製造業派遣禁止へ法案提出・・・さすがは新政権、素早い対応ですね

製造業派遣禁止へ法案提出＝通常国会に－鳩山首相
10月29日18時34分配信 時事通信

鳩山由紀夫首相は29日の衆院代表質問で、労働者派遣法改正案について「3党連立合
意に製造業派遣の原則禁止などが盛り込まれている。これらを踏まえ通常国会への
法案提出を目指し、厚生労働省審議会で検討をスタートした」と述べ、規制強化に
向け通常国会に提出する考えを示した。
鳩山首相は「雇用にかかわる行き過ぎた規制緩和を適正化し、労働者の生活の安定
を図ることは重要だ」と強調。審議会に関しては「年内に結論が出ることを期待し
ている」と語った。共産党の志位和夫委員長への答弁。

・・・

なかなか素早い対応＆展開ですね。
さすがは新政権と言ったところでしょうか。

あまりにも労働者を軽く扱い過ぎた数年間だったと思います。

しかし・・・
派遣社員が駄目なら、今度は契約社員で正社員の雇用条件とは一線を引く手を
使うでしょうから、不安定雇用は是正・改善されるかというと、それは疑問の
残るところです。
すでに、自社グループ内に派遣会社を持ち、そこから自社内へ派遣している
会社は、自社の契約社員に切り替えています。

派遣社員から勤め先の契約社員になった人と数日前に話をしていましたが、
結局は賃金も変わらずで、また有期雇用なので更新時に景気が悪ければ、クビを
切られかねないといった状況でした。

「すぐにクビを切られるか」「半年～１年後の更新時に切られるか」の違い
だけで、クビに出来ないわけではないですから、結局は同じことのように
思います。


企業側が採用する際の条件を法律で、
アルバイト・パート採用か正社員採用の二者択一にしないと、
不安定雇用は無くならないでしょうね。

でも、まぁ労働者にとっては良い方向に向かっている，その第一歩と言える
のではないでしょうか。