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忘れてました・・・今年の宅地建物取引主任者試験:合格率16.2%

2008年12月31日 01時32分40秒 | □【資格試験】独学の部屋
先ほど、来年こそ何か資格をと思い、「2006-2007 価値ある資格200」
ダイヤモンド社という古い資格の本を見ていましたら、

今年の宅建試験ってどうだったのかな?
とふと思い、調べてみました。

今年は50問中33問正解で合格でした。
(講習で試験一部免除者は45問中28問正解で合格)

私が宅建を受けたときには、35問正解の人でも落ちた年でした。

その年、はじめて「宅建は35問正解したら合格」
という神話が崩れた年でして、最低合格ラインが36問正解で合格でした。

どの、どんな試験も、毎年難易度が変わります。出題の難易度を一定に
保つほうが至難の業とも言えますけどね。

測量士補のように毎年の試験の難易度に関係なく、一定ライン(65%)以上の
成績を取った人は全員合格という国家資格とは違い、宅建も他の多くの国家資格
同様、上位○○%までが合格という競争試験であることがはっきり分かった
年でもありました。

上位○○%位までと決めている試験のことを定員制試験とも呼ぶようです。


今年の宅建の合格率は、16.2%
(昨年は35問で合格 合格率17.3%)

合格率は15%~17%という通説通りの範囲内での結果でしたので、
今年は「例年より少し試験内容が難しかった」ということですね。

しかし・・・
講習で一部試験免除の人が3万8千人も受けているそうです。

その一部試験免除者の合格率は22.6%

普通に宅建試験を受けた人(不動産業界に勤めていない社会人や主婦、学生)
は、かなり不利で厳しい試験だと思います。

確か・・・
講習で一部試験免除でも以前は、3年間の実務経験がある人しか
講習を受けられませんでした。
不動産業界で3年勤めるというのは長いことです。
仕事やノルマは厳しいですし、時間もないですから。

平成16年度の宅建試験での一部試験免除者は3,944人でした。
今は不動産業界に入り、従業員者証さえ持っていれば、
誰でも免除講習を受けられるようになり、4年前の10倍もの人が
この制度を利用して宅建資格を取得しています。


50問中の5問がもらえる。
50問中の5問は大きいですよね。

私は、不動産業界で働いていない社会人の方や学生さん、主婦の方
との不均衡、不平等があると感じています。
試験は上位15%~17%までと線引きしている競争なのですからね。

ようは、実際に不動産業界で働いていて宅建を持っていない人が勉強する
時間もなく、学生さんや主婦に合格を持っていかれるから、嵩上げして
あげましょうという制度を作ったわけでしょうけど。

実際に実務を行い働いている人が合格できない
未経験の人が多く合格する

世間一般の人から見ましたら、そのこと自体「?」ですよね。
不動産業界で働いていて、プロなのに忙しいからといって不動産の基礎の
宅建試験が合格できないの?と思われるのでないかなぁ。

「忙しいことを言い訳にするな!」
「努力が足りんのや!」
とよくいう業界なのに、おかしなことです。

・・・

私自身は宅建免許の5年更新も終わり、また5年間期限が延びました。
いつまでこの業界にいるのやら・・・

(追加)
平成20年度宅地建物取引主任者試験
一般の合格者25,256人(19年は 26,694人),合格率14.77%(19年は 15.2%), 
登録講習修了者の合格者8,690人(19年は 9,509人),合格率22.6%(19年は27.9%)

一般の合格者の合格率は、14.77%ですか。。。
講習修了者の合格率と、かなり差があります。
国家試験なのに、これは明らかに不平等です。
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