マンション管理のお勉強日記+スピリチュアルなブログ:飯田史彦教授 江原啓之氏 坂本政道氏等の精神世界の書籍を読んで

先立った最愛の彼女といつか必ず逢いたい…彼女が枕元に置いて逝った江原啓之氏の書籍…Spiritualな世界の存在を信じて

宅地建物取引主任者資格試験 今年の申込人数26万人

2007年08月20日 12時44分09秒 | □【資格試験】独学の部屋
景気の動向と連動して受験者が増減すると言われる「宅建試験」。

平成19年度の受験申込者数は、26万534人だそうです。

特に講習を受けて5点免除で嵩上げ受験の者は、36,232人もいるそうです。

・・・

私が宅建を取ったときには、5点免除者は3500人程度でした。
当時は、講習を受けるのに実務経験が3年必要だったように思います。

今は、従業者の登録をすれば、すぐに講習を受けることができるようになり、
「宅建業界で働く人を優遇・優先」した試験となっています。

私は実務経験がなかったので、通常の試験を受けての合格でした。

・・・

過去3年間の申込者数は、
平成18年240,278人(合格率17.1%)(免除なし15.8%)
平成17年226,665人(合格率17.3%)(免除なし15.9%)
平成16年216,830人(合格率15.9%)(免除なし15.7%)

簡単に免除できるようになって、免除者の合格率は、
平成17年29.0%、平成18年25.4%
となっています。

合格に占める免除者の占有率
制度が始まった平成9年~平成16年までは、3~4%
簡単に免除ができるようになっった平成17年には17.6%
そして、昨年平成18年には21.2%となっています。

・・・

現役大学生、主婦、不動産業以外のサラリーマンなどが受験するので、実際に宅建
業で働いている人がまともに受験してもなかなか受からない→免除制度で嵩上げ、
ということになったようですが、果たしてそれが「平等」「公平・公正」なのかは
疑問です。(と、私は思います。)

時間のある学生さんだって、子育てしながら専業主婦をやっている人だって、みん
な自分の時間を削って年に1度の試験に向けて勉強しているわけですから、区別し
ちゃいけないんじゃないの?と思います。

「なかなか試験に合格できない、今まさに宅建業で生計を立てている人は、可哀想
だから、救ってあげよう。」という考えを国家資格の合格率に影響させてしまうと
「勉強する時間が有る無しは個人の私的な都合」「じゃあ、今不動産業とは関係の
ない会社の社員で、夜23時まで働いていて、将来不動産業界へ転職を考えている
人は、嵩上げ講習は受けられないの?」というのも不平等ですね。

「不動産業界へ就職・転職したい」という意思のある方(合格後、気が変わるのは
仕方なし)は、現役学生でも主婦でも誰でも全員、5点免除の講習を受けさせるべ
きです。

講習代金を支払ってまでも宅建資格が取りたい!
という人と、そんな講習代金を払いたくないと正攻法で受ける人とに、別けるとこ
ろまでが「平等」「公平・公正」のラインではないでしょうか。

「資格は取ってからが勝負」
「資格なんてどうでもいい、実務が出来ればいいんだ」

その言葉は、世間でよく聞く言葉です。

しかし、マークシート50問の試験で資格を取る段階ですでに、一般の人を押し退
けた排除的な補助輪付では、その先の「実務が出来ればいいんだ」という言葉も説
得力に欠けると思います。

だいたい、宅建資格が無かった時は、有資格者に重要事項の説明や記名押印を頼ん
でたわけですから、「一人前」ではなかった者が言えるセリフでもないですしね。

26万人もの人が取りたいと思う国家資格だからこそ、「平等」「公平・公正」な
資格試験にしないといけませんね。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 小泉孝太郎氏出演の -オー... | トップ | 日本の総人口の1割が分譲マ... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

□【資格試験】独学の部屋」カテゴリの最新記事