張り付けて、
手首に巻きたいと、腕時計のようにしているお子さんもいらっしゃいました。



また、六芒星を色分けして作ったら・・・、
その中に六角形があることを発見したお子さんもいらっしゃいます。


次に繋げたいな…と、
「六角形、ここにもあるよ~」
と感覚教具の構成三角形4の箱と5の箱をやってみると、

「わあ!面白い!」

以前やったときとは、また違う反応。


クラスは複数ありますが、月に2回しかやっていない教室なので、
また次の日にやりましょうということができず、間が空いてしまいますが、
以前やったときとは、また違う発見ができるようです。


ちなみに、購入したものは↓です。
パーラービーズ 筒入り 11000P
パーラービーズ 透明プレートS 22651
パーラービーズ ピンセット 2本入り
箱は、ホームセンターで購入。

プレートは、丸、四角、ハート、六芒星、六角形が入っていますが、
子どもたちには、六芒星と六角形が人気です。
今回は、私が色分けしましたが、
子どもに色分けしてもらうのもいいと思います。

ぜひ、こちらもお読みください。
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