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臨床心理の重鎮、河合先生死去 -大学院と資格-

2007年07月19日 20時32分08秒 | □私の気になる記事
河合隼雄氏が死去=元文化庁長官、教育にも尽力-ユング派心理学の第一人者
7月19日17時1分配信 時事通信


元文化庁長官で臨床心理学者の河合隼雄(かわい・はやお)氏が19日午後2時2分、
脳梗塞(こうそく)のため、入院中の奈良県天理市の病院で死去した。79歳だった。
兵庫県篠山市出身。本人、遺族の希望により密葬を行い、後日、お別れの会を開く。

河合氏は昨年8月、奈良市の自宅で就寝中に脳梗塞を起こし、搬送先の病院で緊急
手術を受けたが、意識不明の状態が続いていた。今年1月、任期満了で長官を退任
した。

1952年、京都大理学部数学科卒。米国留学を経て62年からスイス・チューリヒのユ
ング研究所で学び、日本人として初めてユング派精神分析家の資格を取得。わが国
のユング派心理分析の第一人者として知られる。

臨床心理学者の立場から、日本と海外の神話の比較研究を行うなど、日本文化論で
も独自の優れた業績を上げた。
行政や教育の分野にも通じ、広く活躍。故小渕恵三元首相の私的諮問機関「21世紀
日本の構想」懇談会の座長や、教育改革国民会議委員など政府関係委員を歴任し、
2002年1月、史上3人目の民間人として文化庁長官に就任した。児童・生徒の心の悩
みにも関心を寄せ、スクールカウンセラー導入にも尽力した。 

・・・

河合先生のお名前は、私も存じておりました。
亡くなられたのですか。この記事を見て、ときというものの流れを感じました。

河合先生の書籍は、スピリチュアルな書籍の近くによく並んでいるのを見かけたも
のです。

私がこの方を知ったのは、臨床心理士という資格について、世間がその資格をもて
はやすようになった頃に知りました。

ちなみに、私の大学における第一の母校、吉備国際大学も大学院に臨床心理学研究
科という研究科を設立しています。
(財)日本臨床心理士資格認定協会というところから第1種指定大学院(大学院修
了後、実務経験を積まなくても臨床心理士の受験が出来る)として認可を受けて、
臨床心理士受験資格が取れる学校という「ウリの一つ」にしています。

第二の母校、立命館大学では応用人間科学研究科という研究科で同じく臨床心理士
の受験資格が取れるようになっています。

河合先生は臨床心理学のドンであり、この財団の協会を設立した際には京都大学教
授で日本臨床心理学会の理事長だったそうです。そして有資格者の集まりである日
本臨床心理士会の会長です。

ただ。。。

臨床心理士というと国家資格というイメージがありますが、これは民間資格です。

この資格を国家資格にと懸命に努力され議員立法案にまで挙げましたが、日本医師
会や精神科医の先生方の集まり(協会)と協調を取らなかった(最終的には頭を下
げた?)ために、次々と政治力の強い団体から反対声明を出され、結局は実現せず
に終わったような経緯があります。

臨床心理士資格も医師国家資格と張り合うために大学院修士課程の修了を受験要件
とし、そして当初は医師の指示の下ということも拒否した考えを示していました。

日本医師会などは、他の団体が進めている「医療心理師」資格を国家資格にしよう
として、大学院進学を要件としていません。

詳しくは、ネットで検索して見てください。

ようは・・・政治にも政界にも影響力を持つお医者さん集団を敵に回すと、大変と
いうことです。

その問題は、どなたかが河合先生の意思を継いで、今後も続けられると思いますが
国家資格にしたいがために「医師の指導に従う」ことを最終的に法案へ盛り込んだ
にも関わらず、日本医師会等から反対され、また臨床心理士という心理職の資格だ
けをスライド的に国家資格としたら、他の民間心理系資格を行っている団体と有資
格者との間に不公平が生じるという問題もあり、それなら新たに国家資格としての
心理の資格を創ったらよいという流れに日本医師会等がもっていっています。

利権の転がっている試験実施団体にはさせないぞという思惑も見え隠れしています。
(もちろん反対も)

学校でのカウンセリング=文部科学省
医療現場でのカウンセリング=厚生労働省

省庁をまたがる問題、医師との確執など色々絡み合っているようです。
「医療心理師」資格を創ろうとしている団体は、臨床心理士をもっていても再度受
験しないと駄目とか、学校のカウンセリング経験では残念ながら進めている資格は
受けられないなど、かなり臨床心理士の集まりの組織を意識しています。

これでは、今の現役の高校生などは、どのルートで、どこで学び、どの資格を取れ
ば、将来心理職に就けるのか迷いますね。

・・・この話はここまでにしますね。

心理職に国家資格がないのは、ゴチャゴチャお偉い方々で押し問答を繰り返してい
るからのようですね。

河合先生は心理職の地位向上・職場内での地位確保にもご尽力された方でした。



そうそう、「今から福祉系の仕事に就きたい」「でも・・・大学を出てて、今更専
門学校(2年)になどいけない」「どうせ行くなら大学院へ行きたいが、大学院で
は福祉系国家資格なんて取れない」「諦めようか」と思っている方には、


知る人ぞ知る道があります。

国家資格である社会福祉士の受験資格を、専門学校でもなく大学学部でもなく、
大学院の2年間で取る方法です。

それは、立命館大学大学院社会学研究科で可能なのです。



30歳くらい以降の方なら、高校卒業⇒大学卒業⇒社会人、そして福祉の道が高校
生のとき、それほど広くなかったので、今思うとやり直ししたいなぁということも
あるでしょう。


その道は、専門学校だけではありません。
大学院で「社会学修士」の学位とともに「社会福祉士の受験資格」を手に入れ、後
戻りややり直しではなく、ステップアップする唯一の福祉系の道が立命館にはあります。

知っている人は、このルートで福祉系職種に転職しています。

大学院に在籍しながら、学部で科目履修する方法だと思いますが、私もそうやって
高校の商業免許を取りましたから、出来ないことはないと思いますよ。
学校自体、大学院社会学研究科のウリにしていますので。
(立命館大学大学院社会学研究科のHPをご参照ください。)


文系理系大学卒業の社会人が、福祉系へ転職するならこのルートって良いと思いま
せんか?

立命館大学って、やっぱり賢いなぁとつくづくそう思いました。
気持ちが分かっているというか、ニーズに敏感というか、ツボを心得ている大学です。
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