【雲南地域】森林・林業のお知らせ

(島根県東部農林水産振興センター雲南事務所 林業部が伝える情報ブログ)

ニホンジカによる林業被害状況の調査を行いました。

2023年12月27日 | 鳥獣
  島根県では、ニホンジカ(以下、シカ)による農林業被害は島根半島に限られていました。しかし近年、中国山地側でもシカの生息域が拡大傾向にあり、林業被害を確認した地域も出始めており、今後の被害拡大が懸念されています。 そこで、広域でのシカによる林業被害の発生状況を把握し、今後適切な被害対策へつなげるため、雲南管内の3市町で被害状況調査を行いました。(写真1)写真1:調査地全景 調査した結果、ほぼ全て . . . 本文を読む

竹を活用した鳥獣被害対策

2023年10月04日 | 鳥獣
 以前にご紹介した竹マルチについて、草抑えやイノシシの圃場への侵入抑制効果を検証するため、竹林の林縁部と、イノシシのひそみ場となっていた耕作放棄地の2箇所へ竹マルチを設置しました。 竹の上は滑りやすいため、農作業への影響を考えて、頻繁に人は立ち入らないが管理が必要、またはイノシシの侵入経路となっている場所を選定しました。 前の記事はこちら竹を活用した鳥獣被害対策 - 【雲南地域】森林・林業のお知ら . . . 本文を読む

竹を活用した鳥獣被害対策

2023年05月22日 | 鳥獣
 5月17日に地域自主組織 雲見の里いいし主催で、竹マルチを用いてサツマイモの苗植えを行いました。竹マルチは、黒マルチの代用として竹を使用して、イノシシの掘り返しやサルに苗を抜かれる被害を抑える方法です。 この地域では、4年前から竹マルチの取り組みを行っています。昨年は、竹マルチの手前までイノシシが来ていたが被害はなく、楽しく収穫できたとのこと。今年は新たな挑戦として、例年畝に平行に置いている竹を . . . 本文を読む

多根交流センターにて、ツキノワグマ学習会を行いました!

2023年05月12日 | 鳥獣
  5月2日に掛合小学校の1・2年生を対象として、ツキノワグマ学習会を行いました。 雲南市内の小学校では、クマが身近な動物で、登下校中にクマと遭遇する可能性があることから、クマ鈴を携帯しています。今回の学習会では、クマの特徴やクマ鈴を身に着ける理由、人里へ寄せないために家庭や地域で行っている対策、万が一出会った場合の対処法を剝製や頭骨を用いて紹介しました。 そのほかに、山で生活している動物が人里に . . . 本文を読む

奥出雲町でイノシシ対策用の電気柵設置研修会

2021年08月18日 | 鳥獣
 7月14日に奥出雲町鳥上地区の営農法人「山県」で電気柵設置研修会を行いました。  山県内では広域メッシュ柵を集落の周りに設置していますが、電気柵はほとんど導入していない状況です。今後の鳥獣対策で何か新しい方法も考えたいと相談があり、ほぼ毎年被害が出る圃場で電気柵の設置とその後の管理をやってみることになりました。電気柵設置時のポイントとして、・電気柵線の高さは地面から20cm+20cm・支柱を約4 . . . 本文を読む

雲南市内の小・中学校でツキノワグマ学習会を行いました!

2019年08月02日 | 鳥獣
近年、人里付近でクマの出没が増えており雲南市内でもツキノワグマの目撃があります。子どもたちが登下校中等に遭遇する可能性もあることから、「ツキノワグマはどんな動物なのか」正しい知識を持ち、万が一遭遇した場合の正しい対処法を学んでもらうことを目的に雲南市内5校の小・中学校で学習会を行いました。 . . . 本文を読む

電気柵点検

2019年07月29日 | 鳥獣
みなさん、こんにちは。梅雨が明けて厳しい暑さが続いています。外で作業される方は特にお気をつけください。 7月25日に奥出雲町阿井地区において電気柵の点検を行いました。阿井地区では営農組合等が連携をして、共通課題解決に向けて取り組み「阿井地区の農業が将来にわたり持続可能な営農体制づくり」を目指しています。 それぞれの集落において、すでに設置してある電気柵について改善点や設置・管理についての疑 . . . 本文を読む