モンテッソーリ子どもの家アイアイ

愛知県刈谷市モンテッソーリ教室です。
子どもたちの主体的な活動を大切にしています。
(since 2009)

モンテッソーリの算数教育と1年生の算数

2011年01月21日 | 算数教育

モンテッソーリ教育では、
ビーズなどの具体物で体感した後、これを計算式で表すことも提示します。
計算を速くすることを覚えるのではなく、概念を知ることができるのです。
「算数教育」といっても、早期教育とは違うところです。

息子が1年生になって、わかったこと。
1学期は、すごーーーーーーーくゆっくりの授業です。
1時間の授業で、ブロックなどを使って、「1~5までおぼえよう」
だけだったりしますから。
夏休み前になると、急に10までの足し算、引き算、
夏休みは、カードで速く計算する宿題(暗記?)、
2学期には、もう繰り上がり、繰り下がりの計算になりますから、
急に数字だけでの抽象的な計算は、子どもにとって大変かもしれませんね。

モンテッソーリ幼稚園に行っていた息子(小1)は、
幼稚園時代、計算式をよく書いていましたが、
今は、単純な計算問題の宿題を面倒くさいと言っています。
幼稚園の頃は、あんなに手間のかかるお仕事が好きだった子どもも、
小学生になると、面倒になり、省略したがるようになるそうで、
ほんとにそうなんだなぁーと思います。

算数では、文章問題が好きなようです。
文章を読んで、想像できるということも大切なのでしょうね。
言語についても、お話したいと思います。

そうそう。
数を理解できるようになったら、こんなカードゲームもいいですよ。
同じフルーツの数が5になったら、ベルをチーンと鳴らすゲームです。
ベルを鳴らすのも面白いです。
Amigo ハリガリ / Halli Galli (日本版)

 

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数を体感する

2010年12月04日 | 算数教育

以前の記事で、数を体感するという内容を書きましたが、
我が家でやっていたことを思い出しながら書いてみますね。

1.お風呂で、数を数える。
  よくやりますよね。初めのころは、数えるだけで、歌と一緒です。

2.お菓子などの数を数える。
  実物と合わせて、数えるので、体感できる。

3.お菓子を割ってから、数える。
  クッキーを小さく割って、数えていました。
  粉々になっても、数が増えると喜んでいた時期があります。
  ただ、この場合、遊んでいるとみるか、数を数えているとみるか、
  で、親の対応も変わってきますよね。
  息子は、そのあと、しっかり食べていたので、
  割ること自体は黙認してました。

4.お菓子の数の多い少ないがわかるようになる。
  多い方を選んでました。
  食いしん坊ですから^^

5.たくさんのものを家族で分けるときに、子どもに分けてもらう。
  最初に「○個あるね。△人で分けたら、ひとりいくつになるだろうね?」
  と言って、分けてもらいました。
  「ひとり○個になった~!」と喜んでいました。
  反対に、一人ずつ配ってあったら、全部合わせたら何個だったのかな?
  とか。
  
  話は、それますが・・・
  少し前に、テレビで、一人目の子、真ん中、末っ子、一人っ子の特徴と
  その対応の仕方のようなことをやっていて、
  一人っ子は、いつも独り占めできるので、物を分けることが苦手だから、
  おかずなどを分けることをやってもらうとよいというような話をしていました。
  息子には、小さいころから、分けることはしてもらっていたけど、
  そういえば、多めのものを取るんですよね・・・
  お友達のおうちで、大丈夫かしら(汗)

6.100までを体感する。
  モンテッソーリ幼稚園に行く前のことですが、
  どんぐりをたくさん拾ったときが、ありました。
  100くらいまで数えることができるようになっていた頃で、
  どんぐりを並べながら、数え始めたので、
  10個まで横に並べたら、横に続けていかないで、
  11からはその下に並べて、
  また21からその下に・・・と10個ずつ並べていきました。
  そのときは、80個くらいだったのですが、
  息子は、「すごーい!」と感動してましたよ。
  これが、100個あったら、どんな形になるでしょう?
  子どもが、目で見て、感じられるますよね。
  これは、金ビーズの100のビーズと同じです。

7.果物やケーキなどを切るときは、一緒に。
  まだ、切れないときは、見ているだけでしたが、
  切りたがるようになったら、できるところはやらせたりしました。
  包丁を使うことは、日常生活のお仕事ですけど、
  人数で割り切れる数にするということを意識してました。
  4人だったら、3人だったら、数が変わりますよね。
  果物とかケーキなどは、立体になってくるので、
  断面図とかも、自然に体感できますね。
  ケーキは、いろいろな形があって、
  円、四角、円柱(ロールケーキ)など、楽しめますね。


息子は、数に興味を持ち始めた頃から、
こんな感じで、数に親しんでいきました。

そして、↓の絵本たちも、大好きでした。
かわいいてんとうむし (あなあきしかけえほん)
ちいさなおたまじゃくし (あなあきしかけえほん)

てんとうむしやおたまじゃくしが、立体になっているのですが、
始めは、10匹いたのに、ページをめくるごとに、1匹ずついなくなり・・・
だんだん、みんないなくなってしまいます。
でも、最後には、みんないるんですけどね。
おたまじゃくしの方は、さいごは、しかけ絵本になっていて、
10匹のカエルが飛び出して、ゲコゲコ言います。
小さいお子さんでも楽しめるのではないかなと思います。

教具を使うことを知りたかった方もいらっしゃったかもしれませんが、
まずは、日常生活の中で実体験することの方がとても大事です。

私は、てんしのおうちで勉強してましたが、
モンテッソーリ園に行き始めてからは、うちで「お仕事」をすることはありませんでした。
教具についてお知りになりたい方は、てんしのおうち
などで、勉強されることをご検討ください。
今回は、教具がなくても、ご家庭でできることを書いてみました。
モンテッソーリ園に行く予定のある方は、教具を用意されることはお控えください。
お子さんが園で楽しめなくなりますし、ご家庭でしかできないことをおすすめします。

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計算カードをしていると算数棒が頭にうかぶ

2010年11月10日 | 算数教育

小学校1年生の息子の今日の宿題。
計算カードと国語の教科書の音読。

計算カードは、単語帳のようにカードがリングでとめてあって、
表に計算式、裏が答になっています。
今は、繰り上がりのある足し算(6+7など)です。

今日、ふと息子が言ったのです。
「計算カードやってると、算数棒が頭に思い浮かぶんだ~」って。

算数棒というのは、モンテッソーリ教育の算数教育で使う教具で、
1~10本まであり、1は赤(10cm)、2は赤青(20cm)、
3は赤青赤(30cm)・・・・と、色が交互になっている木の棒です。
10cmずつ長くなり、10は、1mになります。
小さな子供には、自分と同じくらいの長さの棒を扱うことになるので、
大変ですが、数を体感できますね。
10と同じ長さにするには、9と何を組み合わせるか、
8と何を組み合わせるか、などとやっていたので、
足し算すると思い浮かぶんだそうです。

モンテッソーリ教育を受けた子どもは、教具が思い浮かぶという話を
聞いたことがありますが、ほんとにそうみたいです。

小学校に入ると、初めのころは、具体物(小さいブロックとか)を使うけれど、
夏休みには、計算カードのタイムを計るとか、暗記するとか、
急に抽象的になり、スピードを要求されます。
(我が家は公立ですが、他の学校でもそうなんでしょうか?)

足し算の概念を定着させるというよりも、
繰り上がりなしの計算(答が10まで)くらいは暗記しておいた方が、
2学期からの繰り上がりの計算が楽になるから
ということみたいです。

夏休みは、計算カードのタイムが上がらなくて、悔しがっていましたが、
今日は、
「今は、ゆっくりしかできないけど、絶対速くなるんだ~。」
と、ちょっと前向きでした^^

幼児期に数に興味を持つお子さんも多いと思います。
ご家庭で、具体物を使って数えたりすれば、数を体感できますよ。

 

 

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1年は、何日?【算数教育】

2010年03月12日 | 算数教育

先日、息子と話していて、なぜか「1年は、100日だから・・・」と言い出しました。
「え?そうだった?1年って、100日なの?」と聞きなおすと、自分のカレンダーを見に行き、「1月は31日までだから・・・」と2月1日を32として、1日ずつ数えだしました。
心の中で「がんばれー!」と応援しつつ、家事をしていました。
12月まで来たのに、まだ「320・・・」と数えている息子。どこかで間違えたらしいです。
間違えなければ、それでラッキーだったのですが、ここはチャンス!
家事の手を休めて、「金ビーズ」(モンテッソーリ幼稚園で数のお仕事で使うもの)がないので、アレンジして、大豆と折り紙で急遽おしごとへ。
詳細は書きませんが、最終的にぜんぶでいくつになったか、数えました。
そして、「365日」と分かり、大満足の息子なのでした。
そして、一言「1年って長いんだねー」と。
この実感することが、重要なんですね!!
息子のお気に入りの靴下。なぜか「365」という数字のデザインで、それが、1年をあらわしていることに気づき、さらに感動していました
息子の場合、幼稚園で金ビーズなど具体物で足し算を充分経験していたので、アレンジしても大丈夫だったのだと思います。
でも、数日後、幼稚園でちゃんとした「1年とその後」というお仕事をしたそうです。
「似たようなことを家でしてしまったから、感動が薄れてしまったかも」と先生に伝えたら、確かに1年は365日ということは知っていたけれど、これは大掛かりなお仕事で、5人の子どもたちと一緒にお仕事をしたそうで、また新たに感動していたそうです。よかった
モンテッソーリ幼稚園に通われている方は、ご存知だと思いますが、初めてのお仕事は、「提示」がとても重要なので、幼稚園の先生の「提示」を待ってくださいね。
算数教育にも興味のある方は、ぜひモンテッソーリの本を読んでみてください。
↓の記事に本の紹介があります。
http://blog.goo.ne.jp/eye_star_ai/e/ae183d5c8da64230f73a7d515d73e06a

 

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モンテッソーリ幼稚園の算数教育

2010年03月04日 | 算数教育

先日、息子のことについて少し触れましたので、
算数教育について少しお話したいと思います。
この写真は、数ヶ月前のものですが、息子が5歳の時に書いたものです。
幼稚園で、足し算のおしごとをしている頃は、
家でも、計算をよく書いていました。
こういうふうに計算式を書くおしごとはないのですが、
息子なりの解釈で書いていたのだと思います。

モンテッソーリ幼稚園では、年少のころから、具体物で数に親しみ、
楽しいという感覚のまま、だんだん抽象化していき、
四則計算ができるようになります。
私自身、算数得意ではなかったので、子ども時代こんなふうに教えてもらえたら、
楽しかっただろうな~と思う内容です。
小学校でもこの算数教育の方法が取り入れられたらいいのに、とも思います。
といっても、早く計算できることを目的としているわけではありません。
まず、概念を理解できるように紹介されます。
個人的にも、幼いうちは早くできることよりも、
概念を理解していたほうがいいと思います。
息子は、もうすぐ卒園のため、全部完全にできるようになるまでは
間に合わないので、「今、割り算をしている」と本人は言っていますが、
紹介程度になるようです。

また、小学校に上がって算数が簡単にできるようになるわけではないようです。
息子が行っている園を卒園されたお子さんたちの中でも、
幼稚園のやり方と違うし、算数でつまずく子は多いそうです。
でも、「最後までやりぬく」という姿勢は、培われていると思う
と、お母様方は、おっしゃっていました。
息子も、まもなく卒園し、学区の公立小学校へ入学します。
(私が住んでいる場所は、お受験とは無縁のところです)
今後も、息子については、できるだけ客観的に記載したいと思っていますが、
親バカも入っていると思いますので、笑って許してくださいませ

ご存知ない方は、ぜひモンテッソーリの本を読んでみてください。
モンテッソーリに関する書籍

 

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