お久しぶりです!虫好き林業職員です。今回は森林作業道の現地検査に行きました。林業では、伐採した木材の運搬や、高性能林業機械等が作業する道を開設しますが、この道を「森林作業道」とよびます。作業道の開設にはいくつかの基準があり、それらを満たしていないと崩落や地すべりが起きやすくなり、非常に危険です。県の林業職員は、そのようなことが起きないように、きちんと基準を満たした道を作っているかを検査することも仕 . . . 本文を読む
こんにちは。虫好き林業職員です。今回は地上レーザ計測機器の実証実験に行きました。調査地は前回の毎木調査と同じ県有林で、毎木調査と比較してどのくらいの精度で計測できるのか調べることが目的です。左写真が地上レーザ計測機器(名称:OWL)です。胴体部からレーザを周囲に放射し、どの場所にどのサイズの樹木があるのかを記録します。あらかじめ設定した範囲で繰り返し計測することで、森林資源データを取得することがで . . . 本文を読む
こんにちは。虫好き林業職員です。今回は県有林で毎木調査の手伝いに行ってきました!目的地まで300 mほど山登り。なかなかの急勾配で、息を切らしながら現場にたどり着きました。毎木調査では、周辺の森林の特徴を調べることを目的として、標準的な環境を選択して四角形の調査範囲(今回は20 m×10 m)に区切り、範囲内にある樹木の数や種類のほか、専用の器具を使い、樹高と人の胸部の位置にある幹の太 . . . 本文を読む
このところの冷え込みで奥出雲町の船通山も雪化粧しました。ふもとでは今年もアテツマンサクの花が咲き始めました。北国では春を告げる花として有名ですが、この地方ではあまり騒がれることもなく、ひっそりと咲いています。
船通山
アテツマンサクの花
遠く望む吾妻山もやさしい山容を見せていました。
. . . 本文を読む
立春(2月4日)も過ぎここ数日暖かい日が続いています。旧暦ではこの日、立春から春になるそうです。内陸部の雲南市でも暖かい南向きの所ではもうふきのとうが頭をのぞかせていました。
道の駅「さくらの里きすき」のそばの「尺の内公園」では北国の花「マンサク」も咲き始めました。山陰にあるアテツマンサクと違いがく片が紅色を帯びています。
梅の花もほころび始めました。
陽気に誘われ . . . 本文を読む
雲南市の大東町しいたけ生産組合では3年前からジャンボしいたけの生産に取り組んでいます。
ジャンボしいたけとは種駒に菌興115号を使い、茸の直径5cm、厚さ2cm以上の原木生しいたけで「奥出雲ジャンボしいたけ」として広島市場に出荷しています。冬の寒さの中でしいたけを20日以上ゆっくり生長させるとジャンボしいたけができます。
取り組んでいるのは組合員7名で(ハウス栽培4名、露地栽培3名)、組 . . . 本文を読む
12月2~3日の寒波で奥出雲地方もようやく冬が近づいてきました。飯南町の大万木山(1,218m)にも例年より遅れて初冠雪がありました(私の知る限り)。雲南市吉田町と高野町を結ぶ林道杉戸篠原線の県境、新生坊峠も数cmの積雪があり、これから冬の間は閉ざされます。
吉田町杉戸から大万木山を望む
ふもとからはなかなかその山容を見ることのできない奥出雲町の猿政山(1,267m)
は、新生坊あた . . . 本文を読む
新緑の中カスミザクラが咲いています。ところで、この地方の山では三たびサクラを楽しめることをご存じでしたか。
まずソメイヨシノもまだつぼみの3月中下旬頃咲くのがエドヒガンです。葉の展開前に咲くのが特徴で、この性質はソメイヨシノに受け継がれています。エドヒガンは雲南市三刀屋町には点在しているようです。古木・名木も多くこの地方では飯南町の「祝原のエドヒガン」や雲南市掛合町の「苗代桜」などがあります . . . 本文を読む
雲南市掛合町掛合に見事な花をつけているエドヒガンがあります。所有者は白築泰偉(よしい)さんです。地元では苗代をつくるころ咲くので「苗代桜」と呼んでいるそうです。桜の種類はわからなかったのですが、10年ほど前に島根大学の先生が桜を見に来られ、エドヒガンであることがわかったそうです。樹齢は不明ですが、200年以上は経っているだろうということでした。
所有者の白築さん
. . . 本文を読む
イイギリの赤い実が冬の雪山に映えています。別名は赤い実がナンテンに似ているところからナンテンギリ(南天桐)。葉は互生でハート型または卵形、キリの葉に似ており、その大きな葉で飯を包んだためイイギリ(飯桐)と名付けられたとのこと。葉の根元に蜜腺が2個あります。
山地のやや湿ったところに生育し、幹は通直で枝が車軸状に横に伸びる樹形も特徴的です。雌雄別株ですが、時に雌雄雑居性だそうです。
雲南市吉田 . . . 本文を読む
今年は例年より数週間紅葉が遅れたそうです。12月に入ってもきれいな紅葉をみることができました(八雲山)。ところで、山がやけに茶色だと思いませんか。例年だったらケヤキは早々と落葉しているのですが、今年は茶色の葉をつけたまま、冬を迎えようとしています。秋の冷え込みが少なくて、ケヤキの葉の離層に異変があったのでしょうか。
八雲山…コハウチハカエデ(12月2日)
. . . 本文を読む
1.森林には、精神安定効果がある。(一般論)
森林には、音を減衰させることによる静けさと同時に、風にそよぐ木々の揺れ、せせらぎ音、小鳥のさえずりなど自然のゆらぎ音(1/f ゆらぎ)で不快な騒音を快適な音と交換するマスキングの働きがある。樹木が放出する揮発芳香物質や針葉樹の殺菌作用は、精神安定効果が高くストレスの緩和をもたらす。
そして、人間の五感を通して緊張状態におかれている現代人の心身のリフ . . . 本文を読む
今年は紅葉が遅れているようですが、雲南市吉田町の奥、大万木山から新生坊峠、毛無山にかけての稜線がようやく色づき始めました。朝夕めっきり冷え込んできましたので、これから徐々に里部の紅葉が始まるでしょう。
. . . 本文を読む
なかなか地図だけでは?の人に朗報。
航空写真が有効です。
道路や河川はもちろん、森林の状況(竹林とか人工林とか)がひと目で分かります。
県では「しまね森林情報ステーション」で公開しています。
アクセス方法は
島根県庁HPから → 森林整備課 → しまね森林情報ステーション
アディオス
. . . 本文を読む