マンション管理のお勉強日記+スピリチュアルなブログ:飯田史彦教授 江原啓之氏 坂本政道氏等の精神世界の書籍を読んで

先立った最愛の彼女といつか必ず逢いたい…彼女が枕元に置いて逝った江原啓之氏の書籍…Spiritualな世界の存在を信じて

現状の投資利回り:表面利回りと実質利回り

2014年06月17日 23時52分20秒 | □コツコツ節約&貯蓄
私も2月・3月という異動の多い月で退去が出た
ものですから、あまり管理経費を考えずに、管理
会社へ任せてしまったという経緯があります。

3/21に入居が決まったのは良かったのですが、
家賃を引下げたのと、集金代行をお願いしたこと
で、投資利回り(表面利回り,実質利回り)が下
がってしまいました。


こちらの表面利回りで見ますと

4階:17.8%(前入居者迄:19.0%)
5階:17.5%

入居前(空室・新築時)には「想定利回り」とも
呼ばれています。

よく利回り「10%以上」というのは、この
利回りを指してのことです。

10年で、購入価格が回収できるという見方です。

しかし、私は、この指標は見ていません。

文字通り「表面的なことだけ」を表した利回り
(単純利回り)で実際の収支が見えてきません。

グロス利回りとも言います。


こちらの実質利回りで見ますと
4階:11.4%(前入居者迄:12.6%)
5階:11.1%


分譲マンションですので、「管理費」がかかります。
内容は、共有部分の清掃や日中常駐の管理人費用、
火災保険(持分割)、諸経費です。

また、「修繕積立金」もかかります。
壁や駐車場の修繕等の費用です。

これらは、毎月自動引落で支払いしています。

・・・

そして、固定資産税等の税金の支払いです。

また、集金代行等を管理会社へお願いしますと管理
費とは別に、毎月管理経費がかかります。

これらの支出(経費)を考えた利回りでないと、賃
貸して入居者がいても収支が合わなくなります。

・・・

もちろん、家賃を安くすると、入居者も決まり易く
なりますが、入居後に家賃改定はほぼ困難なので
急いで安い家賃で貸し出すのにも問題があります。

「空室よりかは、いいじゃないですか」

と、不動産会社は家賃を下げての入居促進を図りま
すが、貸主側としては「最低限の収入」がないと、
何をしているのか分からなくなります。


私は・・・今思えば、
法人契約でしたので、集金代行は外せばよかったと
思いました。

・・・




「実質利回り」

これが大事です。

「実質利回り=実際に入ってくる収入(キャッシュ)」

ということです。

キャッシュで残る金額を購入価格で割ってパーセント
を掛けた数字が、本当の収益力です。

この「実質利回り」で10%以上の収益が出ない
物件はお薦めできません。




それは何故か。

建物は、どんなに管理が行き届いていても、年数が
経てば「築年数」が古くなります。

築4年、築14年、築19年、築29年・・・

2010年1月築
2000年1月築
1995年1月築
1985年1月築

と築年数が古くなればなるほど、購入者が「物件を見る
前」に「古いなぁ」と感じてしまいます。

これは、賃貸物件も同じです。

ですので、徐々に売買価格も賃貸の家賃価格も下がって
いくのが世の常ですので、出来るだけ高い利回りで賃貸
することが肝要です。


では、「家賃設定を高くすればよいのか」

古くて家賃が高いとなると借り手はいません。


やはり、周辺地域の同タイプの家賃価格帯で家賃設定を
しなければ入居希望者は見つかりません。

分譲マンションの場合、同じ間取りでも、賃貸用のアパ
ートとは違い、

「鉄筋コンクリート造」「管理人が常駐(日中)」
「玄関はオートロック&カメラ付」「夜間は警備保障」
と、「付加価値」が多くありますので、若干高めの家賃
帯での設定が出来ますが、それでも限界があります。

「では、どうすれば『実質利回りを10%以上』に
できるのか」

それは、「購入価格」です。


私もブログ内で何度か記事に書きましたが、
やはり、「安く購入する」のが一番です。

分母の「購入価格」が小さくなると、実質利回りはUP
します。

では、「安く購入するには」ですよね。


そこがPOINT

「足で稼ぐ(地道に自分で不動産回りをする。情報を
得る)」ということですね。・・・




投資利回りは、「表面利回りで考えていてはダメ」
「実質利回りで物件を見る」という考えが大切という
ことです。


その点で、今回の入居者入替時の対応は、イマイチ
だったなぁと感じています。

「自分がラク(楽)をすれば、出費となる」
わけですね。

ただ、時(時間)の有効活用という面も考慮しなけれ
ばなりません。延滞家賃の督促等の手間を考えると
何がベストかは、個々人の事情によって違ってきます
からね。難しいですね。


なお、築年数30年以上でリユース物件というものが
特に都心部に多くあります。

「耐震補強」「今の流行に合わせた間取り変更」etc

ある程度「価値」が蘇り、家賃価格も高く設定できる
ようですが、購入価格もかなり高額です。

新築高層マンションよりかは格段に安いですが、それ
でもフルリフォームしているだけあって、価格もファ
ミリータイプ(3LDK以上)になると3~4千万円
はします。

ご自身で住むのであれば「お手頃」かも知れませんが
3~4千万円を賃貸で回収しようとなると、容易では
ありません。

そして、さらに年数が経つと・・・

ハイリスク、ローリターンは避けたほうがよいです。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 役に立つ資格取得と社内での評価 | トップ | 普通傷害保険:個人賠償責任... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

□コツコツ節約&貯蓄」カテゴリの最新記事