以前、小児科医の先生の講習会を受けたときに伺った話です。
ご家庭でも参考になる部分もありますので、記載しておきます。
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保育園での感染対策をしたところ、
保育園0歳児の鼻汁中の細菌の検出率が80%~100%だったものが、
細菌の検出率が39%に低下したということでした。
その対策方法とは、
1.手洗いの徹底…石鹸を使ってしっかり洗う
2.消毒は頻繁に…手の消毒、おもちゃの消毒、ベッドの消毒、吐物・下痢便の消毒
3.ティッシュ・タオル・オムツについて
使ったティッシュは、直にゴミ箱へ
タオルの使いまわしはしない
清潔なタオルを使用する
手洗い後はできるだけ紙タオルを使用する
オムツは一か所で替える
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注目していただきたいのは、
上記の使ったティッシュは、直にゴミ箱へです。
保育園などでは、先生方はエプロンをしていますね。
お子さんたちが鼻が出ていると、ティッシュで拭いてあげることが多いと思います。
でも、先生は忙しいので、ティッシュを取りに行ったり、ゴミ箱に捨てに行く時間もなく、
ポケットティッシュをエプロンに入れておいて、
拭き終わったティッシュも、同じポケットに入れることもあると思います。
ご家庭のお母さんたちにはびっくりかもしれません。
きちんとされてる園もあると思います。
10年前なので、変わっているかもしれませんが、
私が勤めていた保育園(3歳未満)でもそうでしたし、
預かりのボランティアをしたときもそうでした。
他の先生方もそうしていました。
講習会で取り上げる内容ということは、そういう園が多いのだと思います。
息子が小さい頃、拭いてあげた後、エプロンのポケットに入れることもありました。
息子の場合は、一人ですが、園ともなると何人もの子の鼻水を拭いたティッシュが
この講習会では、お子さんを預かる方は、↓これを徹底してくださいと言われました。
鼻をかんだティッシュをポケットに入れない
鼻の拭き方は、鼻下に広げないでつまんでふく
これだけも、かなり感染は抑えられるそうです。
外出時は、使用後のティッシュを入れるビニール袋を持っていくとよいです。
さて。
昨日までの記事を読んでいただいた方には、お分かりだと思いますが、
「子どもが自分で拭いて、自分で捨てる」というやり方をしたら、どうでしょう?
自分で歩けるようになったお子さんでしたら、自分でできますよね。
先生がティッシュで拭いてあげたり、そのティッシュをポケットに入れることはなくなりますね。
感染防止にもなりますね。
年少以上になれば、ポケットにハンカチ・ティッシュを持っていくので、
先生にふいてもらうことはないかなと思います。
そのため、入園前に、できるようになっているといいですね。
年少未満でも、きちんとモンテッソーリを実践されている園でしたら、
先生が子どもの鼻をふいたり、使用後のティッシュをポケットに入れることはないと思います。
よかったら、ご家庭でも、ご参考にしてください。
【参考記事】
子どもに鼻のかみ方を教える