昨日の記事秋の「教材」に追加です。
昨日は、自然が教材になるというお話をしました。
モンテッソーリ教育は、実物や実体験を大切にするという話もしました。
そこから、発展して、感覚や算数や生物などにもつながるとも。
しかし、一番大事なことを忘れていました。
それは、「子どもから始まる」ということです。
「教材になりますよ」とお話すると、
「早速やってみます!」と意気込んでしまう場合が多々あります。
そうすると、お子さんが今日は遊具で遊ぼうと思って公園に来たのに、
葉っぱを集めようとか分類しようなどと、無理強いしたり。
せっかく、拾ってきた木の実や葉っぱを
「さあ、教材にしましょう」「教えてあげよう」とばかり考えてしまうと、
お子さんにとって、つまらないものになってしまうかもしれません。
お子さんがきれいと思って持ってくるのですから、まずは一緒に共感しましょう
その場で、捨てたりしないでくださいね。
息子は収集家だったので、私は、よくビニール袋を持参していました。
集めるだけ集めて、遊びたいときは、私が預かり、
思いっきり遊んでから、おうちに持って帰ってから、
押し葉にしたり、箱やかごに入れたり、図鑑で一緒に調べてみたりしました。
図鑑の使い方がわかるようになれば、自分で調べるようになりますが、
最初は一緒に楽しんでみてくださいね。
図鑑は借りるよりも、常におうちにあるといいですよ。
それから、葉っぱの押し葉の作り方です。
ティッシュではさんで、図鑑などにはさみます。
それから、3~4冊の図鑑を上に載せておくと、簡単にできます。
葉っぱの名前を書いたり、ラミネートしたりするのも楽しいと思いますよ
今日の園児クラスで、3歳児さんもいるからと、
本物の野菜をかごに入れておきました。
「なにこれ。本物みたーい」と年中さんが意外な反応。
大きいお子さんたちは、お料理をお手伝いしていると聞いていたので、
めずらしいものでもないかな?と私は思っていたのです。
「本物だよ」と言うと、
「さわっていいの?」
「わあ、にんじんは冷たい!ピーマンとなすは冷たくない」
「にんじんは固い、ピーマンはペコペコする」などなど。
みんな大喜びで、においをかいだり、たくさん触っていました。
こちらが何も言わなくても、感覚も楽しんでいたようです。
3歳児さんは、なすをピーマンと言ってました
お料理はお手伝いしても、野菜自体を
じっくり見たり、触ったりすることがないのかもしれませんね。
野菜だけに限らず、
ぜひ、本物に触れる機会をたくさん与えてあげてくださいね
ぜひ、こちらもお読みください。
モンテッソーリ教育を初めて知る方へ
マリア・モンテッソーリ
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