6月10日は、「時の記念日」だったそうですが、
どのようにお過ごしでしたか?
「もし時間をお金で買えるとしたら、
1時間をいくらで買うか?」
小学4~6年生の400人を対象にした時間をめぐる
意識調査の結果について新聞に掲載されていて、
興味深かったので、ご紹介します。
【参考】
(CITIZEN 意識調査)
「子どもの時間感覚」35年の推移
2001年の平均額 1294円
2016年現在の平均額 409円
「もし、1時間自由に使える時間があったら何に使うのか」に対して、
3分の1の子どもが、「ゲームをする」と答え、
「あなたにとって無駄な時間とは」に対しては、
「ゲーム」と答える子が、3分の1以上。
矛盾しているようですが、
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心理学者の故河合隼雄さんは
「子どもの「時間」体験」と題した随筆で、
葛藤と対決していくことこそが、
子どもの時間に「厚み」をもたらすと書いた。
(中略)
その葛藤に、親がどう言うかではなく、
自分自身と向き合っていく。
それが大切なのだと。
(中日新聞2016.6.9 中日春秋より)
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おすすめの育児書では、
故河合隼雄さんの他の著書をご紹介しています。
親ができることは、
子ども自身で考えていくことを援助することなのでしょう。
モンテッソーリ教育では、
子どもからのメッセージは時期によって違いますが、
まさに児童期の子どもたちからのメッセージですね。
幼年期「ひとりでできるように手伝って」
児童期「ひとりで考えられるように手伝って」
青年期「あなたと一緒に考えられるように手伝って」
【参考図書】
モンテッソーリ教育・レッジョ・エミリア教育を知り尽くした オックスフォード児童発達学博士が語る 自分でできる子に育つ ほめ方 叱り方
p170「ゲームは1日30分」を守らせるには?
【参考記事】
子どもとゲーム
ぜひ、こちらもお読みください。
モンテッソーリ教育を初めて知る方へ
マリア・モンテッソーリ
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