モンテッソーリ子どもの家アイアイ

愛知県刈谷市モンテッソーリ教室です。
子どもたちの主体的な活動を大切にしています。
(since 2009)

旅行の準備をする(6歳)

2010年03月28日 | 子育て記録

この間、祖父母と1泊旅行に行きました。
そのとき、このイルカがどうしてもほしいと息子。
 これって、どこにでもあるよね。
 以前も、なんとかいいくるめて、買わなかったんだけど。
でも、甘い祖母のこと、買ってくれちゃいました。

新幹線で行ったのですが、「自分の荷物は自分で持つこと」と
約束してあったので、おみやげも自分で持ってもらいました。
一度も「持って~」と言わなかったです。

体に似合わない(小柄なので)大きなバッグを肩からかけて、
「がんばってるね」と声をかけられて、ちょっと得意げでした。
祖母は、「こんな重い荷物、持たせてかわいそうに」と、
言ってましたが、なんでもやってあげることの方が
本当は、子どもにとってかわいそうなことなんです。

そして、「旅行の準備をすること」も自分でやります。
昨年夏(年長の夏)に、先生と子どもたちだけで
お泊り保育に行ったのがきっかけです。

初めて準備したとき
1.持ち物を紙にひらがなで書いて渡す(ひらがなが読めることが前提)
2.紙を見ながら、自分でたんすから出すこと
3.バッグに入れるのは、一緒にやりました

息子も、すごく楽しみにしているので、張り切ってやります。
今では、お泊まりのときは、泊まる数を考えて自分で用意してます。
もちろん、バッグに入れるときも、自分でやってます。
一応、出かける前に確認しますが、だいたいできています。

帰ってきたときの片付けもしてます。
旅行のときは、ラクになりました。 

息子は、帰ってきてから、イルカを飽きもせずにながめていました。
そしたら、急に「眠くなった」と言ってすぐに寝てしまいました。
ただの疲れか、もしくは催眠効果!?

 

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「お仕事をさせたい」?

2010年03月26日 | モンテッソーリを初めて知る方へ

ブログで、お仕事の紹介などをしてますが、
今日は、大事なことを伝えておきたいと思います。

この教具を知ったり、その意味の深さを知ったりすると、

「うちの子にも、こんなお仕事させたい!」と

思いませんか?

よくお母さん方から、こんな言葉を聞くのです。
私も、学び始めの頃、そうでした。

「『お仕事させたい』から始めると、うまくいきません」
とアイちゃん先生から教えていただき、ハッと気づかされました。

あくまでも、子どもが主役なんです。
子どもが何をしたがっているのか、「観察する」ことが大事なんです。

幼稚園の先生にも、よく言われました。
子どもを「見る」ではなく、「観る」です、と。

ポイントがずれていると、用意してもうまく行きません。
私は、失敗談、多々あります(汗)
それもまた参考になると思いますので、いずれ記事に・・・。

お子さんは、今、何に夢中ですか?

モンテッソーリ園に通っている方、通う予定の方は、
いずれモンテッソーリ園で出会う本物の教具、提示に
感動していただきたいので、教具を用意するなどは、
控えていただくか、園の方へお問い合わせください。

ぜひ、こちらもお読みください。
モンテッソーリ教育を初めて知る方へ
マリア・モンテッソーリ
モンテッソーリに関する書籍

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息子のモンテッソーリ園時代のお仕事

2010年03月25日 | 子育て記録

息子のモンテッソーリ園時代、持ち帰ったものだけですが、記念に残しておきます。

モンテッソーリ園ってどんなことするの?
という方も、よかったらご参考になさってください。

↓年少3学期

年少の3学期から転園したので、ここからしかありませんが、
はさみのお仕事ばかりです。まだ、線の上からはみ出して切ってます。

↓年中1学期

はさみも少しずつ器用になっていて、ギザギザのようなものも切っています。
格子模様に細い紙を編みこんでいくお仕事も好きだったようです。
メタルインセッツという形をなぞるお仕事もよくやっていたようです。
まだ線が薄いです。
ひらがなを読むお仕事と、色ビーズ(1~9までの数字)のお仕事をやっていたようです。
下方に色ビーズと同じ色を塗るお仕事があるのですが、
家でも、自分で○と数字を書いて、塗っていたので、
パソコンで同じようなものを用意してあげたら、本当によくやっていました。

↓年中2学期

ギザギザに切るお仕事と糸巻き、ビーズの指輪のお仕事です。
持ち帰ってきたお仕事がこれだけなので、
感覚教具や言語教育、算数教育など持ち帰りできないお仕事を
よくやっていたと思います。
ビーズの指輪は、女の子はよくやっていたようですが、
息子が持ち帰ったのは、幼稚園時代、これひとつです。

↓年中3学期

メタルインセッツ、糸巻きに加えて、小さいシール貼りもあります。
ひらがなを読むお仕事やひらがな50音のゴム印を押す
お仕事もあります。
のり貼り、縫いさし1枚ずつありました。

↓年長1学期

ひらがなをペンで写すお仕事もしています。
絵日記も書いています。このころから虫の絵をよく描いていました。

↓年長2学期

左端は、対称地形というお仕事で、
「島と海」とか「湖と陸」などを色画用紙で作り、
下に説明文を自分で書いています。
その隣は、そのお仕事をしたという絵日記を書いています。
右端は、その前のものだと思いますが、絵日記の前段階で、
先生に描いた絵の説明をして、裏側に先生がその文章を
書いてくださっています。

はさみとメタルインセッツとひらがなのお仕事です。
メタルインセッツも図形の中に細く線を引いて、
色を塗ったりと細かいことができるようになっています。

算数教育のひとつ、へびあそびや切手あそびを
たくさんやっていたようです。
へびあそびは、色ビーズを使って足し算、引き算をします。
この時期は、足し算をしていました。
切手遊びは、数字のカードを使って、四則計算をします。
息子は、足し算、引き算をしていました。

↓年長3学期

国旗のお仕事をしています。
へび遊びの引き算、切手遊びの引き算、掛け算をしています。
卒園制作のぬいさしの前に練習したぬいさしも一つあります。
(あまりやらなかったようです)
好きだったお仕事は、地図のお仕事と算数のお仕事だったようです。
参観日のときに、へび遊びの引き算をやっていましたが、
細かいビーズを並べて計算したりするので、
根気と集中力が必要ですが、よくやっていてびっくりしました。
ただ、進み具合が遅かったため、割り算は、ご紹介だけで卒園となってしまいました。
そのあと、園と同じようにできないですが、
家で割り算の計算をやったりしていて、概念は理解しているようです。
息子は、宇宙の話が好きだったので、宇宙のお仕事もしたようです。

幼稚園時代、家庭では、ひらがなやカタカナを書いたり、
国旗の塗り絵や地図をよく書いていましたし、
足し算、引き算もよく書いていました。
やらせようとしたことはなく、時間があれば、楽しんでやっていました。
(本や紙など、できる環境だけは用意していました。)
充実した時間を送っていたのではないかなぁと今になって思います。


こうやって結果だけを見ると、「早期教育」と見られがちですが、
モンテッソーリ教育の場合は、詰め込み教育ではありませんし、
「今日は、これをやりましょう」と指示される教育ではありません。

環境が整えてあり、子どもが自分で選べるようになっています。
教師は、そのお仕事を子どもに紹介し、
子どもが、自分でできるように援助します。
また、覚えることや暗記を目的とはせず、概念を伝えたり、
これから出会うであろうたくさんのことの「種まき」をしています。

これからも、息子の興味のあることをサポートしていけたらいいな、
と思っています。

 

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モンテッソーリ教育を初めて知る方へ

2010年03月14日 | モンテッソーリを初めて知る方へ

●モンテッソーリ教育とは●
子どもの発達段階に合わせた環境を整え、子どもの自立・自律を援助し、
子どもの全人格的成長、平和を実現する人格形成を援助します。
※モンテッソーリ教育を編み出したマリア・モンテッソーリについての記事は、
マリア・モンテッソーリを参考にしてください。

●モンテッソーリ教育を受けた有名人●
アンネ・フランク
キャサリン・グレアム(ワシントン・ポスト誌経営者)
ジェフ・ベゾス(Amazon創始者)
サーゲイ・ブリンとラリー・ページ(Google共同創立者)
クリントン夫妻
オバマ元大統領
藤井聡太棋士
他多数

●モンテッソーリ教育用語の説明●
「敏感期」
子どもが同じことにこだわったり、同じことばかりしているというのは、
「敏感期」の表れです。ある能力を獲得するために、ある特定の事柄に対して、
それにかかわる感受性が特別に敏感になる短い期間のこと。
子どもが、どんな「敏感期」にあるかを「観察」することは、とても大事なことです。

「秩序感」
おなじ順序や場所にこだわったりすること。
最初に「こうだ」と思い込んだことと違うと不安になります。
1~3歳をピークに5歳ごろから次第に消えていきます。

「お仕事」
子どもの「敏感期」に合わせて、子どもがやりたいことをとりだしたものが
「お仕事」です。モンテッソーリ教育では「遊び」と言いません。
子どもは、自分を「自立・自律」させるために働いていると考えられています。

「提示」
子どもが「お仕事」をひとりでするのを助けるため、
ゆっくりと見本を見せます。それを「提示」といいます。
「提供」という場合もあります。

「活動のサイクル」
1.自分の自由意志で選ぶ
2.選んだものに続けてかかわる
3.かかわったことに困難が生じたとき、逃げ出さないで全力で取り組む
4.全力をつくして乗り越え、成し遂げる

この過程を踏みしめると、内面から安定し、調和が取れ、積極的になり、親切になり、
従順になる、など奥底にあった善さがあふれてきて、人格的にひとまわり成長したとか、
自立の程度が増した、という印象を人に与えます。
それを、「子どもが変わった」とも言います。
また、「集中現象」の後、子どもが「正常化」したとも言います。
子どもが好ましくない状態(暴れる、落ち着きがないなど)のときを「逸脱」とも言います。


「モンテッソーリ教育の5分野」
1.日常生活の練習
 (1)基本運動
 (2)自己への配慮
 (3)環境への配慮
 (4)社交的なふるまい
 (5)運動の調整
2.感覚教育
3.言語教育
4.算数教育
5.文化教育

さらに詳しく知りたい方は、モンテッソーリに関する書籍をご覧ください。

日本でのモンテッソーリ協会は、以下の2つです。
Association Montessori Internationale(AMI)
国際モンテッソーリ協会は、1929年デンマークのエルシノーラで
新教育の世界会議のあいだに創立されました。
マリアが会長、一人息子のマリオが事務局長に就任。
現在、本部は、オランダ・アムステルダムにあります。
AMI友の会
国際モンテッソーリ協会(AMI)の日本の窓口です。
Aid to Life

~子どもの自然な発達を手助けしましょう~
家庭でも直ぐに応用できる、分かりやすく、シンプルなアドバイスが掲載されています。


日本モンテッソーリ協会(学会)
日本モンテッソーリ協会(学会)は、国際モンテッソーリ協会(AMI)によって
友好関係団体として承認され、1968年3月に発足しました。
日本学術会議の学術研究団体です。
毎年夏に学会があり、各支部では、勉強会などもありますので、
興味ある方は、お問い合わせください。

モンテッソーリ教師資格をお考えの方
日本モンテッソーリ協会(JAM)認定教師養成コース

東京国際モンテッソーリ教師トレーニングセンター
国際モンテッソーリトレーニングセンター福岡
日本モンテッソーリ教育綜合研究所教師養成センター

モンテッソーリ ラ・パーチェ
この一覧以外にも、コースはありますが、
どのコースも全課程を修了したのち、試験で合格した人だけが資格を取得できます。
卒業しただけでは、認められていません。

ご家庭でモンテッソーリを取り入れたい方
てんしのおうちIT勉強会
当サイトでは勉強会の内容は記載していません。
正しく系統的な内容を学んでいただくためです。直接お問い合わせください。

愛知県でモンテッソーリ園をお探しの方
愛知県にあるモンテッソーリ園・子どもの家

 

クラスの詳細・空き状況はこちら。
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入会ご希望の方は、こちらをお読みください。

Instagramはこちらへ。
モンテッソーリ子どもの家アイアイ(@kodomonoie_aiai)

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1年は、何日?【算数教育】

2010年03月12日 | 算数教育

先日、息子と話していて、なぜか「1年は、100日だから・・・」と言い出しました。
「え?そうだった?1年って、100日なの?」と聞きなおすと、自分のカレンダーを見に行き、「1月は31日までだから・・・」と2月1日を32として、1日ずつ数えだしました。
心の中で「がんばれー!」と応援しつつ、家事をしていました。
12月まで来たのに、まだ「320・・・」と数えている息子。どこかで間違えたらしいです。
間違えなければ、それでラッキーだったのですが、ここはチャンス!
家事の手を休めて、「金ビーズ」(モンテッソーリ幼稚園で数のお仕事で使うもの)がないので、アレンジして、大豆と折り紙で急遽おしごとへ。
詳細は書きませんが、最終的にぜんぶでいくつになったか、数えました。
そして、「365日」と分かり、大満足の息子なのでした。
そして、一言「1年って長いんだねー」と。
この実感することが、重要なんですね!!
息子のお気に入りの靴下。なぜか「365」という数字のデザインで、それが、1年をあらわしていることに気づき、さらに感動していました
息子の場合、幼稚園で金ビーズなど具体物で足し算を充分経験していたので、アレンジしても大丈夫だったのだと思います。
でも、数日後、幼稚園でちゃんとした「1年とその後」というお仕事をしたそうです。
「似たようなことを家でしてしまったから、感動が薄れてしまったかも」と先生に伝えたら、確かに1年は365日ということは知っていたけれど、これは大掛かりなお仕事で、5人の子どもたちと一緒にお仕事をしたそうで、また新たに感動していたそうです。よかった
モンテッソーリ幼稚園に通われている方は、ご存知だと思いますが、初めてのお仕事は、「提示」がとても重要なので、幼稚園の先生の「提示」を待ってくださいね。
算数教育にも興味のある方は、ぜひモンテッソーリの本を読んでみてください。
↓の記事に本の紹介があります。
http://blog.goo.ne.jp/eye_star_ai/e/ae183d5c8da64230f73a7d515d73e06a

 

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