平成28年11月17日(木)、雲南市立吉田中学校の学校林で全校生徒参加の間伐体験学習が実施されました。
【森林学習】
前段として、初めて間伐体験に参加する1年生4名に向けて、東部農林振興センター雲南事務所の職員が森林学習を行いました。
クイズ形式で森林の持つ公益的機能を知ってもらい、公益的機能を発揮させるためには間伐が必要なこと、そして間伐体験をするにあたり、伐倒方法や森林内での注意事項についての話をしました。
(森林学習の様子)
【間伐体験】
間伐体験は、全校生徒26名が6班に分かれ、間伐体験をしました。
飯石森林組合、雲南市、東部農林振興センター雲南事務所職員らの指導を受けながら、班ごとに決められた区域で、ノコギリを使ってスギを伐倒、枝払い、玉切りし、自分達で担いで学校まで搬出しました。
2、3年生はこれまで経験していることもあり、自分達の作業を終えると、積極的に他の班の手伝いをしている姿が見られました。
今年度の新たな取り組みとして、雲南市の森林バイオマスエネルギー事業を活用し、生徒達が搬出したスギ約1トン(昨年度と合わせて)は雲南市の地域通貨「里山券」と交換されました。このスギは市内の施設で燃料として使用される予定です。
(間伐する木を選ぶ際のポイントを指導者から説明)
(指導を受けながらノコギリで作業をする生徒達)
(伐倒方向を決めるための受け口づくり)
(ロープを使って、安全・確実に狙った方向へ伐倒)
(ノコギリを使った枝払いの様子と、森林組合作業員によるチェーンソーを使った枝払いのデモンストレーション)
(伐倒した木を協力して玉切りする様子)
(玉切りした材を担いで搬出する様子)