マンション管理のお勉強日記+スピリチュアルなブログ:飯田史彦教授 江原啓之氏 坂本政道氏等の精神世界の書籍を読んで

先立った最愛の彼女といつか必ず逢いたい…彼女が枕元に置いて逝った江原啓之氏の書籍…Spiritualな世界の存在を信じて

ハローワーク西陣を思い出して

2014年07月14日 19時38分52秒 | ▼▲退職⇒転職そして・・・つれづれ日記
京都市上京区大宮通中立売、京都の中立売と言えば、
私はこのハローワーク西陣を思い出します。

確か、立命館大学行きのバスが、この前を走って
いたと思います。

・・・

今の会社に入社したときに50代のベテラン経理マン
の先輩がいたのですが、定年を待たずして退職すると
聞きました。

「退職」

私が初めて、退職という経験して、よく訪れたのが京
都のハローワーク西陣でした。

当時は、世間一般で使える技能や資格も無く、とにか
くどのような仕事の募集があるのかを調べに行きまし
た。

銀行員のときに取得した証券外務員やきんざいの金融
業務検定、銀行業務検定などは、世間では超マイナー
で「それは何に???」という扱いでした。

このとき、私は「こんな資格をいくら持っていても、
世間では全く通用しない」ということを痛感しました。

・・・

唯一の転職の武器となったのは、やはり「元銀行員」
という経歴でした。

ただ、私は4月に社会人から立命館大学の夜間主コース
へ通う学生となっていましたので、当時(25歳)は、
まだそんなに焦っての仕事探しではありませんでした。

そこで、社会人から社会人学生となった年の11月
(26歳になっていました)に日商簿記2級と全経
簿記1級を取得して、このハローワーク西陣で税理士
事務所の補助業務の募集を見つけて大学院へ進学する
までの約1年間、税理士事務所で働きました。

「日商簿記2級」と「全経簿記1級」で仕事先が
見つかったと言うよりも、やはり「元銀行員」だった
ことが雇ってみようと思ったきっかけだったと所長か
ら聞きました。

・・・

確かに経理関係を希望する25歳、26歳で日商簿記
2級レベルなら、ゴロゴロいました。
(ゴロゴロいたと言いましても、持っていなければ
同じ土俵にすら立てないので、経理関連に就きたい場
合には簿記資格の取得は大事です)


そして、その後、大学院へ進学しました。

税理士を目指そうと思ったのは確かです。

しかし、一番肝心な「お金が無い(勉強するお金が尽
きた)」という資金源が枯渇して、とにかく、4畳半
一間のボロアパートに住み、夜間に守山市でプリント
基板加工のアルバイトを7時間して生活費を得るとい
った暮らしでした。

一番、おカネに困った時期でした。

そして、「『学ぶ』よりも、まずは生活をするために
稼がないといけない」「資格の勉強をしている余裕
など無い」と感じて、8月の申込締切当日に宅建協会
の支部へ行き「宅地建物取引主任者」の資格試験を申
込ました。

もちろん、教材は市販の書籍しか買えませんでした。

そう、ブログにも書きましたが「らくらく宅建塾」
週間住宅新報社 宅建国宝と呼ばれている佐藤孝氏
の書籍と分野別、直前模試編を使用して10月の試験
に合格できました。

この宅建を受ける前の3月に、簿記の基礎さえ忘れか
けているという危機感から「建設業経理事務士2級」
を受験して取得していました。
(TAC出版の市販テキスト・問題を使用)

頭の中の回転は、この建設業簿記の試験を受けていた
ことで、どうにか回るようなっていたため、8月申込
で10月に宅建一発合格が果たせたように思います。

日商簿記2級や全経簿記1級もジュンク堂で購入した
市販本で、市販本でもある程度のレベルまでの試験
ならば合格できると感じていました。

・・・

そして、再度社会人となって、不動産関連の仕事を
していて、何年振りかに「最近、頭を使っていない
なぁ」と感じて「管理業務主任者」の国家資格を取ろ
うと勉強しました。しかし、1回目の受験では1点足
らずに不合格・・・

テキストは、「楽学管理業務主任者」を使用していま
して、このテキストは分かりやすくて良いと感じて
いましたので、翌年も同じテキストを購入して、さら
にヤフオクで200円だったでしょうか、1年前の
LECの通信講座用のマンション管理士のテキストを
購入して再チャレンジしました。

そして、2回目の受験では合格点に達して合格でき
ました。

京都、そして、その後に滋賀と住み、その間に「技」
となる技能を身につけた、私の出発点が、この京都の
ハローワーク西陣からだったと思っています。

ここを訪れたとき、私はコレといった「目に見える」
技を持っていなかった。

そこから、今の私が始まったと感じています。

・・・

ですので、

「退職」「会社を辞める」と聞きますと、私の脳裏に
いつも「では、あなたは何ができますか?」という
問いかけが浮かんできます。

・・・

「あのとき、頑張っていなかったら・・・どうなって
いたのだろう」と思うときもあります。

・・・

今は、「今、勤めている会社が必要としていること」
をもくもくとこなしていくだけです。

それは、実務も、会社側にとって有用な資格取得も
そうです。

・・・

「退職」については、私も結構ベテランです。

しかし、ベテラン社員のその方は、学校を出て、この
会社一本で来た人です。勤続30年以上。

「退職」「退職後の職探し」「自分探し」をこれから
身を持って経験することは・・・私はお薦めできません。

わざわざ世間の荒波に飛び込むなんて・・・

30年以上も勤めることが出来た会社に新卒時に巡り
会えたこと自体、幸せなことで強運の持ち主だと私
はそう思います。

それを手放すのか・・・と。

私は、契約社員として今の会社に入り、会社の指示で
運行管理者(貨物)や第一種衛生管理者を取得して
正社員まで這い上がってきた身であり、それまでの間は
職を転々としてきた辛さも味わっています。

その「現実の厳しさ」と「安定した職に就くという難
しさ」を知らずに、飛び出すのは、まさに自殺行為に
等しいとさえ思います。

ただ、いい歳をした方にあれこれ言う立場でもありませ
んので、そっと見送るしかありませんが、私はこのよう
に去って行く社員を見ていますと、どうしても、京都の
ハローワーク西陣を思い出してなりません。


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