お久しぶりです!虫好き林業職員です。
今回は森林作業道の現地検査に行きました。
林業では、伐採した木材の運搬や、高性能林業機械等が作業する道を開設しますが、この道を「森林作業道」とよびます。作業道の開設にはいくつかの基準があり、それらを満たしていないと崩落や地すべりが起きやすくなり、非常に危険です。県の林業職員は、そのようなことが起きないように、きちんと基準を満たした道を作っているかを検査することも仕事の一つです。
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上の写真は森林作業道を検査している様子です。
作業道は、道の勾配などを事業体が事前に測量しているため、そのデータを参照しながらコンパスなどの道具を使って確認します。今回検査した森林作業道はきれいに施工されていました!
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検査中にはとても美しい丸太組も見られました。
森林作業道を含めた林内路網では、土だけでは安全性が確保できない区域がある場合に木や石などを用いて道の機能を強化することがあります。写真の丸太組も機能強化の一種です。
【今日の昆虫】
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今回は検査中に産卵中のオニヤンマを見つけました。
オニヤンマは大きな川よりも、上流域で水が少量流れるような細流を好みます。産卵はメスがホバリングしながら産卵管のある腹部先端を水面にちょんとつけるように複数回打水して行います。
産卵中は夢中になるのか、人の目の前に自ら飛んできても平気そうな顔で飛んでいました。これぞ王者(女王?)の風格かもしれません。