モンテッソーリ子どもの家アイアイ

愛知県刈谷市モンテッソーリ教室です。
子どもたちの主体的な活動を大切にしています。
(since 2009)

子どもの鼻をふいたティッシュは、どこへ?

2013年12月20日 | 鼻のかみ方

以前、小児科医の先生の講習会を受けたときに伺った話です。

ご家庭でも参考になる部分もありますので、記載しておきます。

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保育園での感染対策をしたところ、
保育園0歳児の鼻汁中の細菌の検出率が80%~100%だったものが、
細菌の検出率が39%に低下したということでした。

その対策方法とは、

1.手洗いの徹底…石鹸を使ってしっかり洗う
2.消毒は頻繁に…手の消毒、おもちゃの消毒、ベッドの消毒、吐物・下痢便の消毒
3.ティッシュ・タオル・オムツについて
 使ったティッシュは、直にゴミ箱へ
 タオルの使いまわしはしない
 清潔なタオルを使用する
 手洗い後はできるだけ紙タオルを使用する
 オムツは一か所で替える
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注目していただきたいのは、
上記の使ったティッシュは、直にゴミ箱へです。

保育園などでは、先生方はエプロンをしていますね。
お子さんたちが鼻が出ていると、ティッシュで拭いてあげることが多いと思います。
でも、先生は忙しいので、ティッシュを取りに行ったり、ゴミ箱に捨てに行く時間もなく、
ポケットティッシュをエプロンに入れておいて、
拭き終わったティッシュも、同じポケットに入れることもあると思います。

ご家庭のお母さんたちにはびっくりかもしれません。
きちんとされてる園もあると思います。

10年前なので、変わっているかもしれませんが、
私が勤めていた保育園(3歳未満)でもそうでしたし、
預かりのボランティアをしたときもそうでした。
他の先生方もそうしていました。
講習会で取り上げる内容ということは、そういう園が多いのだと思います。

息子が小さい頃、拭いてあげた後、エプロンのポケットに入れることもありました。
息子の場合は、一人ですが、園ともなると何人もの子の鼻水を拭いたティッシュが


この講習会では、お子さんを預かる方は、↓これを徹底してくださいと言われました。

鼻をかんだティッシュをポケットに入れない
鼻の拭き方は、鼻下に広げないでつまんでふく


これだけも、かなり感染は抑えられるそうです。
外出時は、使用後のティッシュを入れるビニール袋を持っていくとよいです。


さて。

昨日までの記事を読んでいただいた方には、お分かりだと思いますが、
「子どもが自分で拭いて、自分で捨てる」というやり方をしたら、どうでしょう?
自分で歩けるようになったお子さんでしたら、自分でできますよね。
先生がティッシュで拭いてあげたり、そのティッシュをポケットに入れることはなくなりますね。
感染防止にもなりますね。

年少以上になれば、ポケットにハンカチ・ティッシュを持っていくので、
先生にふいてもらうことはないかなと思います。
そのため、入園前に、できるようになっているといいですね。

年少未満でも、きちんとモンテッソーリを実践されている園でしたら、
先生が子どもの鼻をふいたり、使用後のティッシュをポケットに入れることはないと思います。


よかったら、ご家庭でも、ご参考にしてください。

【参考記事】
子どもに鼻のかみ方を教える

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子どもに鼻のかみ方を教える

2013年12月18日 | 鼻のかみ方

急に寒くなりましたが、風邪などひいていませんか?
息子は、この冬になってから、2度も風邪をひいてしまいました。

お子さんたちも、鼻水が出ていることがよくあります。

そんなときは、「鼻かむ?」とか「かんでみようか?」と声をかけ、
鏡の前に一緒に行きます。

顔は「尊厳」の部分なので、お子さんに許可なく、勝手に拭いてはいけません。
モンテッソーリ女史が子どもたちに鼻のかみ方を提示をして
拍手をもらったというエピソードがありますが、子どもたちは勝手に拭かれたくないのです。

お母さんに横から拭かれて嫌がるお子さんでも、
鼻水を気にしている様子を見せていたり、お仕事のキリがついたところなどで、
「一緒に鼻かみに行こうか」と誘うと素直についてきます。

鏡のコーナーには、ティッシュとくしがおいてあります。
ゴミ箱も近くに置いてあります。
いつでも、身だしなみを整えられるようにです。

さて、ティッシュですが、ティッシュケースではありません。
小さな子が使いやすいように、取り出して、たたんであります。
鼻のかみ方を見せるときは、このティッシュを取り出して、広げます。
 普通のティッシュケースから出してたたむことをしなくてもすみます。
 お子さんがやりたかったら、たたむことを提示すればいいのです。


【提示】
 ティッシュを鼻にあてて、片方の鼻を押さえて、かみます。
 反対の鼻を押さえて、かみます。
 鼻の下をふきとって、ティッシュをたたんで捨てます。
 鼻水の量によっては、これを繰り返します。

かみ終わったら、
「鏡を見てみようね」「きれいになったかな?」と自分で確認させます。
まだうまく拭けていなくても、「きれいになった」というときもありますが、
「じゃあ、先生が拭いてもいいかな?」と聞くと、「いいよ」と言ってくれます。
慣れれば、自分で一人でかめるようになります。

小さいお子さんだと、出ているものだけをふき取るだけの提示の仕方もありますが、
しっかり鼻をかまないと、またすぐに出てきてしまいますよね。
また、ティッシュを鼻に当てることはできても、
口でふーんと言っていたりする場合もありませんか?


これは、鼻水が出ていないときにした方がいいのですが、
鼻から息を吐くためのいい練習方法があります。
以前、新聞に掲載されていたのですが、これで、息子ができるようになりました。

ティッシュを適当にちぎって、適当に丸めて、机におきます。
口を閉じて、片方の鼻をおさえて、片方の鼻から息を吐き出します。
ティッシュが飛んだら成功です。
ティッシュの大きさは、お子さんができる大きさで作ってくださいね。
ゲーム感覚でできて、楽しいと思いますよ。
 ただ、鼻水が出ているときにやると、大変なことになりそうです


鼻を拭かれると鼻の下が痛かったりして嫌がることもあると思いますので、
やわらかいティッシュを使うといいかもしれませんね。
お風呂で練習するという方法もあります。


鼻水がたまっていると、滲出性中耳炎(しんしゅつせいちゅうじえん)
なったりしますから、上手にできるようになるといいですね。
 息子が年少のときになりました。熱も痛みもないので気づきにくいのですが、
 聞こえが悪くなったので病院に行きました。早く気づいたので幸い薬だけで治りました。難聴の原因で一番多いそうです。


それから、たまに「両方の鼻をおさえてかむと思ってた」という方がいらっしゃいますが、
両方一緒にかむと耳によくないので、片方ずつかんだ方がいいそうですよ。

参考にしていただければ、うれしいです

お子さんがなかなか自分で靴をはいてくれない、自分で服を着ようとしてくれないので、
自分でやらせなきゃと思っているのだけど、ついやってあげてしまったり、
どうやってサポートしたらわかならいという方も、
サポートの仕方を伝えると、「なぁーんだ。そうやればいいんだ!」と納得されます。


こちらもご参考に。
【参考記事】
鼻をふいたティッシュは、どこへ?

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